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「スペック」で人を判断することなかれ【雑記】

高学歴で高年収なイケメン美女たちが『ハイスペック』だなんてただの勘違いですから。


 

 

コダモンです。(@_kodamon)

 

 

最近「スペック」という言葉が気になりました。

 

 

 

「あの人って年収1000万超えてるの?」

 

 

 

「まだ30歳でしかもマネージャーだってさ」

 

 

 

「へぇー…スペック高いじゃん」

 

 

 

という会話に登場する『スペック』の事です。

 

 

 

このような言い回しは、もともと英語圏から流れてきたものと誤解しがちですが、そもそも海外では『人』を指してハイスペックなどとは言いません。

 

 

 

パソコンやスマホなどの「スペックが高い」ことはあっても、それを人の能力に対して使用する事はない。いや…これまでの長い海外生活で「聞いた事がない」と言った方が正解ですけど。

 

 

 

何はともあれ、“spec” (スペック、Specificationの略) という単語はもともと「規格」とか「仕様」という意味合いがあります。

 

 

 

そのため、前述の「へぇースペック高いじゃん」という使い方は、そもそもちょっと間違っています。言っている当人達は「レベルが高い」とか「パフォーマンスが高い」と言いたいのだと思いますが、厳密にはそういう使い方はできません。

 

 

 

つまり、その人の性格や特徴、能力などを「スペック」と捉えて表現するわけですが、その使い方は欧米では通用しない日本だけのガラパゴスなやつだと、一応認識しておいてください。

 

 

 

ただ…わたくしコダモンは、そんな事が言いたいのではないのです。

 

 

 

この「スペック」という言葉を安易に使う人に、ちょっとした警笛を鳴らしたいと思っています。

 

 

 

「スペックの高い人」って、みなさんどういった人の事を指しますか?

 

 

 

「年収1000万以上!

 

 

 

「都内に持ち家がある!」

 

 

 

「ルックスが良い!」

 

 

 

一般的には、だいたいこのような指標を用いて「スペックが高い」などと言ったりしますよね。「ハイスペック男子」という言い回しがあるように、女性が好む男性のステータスに当てはめられたりします。

 

 

 

「〇〇さんはハイスペックな人材だ」

 

 

 

日本のビジネスシーンでは、そのような使い方がされる事もあるようです。

 

 

 

しかし…どのようなシチュエーションであれ、人に対して「スペック」という言葉を用いるのはやめていただきたい。

 

 

 

なぜなら、これって全部上から目線のコメント』になっているからです。

 

 

 

何かにつけて「スペックスペック」言っている人は、恐らくその自覚がないと思います。むしろ、『ハイスペック』などの言い回しが誉め言葉だと思っているのかも。

 

 

 

でも、スペックという単語は本来『性能』を表記するために使用するものです。もちろん、コミュニケーションの中で使用する場合にも、その意味合いが正解です。

 

 

 

他人に自分の『性能』についてとやかく言われたい人なんていません。

 

 

 

少なくとも、わたくしコダモンは嫌です。放っておいてください (笑)

 

 

 

そもそも、『スペック』という言葉を使うあなたは、他人の『性能』を判断する立場にはいないのです。それをまずは理解していただきたい。

 

 

 

(おいおい…『スペック』ごときでそんなムキになりなさんな…)

 

 

 

そういう声も聞こえてきそうですが、続けます。

 

 

 

わたくしコダモンは、日本にいた当時から「スペック」という言葉が嫌いでした。

 

 

 

そのキッカケは忘れもしない。飲み会の中である友人が発した、心無い一言。

 

 

 

仲の良い男友達同士で飲んでいる時、その中の1人が最近付き合い始めた『彼女さん』の話になりました。

 

 

 

その女性の「年齢」「学歴」「職業」「ルックス」など。まだ誰一人その彼女さんとお会いした事もない状況で、情報や写真だけを頼りに、酒のアテにでもするように男同士でワイワイ盛り上がります。

 

 

 

その時、酔いも回った一人が、何を思ったのかこう言い放ったのです。

 

 

 

「確かにかわいい子だけど、お前のスペックに合わないよなぁ…」

 

 

 

…と。

 

 

 

自分だけでしょうか? 

 

 

 

この瞬間、マジでしらけました。

 

 

 

そいつに対して「お前何様なの?」と思った。まず、その発言が『上から目線』だからです。

 

 

 

でも、それよりも何よりも…。

 

 

 

「会ったことも無い人の事、何でそんな風に言えるの!?」

 

 

 

そう思って、呆れました。

 

 

 

これが『スペック』という言葉でなければ、そこまで気にならなかったと思います。

 

 

 

ただ、この瞬間…。

 

 

 

本来一番大事である人の『内面』。

 

 

 

付き合っている当人と彼女さんの間にある『気持ち』。

 

 

 

それらがスッポリと抜けて、その彼女さんは「学歴」や「職業」などのうすっぺらい情報だけで判断されてしまったのです。

 

 

 

いや、ちょっと待てよ…。

 

 

 

そもそも、自分たちの友人は「ハイスペック」なのか? 

 

 

 

そいつが有名大学を卒業して、外資系企業に勤めているから「ハイスペック男子」なのか?

 

 

 

じゃあ、そんな彼に見合う彼女は『大和なでしこ』みたいな奥ゆかしい見た目でなければいけないのか? 

 

 

 

それとも、彼と同じように『4年制大学を出てオフィス勤務』でなければいけないのか…?

 

 

 

なんか…虚しいと思いません? そういう考え方って。

 

 

 

上っ面だけで人を判断するのは嫌いです。それに用いられる「スペック」という単語も同じく。

 

 

 

学歴や職歴なんてものは、その人の性格や人間味とはまったく関係ありません。

 

 

 

逆に、もし仮に「自分と感性の合う、一緒にいて居心地の良い人」がいたとして、その人が高卒でバイト生活だったら? 自分にとって運命の人かもしれないのに、それでも頭ごなしに『低スペックだ』と言い切って除外してしまうのでしょうか? 

 

 

 

自分はハイスペックだと自負する人や、パートナーに対して『スペック』など野暮ったい事を求める人にこそ、まずは自分自身を見つめ直して欲しいです。

 

 

 

そして…。

 

 

 

「ハイスペック男子と付き合いたい!」

 

 

 

そのように言う、女性のみなさん。『ハイスペック男子』って結局何でしょうか?

 

 

 

イケメンで年収も高い。けれど、仕事ばかりであなたに対しては無関心で全く時間を割かないような『ハイスペック男子』。そんな男性であっても「スペックが高いから」という理由で幸せになれますか?

 

 

 

また、不倫やら浮気やらが当たり前のように取り沙汰される現在の日本です。

 

 

 

「ハイスペック男子」で浮気ばかりする彼と、「ロースペック男子」で彼女一筋で尽くせる彼。どちらを選びますか?

 

 

 

スペックなんて、人生の本当の豊かさを考える時に、何の指標にもならないと思う。

 

 

 

そして、スペックなどという安易な言い回しで『人の良し悪し』を判断するのは大きな間違い。

 

 

 

婚活などでは、「30代イケメンで大手商社に勤める男子」とかがハイスペック案件らしい。でも、そんな思考停止でいいんでしょうか? あなたの身近にいる『低スペック男子』の方が、よっぽどあなたを幸せにするポテンシャルを持っているかもしれません。

 

 

 

今の日本では「スペック」だけが一人歩きして、色々な本質的な部分が忘れられている気がする。

 

 

 

「あなたはハイスペックだ」などと言われてまったく褒められた気がしないのは、わたくしコダモンだけではありません。

 

 

 


 

 

 

 

今回のような書きなぐり形式で、今後も [雑記] という枠でたまーに発信しようと思います。

 

 

※[雑記] では深い内容について言及はしません。あくまで読み流していただけましたら幸いです。

 

 

 


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コメント: 2
  • #1

    KITA (火曜日, 23 7月 2019 11:50)

    Kodamonさん

    今回も素晴らしい記事でした。
    「ハイスペック」という言葉は、日本で大学生なんかを経験しますと、否が応でも耳にしますよね。

    聞くたびに「ちょっとその発言はどうなのか?」と心の中で思っていましたが、この記事を見て腑に落ちました。

  • #2

    Kodamon (水曜日, 24 7月 2019 19:13)

    KITA さん

    コメントありがとうございます。
    その人のスキルや経済力、容姿にいたるまで何でも「スペック」で一括りにしてしまう昨今の流行(?)がどうも理解できず、実体験も交えて書いてみました。

    共感してくださって嬉しいです。