外資系企業でも日本はやっぱり残業が多い

ドイツ系企業でドイツから日本に久しぶりに出張したらオフィスの人間はみんな残業してた。

 

 

コダモンです。

 

 

相変わらずドイツでドイツの企業にのんびり勤めています。

 

 

仕事が忙しい時もありますが、日本にいた時ほどのストレスとは無縁で、毎日余暇をキープしながら余裕のある働き方ができています。

 

 

そんなドイツではワークライフバランスが充実しています。

 

 

「働くときは働く」「休む時は休む」というお手本のようなドイツ人の働き方を、ドイツの地でそのまま実行できている。



とてもストレスフリーで働いています。

 

 

仕事の内容としては、基本的には欧州でビジネスを展開する顧客相手に法人営業をしています。そして、自分がドイツハーフという事もあり、日本語を駆使した仕事がけっこうあります。日系メーカーへの顧客対応を任せられたり、日本支社とのやり取りを日本語でしたり。

 

 

そのため、『日本との関り』は日頃からけっこう多い。日本へ出張する事もあります。



ドイツで働いてはいるものの、日本の働き方に触れる機会が多いのです。

 

 


久しぶりに日本支社に行ってみたら…

 

 

営業という仕事柄、また製品の対象マーケットがグローバルである事から、けっこう出張が多いです。1年間で言うと、国内外問わずだいたい数十回ほどの出張があります。

 

 

欧州圏内の出張が大半なのですが、年に数回ほど日本へ出張する時もある。

 

 

日本へ行く場合は、欧州で付き合いのある日系の顧客に対するフォローアップがメインの仕事です。そして、そのように日本へ出張している間は「日本支社のオフィス」にお世話になります。



いわゆる日本の外資系企業です。

 

 

社内の打ち合わせなども頻繁にある為、ドイツから日本へ出張している間の拠点は、日本の同僚たちが勤務するそのオフィスになるのです。

 

 

そこでは総勢約50名ほどが働いていて、当然ながらその大半が日本人。

 

 

人事総務や経理などから、営業・技術のスタッフ達まで。数少ないマネージャー以上の管理職も、そのほとんどが日本人で構成されています。

 

 

そして…。

 

 

その中身がかなり日本的なのです。



一昔前まで勤めていたゴリゴリの日系大手と、ぶっちゃけあまり変わらない。

 

 

ドイツに本社がある『ドイツ系企業の日本支社』なのに…。ちょっと残念な現実がそこにはあります。

     

 

 

 

よく外資系の大手企業は働きやすさを追求したオフィスであると聞きます。

 

 

オシャレなカフェや読書スペースがあったり、気分転換のためのゲームスペースがあったり。某超有名外資系企業では「ランチが食べ放題」だったりするそうです。質の高い人材を多く抱え込むために、その職場環境に対する配慮がスゴイ。



年功序列と終身雇用の名残から『社員が辞めない事』を前提に運営されている日系企業とは大違いです。外資系企業は、グローバルに流動する人材を長くつなぎとめるために、惜しみなく投資します。

 

 

まさに、ハリウッド映画とかで見るような居住性を優先したオフィスが特徴で、社内で癒されながら仕事をするような配慮がなされています。

 

 

しかし…。



いくら外資系企業と言えども、そのような夢のようなオフィス環境は、ほんの一握り。

 

 

わたくしコダモンが勤めるドイツ企業の日本オフィスなどは、かなり日系企業化されてしまっています。

 

 

まず、華やかで颯爽としたイメージからかけ離れている。職場は、様々な企業がゴチャゴチャ入る賃貸ビルの一角にある、何の変哲も無いごく普通のオフィスです。

 

 

そして…。オフィスにあるのは会議室とただっ広い大部屋だけ。

 

 

大部屋には社員のデスクが所狭しと並べられています。 

 

 

オフィスの片隅にひっそり置いてあるコーヒーメーカーも、ちょっと残念なやつ (笑)

 

 

息抜きのための施設なんか無いし、フルーツの盛り合わせが置いてある事もない。日本人の社員さんが黙々と仕事をするためだけの、最低限の設備しかありません。

 

 

ただただ普通のオフィス。

 

 

まぁ、中堅ドイツ系企業の日本オフィスなので…。この程度なのかもしれませんね。

 

 

それでも、他の大手外資系企業と比べると完全に見劣りします。素敵で優雅な外資系企業の職場イメージからはほど遠く、ちょっと面食らってしまいます。

 

 

コダモンが務める企業の日本支社は、オフィスの出で立ちもその中身もほぼ日系企業。

 

 

そこで働く『人』も日系企業そのものです。

 

 


みんな残業している外資系企業?

 

 

 ドイツ人は、基本的に出勤時間がとても早いです。

 

 

「朝早く出社て、夕方5時前には帰る」

 

 

というのが一般的なドイツ人の働き方。実際に今勤めている現場でも、ドイツ人は朝の7時半くらいには出社しています。

 

 

そのような働き方に慣れているためか、日本支社に出張したコダモンは、ホテルを早めに出て7時半にはオフィスに到着していました。

 

 

でも…そこにいたのはオジサン社員ただ1人だけ。

 

 

そのオフィスでは定時が9時から17時半となっているらしいので、まぁ別段何とも思いません。

 

 

フレックス勤務制度も導入しているとの事で、通勤時間をズラして出社してくる人もいるのでしょう。

 

 

案の定、8時半くらいになるとチラホラ人が増え始め、9時前後にゾロゾロと出社してきました。最後の人が来たのが10時半くらいなので、出社時間にはかなりバラつきがあります。

 

 

出社時間に厳しい日系企業とは違うという部分は、外資系企業の特権でしょうね。

 

 

しかし…。



問題は、出社時間では無く帰社時間。

 

     

みんな残業しているのです。


 

残業は日系企業の専売特許だと思ってのに。どうやら、長時間労働は外資系企業にもあるらしい。

 

 

その日本支社のオフィスでは、日系企業の職場を彷彿とさせるほどたくさんの残業が行われていました。


 

こちらは出張中の身なので、滞在中は打ち合わせを中心に仕事が多かったです。それでも、遅くても18時とか19時にはホテルに戻っていた。それなのに…オフィスにはまだ半分以上の社員が残っていました。

 

 

オフィスの半数以上は夜遅くまで残業していたのです。 

 

 

その理由は、『外資系企業』というステータスがあるにも関わらず、日本の顧客にべったり付き合っていつまでも日本式に働ているからです。

 

 

 

 

日本支社でも、上司の多くは外国人。そんな外国人上司でさえも「日本の労働文化」を勘違いしているせいか、自らたくさん残業している。

 

 

本来ならば、実力主義と成果主義の中で結果だけが問われる外資の世界では、残業をしていると「仕事ができない人」と言われて否定的に見られる傾向があります。

 

 

また、"JD" (Job Discription)と呼ばれる、職務内容を明確に文書化したものが存在するので、そこで定められた仕事は「既定の終業時間内でこなせる範囲」に収まっているはずです。

 

 

さらに、ドイツに本社を持つ外資系企業という事で、通常ならばワークライフバランスを重視したマネジメントがなされるはず。なのですが…。

 

 

まったく真逆な状況が日本のオフィスにはあったのです。

 

 

うーん…。

 

 

日系企業では、長時間働いたり残業したりすることを「頑張っている」とみなして高く評価する傾向があります。

 

 

それと似たような現象が、日系企業化した外資系企業でも多く見受けられるのです。

 

 

「外資系企業は残業しないって本当?」

 

 

「日系企業から外資系に転職して残業を減らしたい!」

 

 

そのように考えている人は、要注意。

 

 

実際の現場は、日系企業と全然変わらない仕事のスタイルが蔓延している場合があるのです。

 

 

外資系企業の日本オフィスには例外がたくさんある事を念頭に置いて、転職を検討する前にしっかりと事前リサーチを行いましょう。

 

 

コダモン

 

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