転職で失敗しない求人票の選び方とは?

就職や転職の時に「良さそうな企業を選ぶ」のは当然なのだけど、求人票には企業の良いとこしか書いてないわけよ。



 

 

コダモンです。

 

 

 

実際に転職を行った時は、初めての転職活動という事もあり、ネットの情報やエージェント達にけっこう振り回されました。今思い返せば無意味な苦労をたくさんした。

 

 

 

希望年収、勤務地、職種、福利厚生や企業の評判などなど。考える事が多過ぎて、当時はどこから手を付けていいのかわからない状態でした。

 

 

企業側は良い人材が欲しくて求人を出しているので、その中身は当然ですが『会社を良く見せる』内容だけで構成されています。求人票には良さそうな条件や待遇がたくさん載っているし、その数は膨大。

 

 

しかし、全ての求人をいちいち吟味している時間も労力も無い。就職や転職活動は、この部分を簡素化できればスムーズにいくのです。

 

 

では、求人票を賢く選ぶためには何に注意すればいいのでしょうか?

 

 


1. こんな募集要項は要注意!

 

 

これまでたくさんの求人票に目を通して来ましたが、一見とても良さそうに見える募集要項には気を付けましょう。

 

 

ブラック企業の求人に騙されないためにも、詳細を見る前にまず冒頭の部分に注目します。

 

 

あくまでも例ですが、次のような求人票は要注意です:

 

 

 

○○株式会社 | 未経験者から経験者まで幅広く歓迎♪ 「土日祝休み x 残業ほぼなし x 転勤なし」でオフ充実

 

 

 

○○株式会社 |週休2日(土日祝) ◆ 年休120日以上 ◆ 残業1日平均1h以内 ◆ 副業OK

 

 

 

株式会社○○ | [未経験からのチャレンジ大歓迎♪しっかりサポートします!] ★残業ほぼ無し

 

 

 

こういった求人票がダメな理由は、「ウチは残業ないよ!」「ホワイト企業だよ!」などの求人内容と関係無い部分のアピールが強過ぎるから。

 

 

例えば、「ウチは誰でも歓迎するよ!」という募集要項は一見良さそうに見えますが、転職市場では基本的に即戦力が求められるはずなので、『未経験OK!』という部分にはまず違和感を感じます。「よっぽど人が集まらないのかな…」などと想像してしまう。もしくは、本当に『誰にでもできる仕事』の求人であり、そのようなポジションではキャリアの構築は難しいでしょう。

 

 

そのため、『未経験でも大歓迎♪』は個人的には1番ひっかかります。

 

 

また、最近よく目にする「残業ほぼ無し!」という情報は、そもそもまったくアテになりません。残業時間は実際に業務を行うまでわからないし、いざ出社してみたら定時で帰る人が一人もいない…などというケースはいくらでもあります。社員を定時帰宅させておきながら、実際は会社の外で仕事を続けないと納期が守れないようなブラックな職場もある。

 

 

近年は「3年後の離職率3%以下!」などの求人も見かけますが、これもアテになりません。この数字は単純に低ければいいというものではなく、例えば「古い社員がたくさん居座るために昇進枠が少ない」などの弊害があります。もしくは、ダメ人材がいつまでも居座るダメ企業…という解釈もできる。

 

 

そういった意味でも、残業時間の少なさ」や「高い有給取得率」などを真っ先に放り込む求人には注意しましょう。

 

 

逆に、健全な印象を受ける求人票はこんな感じ:

 

 

 

○○コンサルティング株式会社 [コンサルティング案件の提案営業 (金融業界)]

 

 

 

株式会社○○ 東証1部上場  [エンタメ事業部スタッフ (イベント/EC制作)]

 

 

 

○○株式会社 グローバルメーカーで活躍! [総合職 (経理/財務)]

 

 

 

これらがなぜポジティブかと言うと、パッと見ただけで企業ブランドと募集案件のみで勝負できる優良企業だという事がわかるからです。「残業ナシ!」とか「高い有給取得率!」などとわざわざ載せなくても、自然と人が集まる企業の求人です。

 

 

そして、その詳細を見てみると、求職者にとってわかりやすい説明と充実した内容で構成されている『おススメ案件』である事が多いです。

 

 


2. 急募案件には闇がある?

 

 

求人欄にある『急募』というワードには敏感に反応しましょう。

 

 

緊急な募集要項である背景には、対象のポジションで働いていた前任の社員が急に辞めてしまった可能性があるからです。

 

 

過酷な長時間労働や理不尽な引責、上司のパワハラなど、社員が突然辞めざるを得ない状況に追い込まれてしまうケースは、業界や職種を問わず多々あります。

 

 

「急募!」「未経験者歓迎!」という背景には、ヤバい事情が潜んでいるかもしれないのです。

 

 

日本の職場では、社員が有給を取得したり病欠した際の代替システムが上手に機能していない事が多いので、部署内の負担を抑えるために全てが『急募』となりがちです。集団行動と年功序列のせいで「私が休んだら○○さんに迷惑がかかる…」などと考える人が多く、常に休み辛い雰囲気があるためです。誰か1人欠けた途端に急に仕事が回らなくなる職場は多いです。

 

 

しかしながら、一般的に考えれば、有給休暇を適宜に取得できるホワイトな企業であれば、職場の代替システムがしっかり機能していると考えられます。そのため、事業戦略と人事制度が盤石で通常運転時から安定している優良企業であれば、そこまで緊急の募集案件は発生しないとも言えます。

 

 

『急募』とする背景には「ビジネス拡大による増員のため」などと、もっともらしい理由を掲載している求人が多いですが、それこそ事業計画がまっとうな企業であれば、ビジネスに対して配置する人員構成とその準備にはしっかりとしたスケジュールが組まれているはず。そういった意味でも、急募になるケースは少ないと想像します。

 

 

仮に『急募案件』で面接へと進む場合は、その中身や背景をしっかり確認しましょう。

 

 


3. 給与から読み取る会社のレベル

 

 

個人的には、会社員をする上では給与は大事だと思っています。

 

 

 

仕事に「やりがい」などを感じれられれば尚良いですが、基本的には会社に居残る時間は短い方がいいと感じます。『働く』という事は、自分のスキルと労力を企業の利益のために捧げる行動。そして、その定量的な対価は『お金』です。

 

 

そのため、転職する場合は基本的には誰もが年収アップを望むことでしょう。

 

 

「今の給与が年収600万円だから、転職して年収700万円を目指したい…!」そのように虎視眈々と求人票とにらめっこをするのは良いのですが…そこに記載されている給与には要注意。

 

 

求人票の給与の中身は、平均額か最高額かで大きく変化します。

 

 

例えば、あなたが選んだ求人の給与レンジが仮に350万円~700万円と設定されている場合に、希望額の700万円が提示される事は極めて稀なのです。想定年収700万円というのは実際には社内でも優秀な人材のみが対象で、100人中5人に程度しか該当しない…といった具合です。

 

 

要するに、この場合の700万円というのは、求人に対する最高額でマックス提示額なのです。そのため、能力経験等で上下する事があっても、700万円が実際に提示されるかは疑問です。「職歴10年選手に700万円出すよりも、できれば第二新卒を350万円で雇いたい…」という、企業の隠れたメッセージにも見えます。

 

 

あなたが優秀な人材かどうかよりも、このケースではそもそも給与350万円~700万円という求人票にある給与レンジに着目するべきなのです。求人内容としては700万円までを提示していますが、そもそも企業側がそのような高給で雇うつもりが無い可能性もある。

 

 

仮に希望年収が700万円であるならば、そもそも給与500万円~800万円程度のレンジで募集をかけている求人の方が適している…とも言えます。

 

 

また、給与額と職務内容のバランスにも注目しましょう。

 

 

例えば、「海外営業職」「英語ビジネスレベル」「自動車業界での営業経験5年必須」このような求人内容の給与欄に「350万円~」と表記されていたら、真っ先に疑うこと。この募集要項にマッチする人材をたった350万円で雇えるはずがないからです。マーケットの常識からズレていると言えます。

 

 

このように、求人票の記載内容はあくまで『モデル年収例』だったとしても、給与項目からその企業のレベルが垣間見れたりもします。

 

 

優秀な人材に対する適宜な給与設定ができない、目先のコストしか考えていない会社。また、社内の古い人事基準にこだわっていて市場の動きがまったく見えていない会社など、「ウチはこうだから」という思考停止な会社は多いです。そして、それが給与欄に反映されてしまっている場合もある。

 

 

気になる求人の給与欄で「あれ…?」と疑問に思ったら、必ず中身を確認しましょう。

 

 


 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

ここで紹介した項目以外にも、求人をチェックする時に着目すべき点はたくさんあります。

 

 

それでも、膨大な量の情報を精査する際には、まずは最低限の条件を満たしている求人案件だけに集中するのがおススメです。

 

 

無数にある求人全てに目を通したり、無能な転職エージェントとのやり取りに貴重な時間を費やすよりも、まずは自分主導で将来の就職先候補を決めること。

 

 

そして、その時に役に立つのが、求人案件をパッと見ただけで良し悪しを見極められる知識と経験。

 

 

人生の『本当に楽しい事』にもっとたくさんの時間をかけられるように、スムーズな転職活動を行いましょう。

 

 

関連する記事を読む: