やりたい事を見つけて入社後のモチベーションを維持する方法!

入社後に幻滅して「もう辞めたい…」となる前に、まずは社会人生活で自分が本当にやりたい事を探そう。



 

 

最近はニュースやネットで「入社後にすぐ辞める新入社員」に関する報道や記事をよく見かけるようになりました。

 

 

「イメージしていた職場と違った」

 

 

「もともと内定先でやりたい事がなかった」

 

 

その理由は様々ですが、入社後数日や数週間で退職していく若者は多く、入社初日のたった数時間で辞めてしまうツワモノもいるのだとか。

 

 

就職活動で汗水流しながら駆けずり回り、たくさんの面接や筆記試験を通してようやく勝ち取った内定…のはずだけれど、いざ入社が近づくと「辞めたい」と言う人がいる。それは今も昔も変わらないけれど、最近は特に『スグに辞める若者』が増えているらしい。

 

 

入社後すぐに仕事を辞める新卒のみなさんには、それ相応の辞める理由がある。でも、せっかく頑張って見つけた就職先をすぐ辞めてしまうのも、何となくもったいない気もする。

 

 

嫌な職場に自分を無理につなぎとめる必要はないけれど、今後の転職活動の事を考えると少なからず不安も残る。

 

 

入社が決まった企業で「よし、頑張ろう!」と前向きに働くためには、何をすればいいのでしょうか? 新入社員が辞めてしまう理由も含めて、まとめてみました。

 

 


1. 入社前から『イメージ先行型』にならない

 

 

まず、残念ながら…。

 

 

日本の多くの会社では入社前に配属先が決まっていません。

 

 

新卒での日系企業への入社は、そのほとんどが一般職や総合職での採用となり、入社後の研修などを通して正式に配属先が決まります。希望部署や適性・専門性も考慮されますが、それが100%反映されるかどうかはわからないのです。

 

 

「仕事に人をつける」欧米諸国とは違い、「人に仕事をつける」日本では、教育などの名目で採用した社員に幅広い経験をさせる傾向があります。いわゆる日本の新卒一括採用のシステムですが、生産性が悪くなったり、仕事が多くなるという弊害もある。いずれにせよ、海外や外資系企業では入社前からポジションと職務内容が決まっていますが、日系企業にはそれがありません。

 

 

この日本独特のシステムが、新卒者の鬼門になります。

 

 

なぜなら、入社後の自分を想像する事ができないからです。

 

 

「大手企業に入社して経理を担当するんだ!」そのように期待に胸膨らまして入社した人が、いざ配属先が決まったら生産管理にまわされてしまった…などという事は実際に起こり得る。支社や部署の人員状況から新卒の配属先を決める会社も多いので、会社の考え方や状況によって人事が変わるのです。新卒の配属先は急に変わる事もあります。「自分は実家も東京だし、絶対に都内の本社勤務だろう…」そう高をくくっていた人が、いきなり地方の支社勤務となってしまう可能性だってあるのです。

 

 

ただでさえ不安だらけの就職なのに、入社後に自分が予想だにしていなかった展開となり心が折れてしまうのです。

 

 

入社前のイメージと現実とのギャップが大きければ大きいほど、「何コレ」「想像してたのと違う」「もう辞めたい…」となるわけですね。

 

 

そのため、入社前からキラキラした職場やイキイキ働く自分をイメージするのは良い事なのですが、過度の期待は禁物。

 

 

この部分は残念ながら自分にはまったくコントロールできない事象だと割り切りましょう。イメージ先行型にならずに、入社後の研修などで自分のスキルと強みをアピールしていく事が大切です。

 

 


2. やりいたい事が無いまま就職を決めない

 

 

仕事を通して「やりたい事がある」というのは、社会人を続ける上ではとても大事な要素です。

 

 

ただし、1つだけ注意点があります。

 

 

ここで取り上げる「やりたい事」というのは、「仕事のやりがい」という意味ではありません。それを勘違いしないでください。

 

 

日本の職場は「やりがい」という魔法の言葉で残業やストレスを美化する傾向があります。終身雇用の名残もあり、会社に尽くす事が「生きがい」などと言う老害社員もいる。そういったくだらないモノを推奨する気はありません。

 

 

ここで言う「やりたい事」というのは、仕事以外でもいいのです。

 

 

 

幸せな人生を送るために「やりたい事」を決める。

 

 

 

それが大切です。

 

 

企業の職場環境や業務を経験していない若者たちは、やりたい事が会社に無くて当然です。仕事に対するモチベーションも、実際に職場の雰囲気を経験して業務に従事してみないとわからないでしょう。

 

 

新卒者の中には、「研究が大好きだから○○製薬会社で研究職に就くんだ!」「バイリンガルだから外資系で海外営業がしたい!」などの明確な目標で意気込む人もいます。それは素晴らしい事で、自分の興味や強みを仕事にできれば文句なしです。

 

 

でも…。残念ながら、そういった興味や目標が仕事に対してまったく無い人も大勢います。

 

 

とりあえず無難に就職活動をこなして、「とりあえずお金を稼ぎたい…」などとぼんやり考えて就職先を決める人もいる。仕事におけるやりたい事がない典型です。そのような場合でも、仕事以外にやりたい事を持つことができれば、自然とモチベーションにつながります。

 

 

人生における大事なものは、人それぞれ違います。しかし、「幸せになるために行う事」があなたの「やりたい事」だと言うのは共通のもの。会社での仕事がそのまま自分の幸福度につながる人もいれば、そうでない人も大勢いるわけです。

 

 

「結婚を前提に付き合っている彼女/彼氏がいるから、結婚資金を貯めたい!

 

 

「読書が大好きだから、毎週3冊の本が読めるようにお金と時間を作りたい!

 

 

このように、仕事を頑張る理由が職場以外にあっても良いのです。それを実現させるために、幸せになるための行動があなたの「やりたい事」だと言う事です。そして、そのやりたい事は仕事関連で無くてもいい。それを再認識して、入社前から「自分は社会人になったら何がしたいのだろうか?」という事を大いに自問自答してください。

 

 

「仕事に興味が無い…」「モチベーションが無い…」「やりたい事も無い…」そのような場合は、まずは自分の本当にやりたい事をプライベートの中に見つけましょう。

 

 

仮に就職が憂鬱でも、職場での辛い仕事は本当にやりたい事を実現させるための過程だと割り切ってしまえば、気持ちも楽になるのです。

 

 


3. 短期的な目標を決めて自分を安定させる

 

 

なんとなく内定をもらって、なんとなく就職を決めてしまった…そのような場合でも、何かしらの目標を決めましょう。

 

 

「同期の誰よりも早く出世したい!」

 

 

「海外駐在員になりたい!」

 

 

そのような、仕事やキャリアに関わる目標を持っているのであれば、話は早い。しかし、仕事に対して何を期待すればいいのかわからない人は大勢います。

 

 

『仕事』というのは、あなたの人生を幸せにするための『ツール』でしかありません。会社勤めの定量的な対価である『お金』も同様です。

 

 

そのため、職場や仕事に対する目標では無く、自分の将来を充実させるための目標を設定しましょう。

 

 

その目標というのは、前述のような「やりたい事」と重なる場合が多いですが、お金が絡む事でもいいです。

 

 

「ご当地ラーメンの食べ歩きが趣味だから、全国制覇するためのお金を稼ぎたい!」

 

 

「もうすぐ結婚したいから、今の仕事で結婚費用だけでも稼ぎたい!」

 

 

「とりあえず300万円の頭金を貯金して、家を買いたい!」

 

 

人それぞれ、色々な『目標』があると思います。そして、このような短期~中期的な目標を会社の外に持つことによって、仕事を乗り切るモチベーションにつながるのです。

 

 

「勢いだけで入社してしまった…」「自分は何がしたいのかわからない…」そのような不安も、自分が定めた目標のためだと我慢しましょう。数か月後~数年後に達成できる目標に向けて、とりあえず仕事を続けてみること。

 

 

『今』が辛くて辞めたい新入社員でも、手を伸ばせば実際に届く現実的な目標を持つことで「あと一週間だけ…」「あと一か月だけ…」と頑張る原動力にもなります。職場やキャリアの中に働く意味を探すのでは無く、自分が決めた自分だけの目標に向けて、ただひたすら前に進むのです。

 

 

周りの古い社員などは、「とりあえず3年勤めてみろ」「後輩ができれば仕事が楽しくなる」などと言うでしょう。しかし、人間関係で悩んでいたり、仕事の辛さに耐えられない場合はそのようなアドバイスもまったく無意味。そもそも、仕事や職場に対して興味がない新入社員にとっては、『長期的な仕事上の変化』を説かれてもモチベーションにならないのです。

 

 

入社後の厳しい時期を乗り切るためのモチベーションは、家族や趣味、貯金、投資などの自分の将来を充実させるための目標。それが、辛い環境に置かれた『今』を乗り切るための唯一の糧になるのです。 

 

 


4. ワークライフバランスはマスト

 

 

ワークライフバランスという言葉がありますが、入社して間もない期間で「もう辞めたい…」と感じる新入社員は、このワークライフバランスが無い状況に陥っています。仕事と私生活のバランスが崩れてしまい、心と身体が不安定になっているのです。

 

 

「希望の部署に行けなかった…」「定時に帰れない…」「職場に居場所がない…」辞めたい理由がどのようなものであれ、皆一様に入社後に “ストレス“ を抱え込んでしまっている状態です。

 

 

職業や業界を問わず、社会人として仕事をするという事はストレスと隣り合わせです。ましてや、右も左もわからない新人ともなると、そのストレスとの向き合い方がわからずにすぐ心身を消耗してしまう。

 

 

 

仕事と私生活の調和であるワークライフバランスはマストです

 

 

 

ストレス大国ニッポンで働くためには、もはやワークライフバランスは必須。

 

 

『ワーク』一辺倒では無く、『ライフ』もしっかり満喫しながら、心と体の健康バランスをしっかり保つ事。仕事がどんなにストレスでも、プライベートを充実させることで仕事が続けられるのです。

 

 

日本の職場には、高圧的な客とのやり取りや複雑な業務、膨大な仕事量などの「仕事のストレス」だけではなく、年功序列や社内の暗黙のルールなどの「無意味なストレス」もたくさんあります。新しく入社してきた若者たちからすれば、「何コレ…」「昭和かよ…」とツッコミを入れたくなるほど理解不能な慣行があり、面食らってしまうでしょう。そして、それらを全部ひっくるめて『ワーク』のストレスとなる。

 

 

仮に就職活動の時点で「残業の少なさ」や「フラットな社風」などを重点的にリサーチして決めた会社であっても、いざ入社してみたら「みんな毎日残業していた」「体育会系の職場だった」…などという事もあります。ここでも理想と現実のギャップに苦しんでしまうのです。

 

 

そのような不安な時期を上手に乗り切るためにも、仕事は仕事と割り切って、人並みに働きつつも職場以外の楽しい生活に全力を注ぐことが大切です。

 

 

趣味の模型作りに没頭したり。

 

一人カラオケに行ったり。

 

小旅行に出かけたり。

 

友達と焼肉に行ったり。

 

家族と温泉に行ったり。

 

 

大事なのは、自分の目標や「やりたい事」を優先させながら『プライベートありき』で仕事をする事。ワークが辛くて嫌な時にこそ、ライフを充実させてバランスを取るのが重要なのです。

 

 


5. できない事が『できない』のは当たり前

 

 

「自分が思ってた以上に仕事ができない…」

 

 

「また上司に怒られた…」

 

 

このような事の繰り返しで、「もう辞めたい…」と思う新入社員もいます。

 

 

しかしながら、新卒一括採用での入社後の数か月は試用期間であり『教育期間』です。仕事経験の無い新卒にとって「できない事」が多いのは当たり前です。

 

 

会社の人間が『常識』と定義する事も、それを知らなければ単純に知らない。できない事も、やった事が無ければできなくて当然。

 

 

周りの年配社員や上司などは、「指示待ちで突っ立ってるのはダメ!」「仕事はもらいに行くものだ!」そのように考えて小言を言ってくるかもしれません。あからさまに不機嫌な態度を取る人もいるでしょう。組織の中で働くことに対して免疫のない新入社員にとっては、こういった慣れない職場と人間関係で挫折してしまう原因にもなります。

 

 

入社当初は、若輩者の新入りとしては肩身が狭く感じるかもしれません。でも、偉そうにしている職場の人間達もみんな「何もできない時期」があったわけです。同じミスを何度も繰り返すのはダメですが、初めて取り組む仕事は上手くいかなくて当然だと割り切りましょう。

 

 

「仕事ができない…」と自己嫌悪になる前に、まずは落ち着いて自分なりに仕事のマニュアルを作ったり、わからない事はとりあえず周りに聞いてみるのが良いかもしれません。それでも仮に「仕事は見て学ぶものだ!」「そんな常識をいちいち聞くな!」このようなネガティブな対応をされたら…開き直って仕事を放置するくらいがちょうど良いのです。

 

 

企業は新入社員に大きな仕事や重大な責任が伴う仕事を任せません。そして同時に、大きなミスをしないうちはクビにはならないでしょう。入社数か月の間は、大船に乗った気持ちでどんどんミスをしながらゆっくり学べばいいのです。

 

 


 

いかがだったでしょうか?

 

 

入社後数週間、数日、数時間であっても、本当に無理だと思うなら会社は辞めてかまいません。

 

 

明らかにブラックな企業などは、すぐに辞めるべき。

 

 

社員が入社早々に退職表明をする事は企業側には決して美味しい話ではありませんが、自分が潰れる可能性があるのならば、そんなものには構ってられません。

 

 

それでも、入社後すぐに挫折する前に準備できる事はたくさんあります。「もう辞めたい…」そう思って嫌々働いている人も、やりたい事を会社の外に見つける事で思考がリフレッシュされる事もある。 

 

 

仕事が大変でも、「会社が全て」と思って働いている職場の人間とは違う目標を私生活の中に持つことでプライベートが充実し、ワークライフバランスのある社会人生活へ方向転換できるでしょう。そうする事で、自分の幸せを最優先に職場や仕事と向かい合うことができ、社会人生活の良い一面を見る事もできます。

 

 

仕事を辞めるのは 、それからでも遅くないのです。

 

 

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