職場の人間関係が理由で会社を辞めたい時にするべきこと

日本では4人に1人が『人間関係』を理由に離職している? 社内の人間関係に疲れたらするべきこと。



 

 

会社員として働いていると、そこには毎日顔を合わせる職場の人間がいます。

 

 

同僚や部下、上司など。

 

 

その相手が自分にとってどんなに嫌な人間であっても、会社員として組織の中で働くうちは、彼ら/彼女らと一緒に仕事をしなければなりません。

 

 

組織として企業の利益のために動き、その対価としてお給料をもらっているうちは…働く相手を選べない。会社の人間と“友達“になる必要はありませんが、嫌な相手でも、無理をしてでも、一緒に仕事をしてコミュニケーションを取らなければならないのです。

 

 

そうやって毎日嫌々働いていると、「会社に行くのが憂鬱…」「もう仕事を辞めたい…」という悩みがいくらでも出てくることと思います。それがストレスとなり、心身に支障をきたす事さえある。

 

 

社内の人間関係で人生を棒に振らないために、次のことを学びましょう。

 

 


1. 『人間関係』はいつも退職理由の上位! 

 

 

「面接では好印象だったのに、いざ入社してみたらブラック上司だった」

 

 

「周りの同僚とまったく合わない。一緒に働いているだけで気が重くなる」

 

 

残念なことに、こういった問題実際に入社してみないとわかりません。

 

 

頑張って転職活動をして、「給与」も「職務内容」も自分にぴったりの理想の仕事をようやく見つけたと思ったら…その職場で働いている人間とまったく上手くいかなかったというケースは多々あります。

 

 

自分では慎重に就職先を探したつもりでも、そこで実際に働いている人間の性格まで事前にリサーチする事は不可能です。

 

 

就職活動にも同じことが言えます。新卒採用で配属先すら決まっていない若者たちは、入社してから新入社員研修を通してようやく「自分の職場」と「自分の上司」を知ります。社会人経験の無い学生たちにとっては、イメージと現実のギャップは致命的。入社後たった数か月で辞めてしまう若者の退職理由も「職場の人間関係」が多いことでしょう。

 

 

それを裏付けるのが、厚生労働省職業安定所の調査(平成26年5月)です。中小企業で働く常用労働者に対し、同僚がどんな理由で離職する場合が多いかを聞いたところ、「職場の人間関係がつらい」が24.4%と、4人に1人が『人間関係』を転職理由にしている事がわかります。

 

 

企業で働く多くの人にとって、職場の人間関係は大きな問題となっているのです。

 

 

「職場の人間関係に耐えられない…でも、それってもしかて自分だけ?」

 

 

そう思って二の足を踏んでいる人は、まずは世間一般的にも人間関係の摩擦は立派な退職理由だという事を知りましょう。

 

 


2. どの職場にも「人間関係の問題」が必ずある

 

 

「転職すれば人間関係がきっと解消される!」

 

 

そのように思う人は多いでしょう。実際に転職して職場を変えることで、今現在の「嫌な上司や同僚」とオサラバしてその関係をリセットする事はできます。

 

 

しかし…。次の職場にも同じような劣悪な人間関係が『ない』とは言い切れないのです。

 


 いくら新しい就職先が有名なホワイト企業であっても、そこで実際に働く社員が全員ホワイトとは限りません。

 

 

前職の人間関係が「最悪」だと思って転職したのに、むしろ入社した先には更にヤバい人がいる可能性もゼロでは無いわけです。

 

 

職場の人間関係と一口に言っても、暴言や暴力のパワハラやセクハラ、残業の強要や陰湿ないじめなど、本当に様々です。

 

 

その職場で働く人間の性格や働き方が十人十色である以上は、そこには必ず「自分と合わない人」が存在します。程度の差こそあれ、会社員として組織の中で働く上では人間関係の問題は決して無くならないのです。

 

 

あなたが『今』の職場の人間関係が嫌で辞めたら、『次』の職場でもきっとやっていけない。そういった通説がありますが、これはあながち間違っていません。仮に、ちょっとした摩擦でも逃げたくなったり就職先に対して「無いものねだり」を繰り返してしまうと…もう後戻りはできないのです。

 

 

そのため、「この上司とはもう一緒に働けない…」「この職場で働き続けたらノイローゼになる…」そう言って人間関係を理由に転職するのはアリなのですが、転職先にはさらに大きな地雷が待ち受けているかもしれないという事を忘れてはダメ。

 

 

言い方を変えれば、早まった決断を下すのは危険だという事です。

 

 

という訳で、まずは今現在自分の置かれている状況を変える努力をしてみましょう。

 

 


3. とにかくまずは相談してみる

 

 

あなたは、自分の周りに親身になって相談に乗ってくれる人はいますか? 

 

 

もし職場の人間関係がこじれたら、その問題を一人で抱えずに、まずは友人や知人に悩みを共用してみること。

 

 

職場での困りごとや愚痴など、全てをぶちまけてストレスを発散させる事で、案外スッキリしてしまう事もあります。または、周りの友人の職場事情や苦労話を耳にする事で、「自分はもしかしたらマシな方なのかも…」と思える事もある。

 

 

わたくしコダモンも、職場の古いしきたりやダメ上司の思考停止な言動に、ホトホト疲れていた時期がありました。入社後数か月の自分にとっての暗黒期でしたが、それをなんとか乗り切れたのも、仕事終わりや週末に話せる友人がいたからでした。たくさん食べて、飲んで、しゃべって。ストレスを発散させる事で、何とかふんばる事ができたのです。最終的にその会社は4年半で辞めましたが、嫌だった上司も途中で転属になり、「あの時乗り切れて良かった」と思えました。

 

 

このように会社の『外』でストレスを発散させる事で、職場の嫌な人間関係を乗り切るモチベーションになります。

 

 


4. 職場の人間関係をコントロールしてみる

 

 

自分のコミュニケーション能力が劇的に向上する事で『人間関係の問題』が解消できればベストでしょうが…それはなかなか難しい。

 

 

そのため、職場の人間関係に困ったら、自分の事よりもまずは自分に対する周りの行動を変える努力してみましょう。

 

 

その方法の一つが、仕事を断ってみることです。

 

 

仕事を断る事で、それに追随する『人間関係の問題』もテコ入れできる事があります。

 

 

これがなぜ効果的かと言うと、職場での人間関係は必ず「仕事ありき」で存在するからです。時には用も無く話しかけてくる人もいますが、同僚や上司との接点は基本的に業務を通すことで生じます。

 

 

やりたくない仕事や面倒な仕事を断るという意味ではなく、あくまでも「自分の仕事だけに集中しよう!」という事です。

 

 

なぜなら、自分では気付いていなくても、あなたは本来自分の仕事では無い業務を請け負って無駄な人間関係の摩擦に巻き込まれているかもしれないのです。

 

 

例えば…。

 

 

 

上司が「他に頼めないから」という理由で自分にまわってきた仕事

 

 

 

年配社員が明らかに楽をするために自分に押し付けてきた仕事

 

 

 

「お前が一番若手だから」などの意味不明な理由で発生している仕事

 

 

 

日本の職場でありがちな事ですが、実はこれらは全部やらなくてもいい仕事なのです。本来あなたがやるべきでない仕事…心あたりはありませんか?

 

 

これらの仕事を請け負っても、人を利用する事しか考えていない相手からは、感謝すらもされない。それに加えて、これらの追加業務を通してさらに無駄な人間関係も増やしてしまう…という悪循環になるのです。

 

 

要するに、無駄な仕事をやらなければ『人間関係』も最小限になるというわけです。

 

 

仕事を何でもかんでも引き受けると、「あの人は仕事を断らない」「あの新人に任せよう」という共通意識が生まてしまい、職場の人間があなたをコントロールしているという事になります。それではいつまで経っても人間関係のストレスは無くならないでしょう。あなたには選択肢が無く、自分の立ち位置を全くコントロールできていない状態に陥っています。

 

 

この状況を打破するために、仕事を断るのです。

 

 

「そもそも上司がコワいのに、仕事を断るなんてとんでもない…!」そう思う人も多いかもしれませんが、安心してください。あなたが断るのは、『本来自分の仕事では無い仕事』だけです。「やりません」と伝える事は勇気がいると思いますが、あなたは何も悪い事をしていないのです。

 

 

1度でも仕事を断る事ができれば、後は自然の流れに任せましょう。

 

 

「あの人に頼んでも断られるよなぁ…」「あいつは仕事を断るから面倒だな…」そういった印象を周囲に持たせる事で、人間関係の摩擦が減る事を実感できます。一見ネガティブな行動にも見えますが、自分がボロボロになるよりは100倍マシなのです。

 

 

仕事を断る事でさらに人間関係にヒビが入らないように、上手に仕事を断る方法も身に着けましょう。

 

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5. 職場での自分の行動を変えてみる

 

 

「上下関係」「嫉妬」「出世競争」「弱い者いじめ」など、人間関係を悪化させる原因は、社内にいくらでも存在します。

 

 

その中で、こちらに非がある事も十分に考えられます。人間関係の摩擦が、自分発信で起きてしまっている可能性もあるのです。しかしそれでも、わたくしコダモンは『自分を変える事』はおススメしません。社内の人間関係は複雑ですが、周りに合わせるような働き方は疲れるだけだからです。

 

 

それでも『自分を変える』という事であれば、今までとは違う行動をしてみるといいでしょう。

 

 

 

「自分が苦手な人と机が隣同士で、一日中同じ仕事を一緒にしている」

 

 

 

「直属の上司と合わなくて、毎日説教ばかりされる」

 

 

 

そのような状況も、もしかしたらあなたの行動を変えてみることで改善されるかもしれません。例えば…。

 

 

 

「○○さん、おはようございます!」と苦手な相手にも笑顔で挨拶してみる

 

 

 

または、そもそも周囲の自分への見方を無理矢理ポジティブにするために…。

 

 

 

目の前の仕事と与えられた仕事に全力で取り組んでみる

 

 

 

あなたが苦手だと思う相手や嫌悪感を持つ職場の人間は、あなたに対しても同様の苦手意識を持っています。

 

 

そのため、あえて自分から歩み寄ってみるのは一つの手段です。もしくは、仕事の成果を通して周囲の自分に対する評価を上げること。これらを通して「やっぱり自分の勘違いだった」「意外とすんなり打ち解けられた」と再認識するケースは多々あります。

 

 

もしあなたに『職場に留まる意思』があるのならば…苦手な相手に対して自分から折れて、職場での行動パターンを変えてみるのもアリです。

 

 


6. 本当に無理ならば「逃げるが勝ち」

 

 

社内の異動もなく、ずっと人間関係が変わらない職場なら…スパッと辞めてしまうことも大事な選択です。

 

 

パワハラやセクハラから自分の心身を守るためにも、「もうダメだ…」と思う前に決断する。どうしようもないほどダメな職場と人間関係からは、さっさと逃げましょう。

 

 

人生は一度きりです。

 

 

 

ダメ上司に付き合わされて毎日夜遅くまで残業

 

 

 

『飲み会の幹事』『買い出し』『そうじ』『コピー』などの雑務に費やす時間

 

 

 

このようにして失われた時間は、もう二度と戻って来ません。

 

 

合わない上司でも忖度してヘコヘコしたり、生理的に無理な人間と一緒に仕事をすることは、とても辛いです。

 

 

それでも、そんなあなたの頑張りに対する対価とは…? 毎月の給料だけですね。

 

 

誰も褒めてくれないし、人間関係が理由であなたが心身に支障をきたして潰れても、おそらく会社側は知らん顔でしょう。

 

 

ましてや、あなたのストレス要因である上司や同僚は、本来は赤の他人です。ガミガミ説教ばかりしてくる人や、社内いじめをしてくる人など。みんな『仕事』でなければ絶対に関わる事がない、あなたの人生に何の接点も無い人たちなのです。

 

 

そんなものに時間と労力をかけるのは無駄です。本当に苦しくなったら、その場からさっさとオサラバしましょう。

 

 

ストレス社会の日本の職場には、理不尽な上司や様々なハラスメント、社内いじめなどがたくさん存在します。誰もがストレスまみれで働いているので、そのはけ口を車内の人間関係に見つける人がいるのです。

 

 

そのような底辺の人間関係に、自分の精神をすり減らしてまで付き合う必要は無い。

 

 

職場の人間関係が本当に無理になったら、そこから逃げること。

 

 

それは、決して恥ずかしい事ではありません。

 

 

「職場の人間関係」は、日本の社会人が会社を辞める深刻な理由の一つ。毎日が苦しいあなたにとっても、退職という選択が最適な決断かもしれないのです。

 

 

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