日系企業と外資系企業の違いと転職で変わる働き方

外資系企業に転職する時に気をつけるべき事とは? 日系企業から転職する時に知っておくべき項目まとめ。



日系企業と外資系企業はこんなに違う!

 

 

コダモンです。

 

 

4年半勤めていた都内の大手日系企業を辞めて、ドイツで暮らしながらドイツ企業でのんびりサラリーマンをしています。

 

 

日系企業に見切りをつけて実際に外資系企業に転職をしたわけですが、その働き方の違いに当時は衝撃を受けました。

 

 

日本とドイツのハーフとして、自分は両方の国の文化や習慣に対する『免疫』があったはずなのですが…それでもカルチャーショックを受けるほど、日系企業と外資系企業の違いは大きいです。

 

 

外資系企業への転職を考える人は、参考にしてみてください。

 

 

(注: 『海外に本社がある企業の日本法人/日本支社』が対象です)

 


1. 外資系企業の職場環境

 

 

まず最初に気になるのが、その職場環境。

 

 

日本の企業は、集団行動を基本とした年功序列のシステムで成り立っていますよね。先輩後輩の慣例があるように、1つの企業に長く勤めれば勤めるほど優遇されるようになっています。

 

 

新入社員として一括採用されてから、勤続年数をコツコツと伸ばすことで昇級と昇給ができるシステム。

 

 

20年30年と地道に同じ企業で働いて、最後にたんまり退職金をゲットする…。終身雇用の名残もあり、どんなに理不尽な事を経験しても、そうやって同じカイシャに勤め続けて『安定雇用』を求めることが理想とされます。

 

 

部署や社内の組織は全て縦社会なので、「社内のルールは絶対」「上司の命令は絶対」などの風潮もある。それでも、集団行動を取る習性から、みんな黙ってルールに従いながら働くのが日系企業です。

 

 

では、外資系企業の職場はどうでしょうか?

 

 

まず、海外の外資系企業には年功序列のシステムがありません。

 

 

先輩後輩の関係や、社内の縦社会のルールを意識しなくて良いのです。これがとってもラク!

 

 

勤続年数がムダに長いだけの社員には何のステータスも無いし、管理職になれるのは実力のある一握りの人材だけ。日系企業のように大量の中間管理職がいることはありません。

 

 

海外の企業では一人一人の『社員の裁量が大きい』ので、職場の人間がお互いに必要以上に干渉する事もなく、あくまで効率的に働こうとします。

 

 

そのため、日本のカイシャにありがちな「ムダ会議」や「飲みニケーション」などが少ないです。もちろん『お辞儀ハンコ』などのイタイ慣行も、海外の企業にはありません。

 

 

上司に対する礼儀など初歩的なルールは存在しますが、組織内でどのように働くかは基本的に個人の裁量次第なのです。

 

 

また、年功序列が無いので給与や待遇が勤続年数と比例しません。

 

 

5年…10年…とダラダラ勤続年数を伸ばすだけでは、昇級や昇給ができないという事です。海外の企業では、そもそも結果を残せなければ『居場所が無くなる』というコワイ事態だって起こり得ます。

 

 

これが、日本でよく『外資系企業は安泰ではない』と言われる原因ですね。

 

 

日系企業しか知らない人からすれば、実力だけで評価が決まる外資系企業の職場環境はキビしいという見方が出てきます。

 

 

ただし、厳密に言えば、多くの日本の外資系企業の中身は既に『日系企業化』している場合が多いです。

 

 

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日本で外資系企業に転職した場合は、「海外特有の意思決定のスピード感」を味わいながら、良くも悪くも「日本式」に業務を行う事が可能となるのです。

 

 


2. 外資系企業の人間関係

 

 

都内の大手企業に勤めていた当時は、めんどうな職場の人間関係をたくさん経験しました。

 

 

・厄介なベテラン上司や「お局様」が幅を利かせている

 

 

・上司が帰らないから部下もそれに付き合って残業する

 

 

・誰も有給休暇を取らないから周りがそれに同調する

 

 

『社内の偉い人とのパイプ』を自慢げに語る老害ベテラン社員のお局様が実際にいたし、上司たちはいつも残業していた。

 

 

作業効率などはまったく無視で、社内の古いしきたりや「○○さんが言っているから…」などの理由が優先される。良くも悪くも、日本の企業は仕組みで回っているのですね。集団と組織の『和』を必要以上に重んじるので、どのようなルールでも絶対に守ろうとします。

 

 

出社時間にはウソみたいに厳しいくせに、残業はダラダラとエンドレスで行われたり。「周りに迷惑がかかるから…」と言って有給を取らなかったり。とても不効率な働き方だけれど、部署の中の人間関係が悪化するとめんどうなので、誰も異論を唱えない。

 

 

そんなジトジトした日系企業の職場とは違い、外資系企業の人間関係はとてもスッキリしています。

 

 

個人主義で成果主義の世界なので、基本的には結果さえ出していれば、誰もその『働き方』についてとやかく言う人はいません。

 

 

悪く言ってしまえば、外資系企業で働く社員はみんな「他人の仕事に無関心」。

 

 

良く言えば、めんどうな人間関係が回避できる「サバサバした付き合い」が可能です。

 

 

社員の出社/帰社時間は各々のスケジュール次第だし、日によってはスニーカーで出勤する人もいます。外資系企業では人事権は上司にあるので、日系企業のように周りの目や人事の評価を気にしないのです。

 

 

また、外資系企業では外国人上司が多いため会話は基本的に公用語の英語となりますが、その関係性もとてもフラットです。上司との関係が良好であれば、お互い下の名前で呼び合う事もあります。

 

 

ただし、昇給、昇格、降格も全て自分の上司の裁量で決まってしまうので、上司の評価とその関係性は日系企業以上に重要になります。

 

 


3. 残業と有給休暇

 

 

海外における外資系企業では、残業は基本的にありません。

 

 

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しかし、残念ながら日本の外資系企業となると話が変わります。

 

 

社員の大半が日本人だし、基本的には日本の顧客を相手に仕事をしているので、いかに外資系企業と言えどもその中身が『日系企業化』してしまっている場合が多いからです。

 

 

そして、その傾向が一番ネガティブに現れるのが『残業』です。

 

 

わたくしコダモンが勤務しているのはドイツのドイツ企業ですが、日本人の同僚が働いている日本法人では残業が普通に行われています。

 

 

こちらがドイツで仕事をしていても、日本時間の夜遅くに日本の同僚からメールが飛んできたりする。その度に「こんな時間まで残業しているのか…」と目を覆いたくなります。

 

 

ドイツの本社では「基本的に残業はなし」という働き方なのですが、同じ企業組織でも、日本法人で日本人だけがたくさん残業しているのです。その理由は単純で、日本のビジネスを成功させるためにひたすら『日本式の対応』をしているから。

 

 

外国人上司も「ここは日本人同士に任せるしかない…」といった具合で、長時間労働を見て見ぬフリをする事もあります。

 

 

そのため、「外資系企業には残業がない!」というのは間違いで、日本国内における転職の時は注意が必要です。

 

 

そのような環境でも唯一の救いと言えるのが、有給休暇の取得率が比較的高いということです。

 

 

外資系企業で有給休暇を申請する際に、「何で休むの?」とか「休む理由は何?」などと聞かれることはほぼありません。

 

 

外国人の上司は自ら率先して休みますし、長期休暇の取得も容易です。年間を通して「リフレッシュしながらバリバリ働く」というのが海外のスタイルですので、適宜に休みを取りながら働ける環境が外資系企業にはあります。

 

 

『個』の権利とプライベートを尊重する社風は、圧倒的に外資系企業の方が良いのです。

 

 


4. 上司と社内の付き合い

 

 

海外の企業では、『個』のパフォーマンスが第一に評価されます。

 

 

そして、それを評価するのは他でもない、直属の上司です。

 

 

結論から言ってしまえば、外資系企業における上司との関係性は日系企業のソレよりも重要だと言えます。

 

 

人事権を持つ上司は外国人である場合が多く、彼ら/彼女らの「仕事観」や「困りごと」、「部下に対する期待値」などを細かく気にしながら働く必要があります。

 

 

おべっかを使うという意味では無く、あくまで上司の期待に仕事を通して応える事が求められます。

 

 

そのため、やはり英語やその他母国語での円滑なコミュニケーションは必須です。外国人上司からすれば、スムーズにコミュニケーションができる部下の方が『扱いやすい』に決まっているからです。

 

 

転職時の面接には必ず直属の上司となる人物が面接官として参加するはずなので、会話を通して相手の人物像を見極める事がとても重要です。

 

 

また、「外資系企業のココが良い!」と胸を張って言えることが1つあります。それが、仕事とプライベートを切り離す考え方です。

 

 

外資系企業には、日系企業にありがちな「付き合い残業」や「半ば強制的な飲み会」などがありません。

 

 

個人の裁量で、あくまで効率的に働くことが求められるので、仕事が終わればあとは帰るだけという環境が整っています。

 

 

そのため、定時で帰る時に周囲から冷ややかな目で見られるような事もない。

 

 

ちなみに、日本法人の同僚に聞き込みを行ったところ、部署やカイシャ全体の飲み会などは「年に2~3回あるかどうか」というレベルだそうです。

 

 

気の合った同僚同士やフランクな飲み会はポツポツあるようですが、会費を徴収したりわざわざ参加確認を求められるような飲み会は、ほぼ無いのです。

 

 

社員のプライベートを侵害することが極力少ないのも、外資系企業の特徴です。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

個人的な意見も含まれていますが、日系企業と外資系企業のおおまかな『違い』をまとめてみました。

 

 

どちらの職場や働き方が向いているかは人それぞれ。あなたに合う就職ができるように参考になれば幸いです。

 

 

コダモン


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