会社員の仕事や職場が辛いことが日本では当たり前?

お給料は「ガマン料」?? 日本で仕事をすることは辛いけどそこには選択肢がある。



仕事が辛くても選択肢がある

 

 

コダモンです。

 

 

社会人になったら、何かしらの「仕事」をしなければなりません。

 

 

フリーランスも会社員も公務員も。それが正社員でもアルバイトでも…。みんな仕事をして、働いています。

 

 

そもそも、今の世の中には働かないという選択肢がありません。

 

 

資本主義が支配する世界なので、人間は仕事をして「お金」を稼がないと生きていく事ができないです。

 

 

完全な自給自足という生活は、世界の本当にごく一部の人たちを除けば不可能。毎日畑を耕して生きているような人も、水道代や電気代のために「お金」が必要になります。

 

 

実家暮らしで生活に必要なモノが全て “支給“ されている人も、永遠にそのような環境が続くことはありません。自分で働いて稼ぐ「お金」が必要になる時が、いつか必ずやって来ます。

 

 

そうなのです…。

 

 

私たちは、生きていくために、「お金」を稼ぐために「仕事」をしなければならないのです。

 

 

そして、そこにはちゃんと選択肢がある。

 

 

「将来お金を得るため」に学業に励んで、就職活動もして、カイシャに入社する。そのまま実家で農業を営む人もいるだろうし、ネットビジネスをやる人もいるし、自ら起業する人もいるでしょう。誰もがお金を得るために、何らかの仕事を選択をします。

 

 

 

ではどのように働いて、どのようにお金をかせぐのか?

 

 

 

それは、私たちの自由。

 

 

毎日楽しく働いてお金を稼いでも、毎日辛い思いをしてお金を稼いでも。全ては私たちが自分で選んだ働き方なのです。

 

 


1. 仕事が辛い理由

 

 

世の中には、働くことを美化させるような意見がたくさんあります。

 

 

日本で働いていると、「生きがい」とか「やりがい」という言葉を、しょっちゅう聞く。

 

 

働くことは「生きがい」であり、働く理由は「やりがい」である。日本でサラリーマンをしていた当時、周りの人はよくそんな模範解答をしていた。

 

 

「働く理由は『お金』だけじゃない!」



「仕事を通して得られる何かがあるのだ!」



…などなど。

 

 

しかし…。



果たして本当にみんなそう思って働ているのでしょうか?

 

 

その答えは、明らかに “NO“ です。



なぜなら、明らかに苦しそうに働いている人が日本にはたくさんいるから。

 

 

「『やりがい』なんて無くてもいいからたまには定時で帰りたい!」

 

 

そんな思いを胸に残業まみれで働く人は、たくさんいます。

 

 

確かに、働く人のモチベーションや気持ちの持ちようは大事です。自分の仕事が本当に楽しいのならば、もちろんそれに越したことはありません。

 

 

ただ、日本で働いていると自分ではどうしてもコントロールできないストレス要因がたくさんある。それが問題です。

 

 

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そのストレス要因は、おおまかに次の2つから成り立ちます:

 

 

1.1. 年功序列

日本の多くのカイシャが年功序列制度を採用しています。この制度は、長く働けば働くほど、また年齢を重ねれば重ねるほど役職や給与が上がっていく制度です。安定である反面、若手がいくら頑張ってもなかなか評価されにくいし、社内の新陳代謝も悪い。勤続年数だけがムダに長くても、エスカレーター式に昇級・昇給できるシステムのおかげで、「勘違い上司」なども出来上がってしまいます。

 

 

1.2. 長時間労働

日本のカイシャが欧米諸国や諸外国と決定的に違う部分は、成果主義でないことです。欧米企業でいつまでも残業している人は「仕事ができない人」。日本はどうせ年功序列ですので、残業代目当てにダラダラ残業する人も多い。終身雇用とかの名残で、今だに大昔の労働慣行で残業をたくさんする上司がいるので、長時間労働がなかなか改善されません。

 

 

 年功序列のおかげで、今までさんざん残業してきた人が上に立って、これまでと同じ働き方を部下に求める組織ができる。そのような組織では、昔から職場に存在する古い慣行とかも無くならない。

 

 

「みんな今までやってきたから」とか「○○さんが決めたことだから」とか、訳の分からない理由で無意味な仕事が増えるし、それらが追加のストレスになります。

 

 

新入社員などの若手は、既存の社内ルールに盲目的に従うことが求められる。仮に異論を唱えようものなら、その相手は上司や部署、ひいてはカイシャ単位になる事もあります。個人でどうにかできるレベルの話じゃない。

 

 

これらは全て、自分が勤務する社内だけでなく取引先など顧客側の組織にも存在します。あなたを取り巻く全てのプレイヤーが残業前提で仕事をするので、そこには逃げ道がない。…長時間労働が無くならないわけですね。

 

 

今の仕事が辛すぎても、職場の人間関係が耐えられなくても、理不尽な上司がいても…。みんな暗黙の了解のもと集団行動的に仕事に従事しているから、それを解決する糸口がない。

 

 

行き詰まった環境の中、カイシャ生活が挫折寸前の人はたくさんいると想像します。

 

 

そして、そのような人に対して「生きがい」とか「やりがい」を今さら説いたって、何の役にも立たないのです。

 

 

毎朝ギュウギュウの満員電車で出勤して、毎日毎日夜遅くまで残業して、有給休暇もロクに取れないままストレスまみれで働く人たち。

 

 

「充実している」とか「楽しい」という感覚が無いまま、ただひたすら毎日毎日カイシャに向かうこと。「カイシャに行きたくない…」と思いながらも、重い足取りを無理にでもカイシャに向けることは、辛いでしょう。

 

 

就職先がブラック企業でなくても、日本で日本のカイシャで働くことの辛さはいくらでも存在します。

 

 

それでも自分の体にムチ打って働く理由は、お金を稼がないと生活していけないから。

 

 

でも…。生活っていうのは、健康的な自分がいてからこそ成り立つものなのです。

 

 


2. お給料は「ガマン料」?

 

 

なぜか最近よく目にする、このコトバ。

 

 

カイシャでもらうお給料は「ガマン料」だという意見。

 

 

これってものすごく悲しいコトバです。

 

 

仕事をする上では、あなたが事業主であれ従業員であれ、必ず他者を巻き込む必要があります。

 

 

その相手が顧客にしろ社内の人間にしろ、他人と密に関わる必要があるので自分の思い通りにいかなかったり無駄に時間を費やすことがあるのは当然です。仕事をする上では、ガマンをしなければいけない状況は不可避なのです。

 

 

けれど、仕事の対価である「お金」は、あなたが企業の「利益から割り振られてもらうもの」です。

 

 

そして、企業は利益を出すために社員を必要としています。あなたのスキルをフル活用して企業に貢献することが、その利益を生む原動力になっているのです。



カイシャは社員なしで成り立ちません。

 

 

大企業だとその実感は少ないですが、社員一人一人の仕事は確実にその企業の利益へとつながり、ひいてはあなたの給料となって還ってきているのです。

 

 

「新入社員は結果も出さないで金だけかかってる!」

 

 

「社員の給料の3倍以上のコストが会社にかかっているんだ!」

 

 

そのような意見も聞くけど…。だから何? 

 

 

それでも、利益が出てるから役員も上司もみんな社員でいられるのです。上から目線で意見する社会人だって、新入りで何もできない時期があったわけだし。

 

 

お給料とは、あなたの知識経験や技術力、交渉力、コミュニケーション能力、語学力やマネジメント力を提供すること対する対価。

 

 

そのため、お給料を「ガマン料」と言うのはまったくアホらしい。

 

 

ただ…。



ひとつだけ要注意。

 

 

実際に日系企業に入社して働いてみると…なるほど。いくらでも「ガマンを強いられる状況」が存在します:

 

 

担当じゃない仕事をふられても、自分以外にやる人がいないからガマン

 

 

定時で帰宅したくても、上司も部署もみんなまだ働いているからガマン

 

 

有給休暇を取りたいけど、周りの人間は誰も取らないからガマン

 

 

これらはまだやさしい方で、理不尽な説教やパワハラなど、極度に心身を消耗する「ガマン」もたくさん存在する。

 

 

そんなものの繰り返しでは、仕事を楽しく思えるはずがないし、最終的には自分の健康を害するストレスへと発展する可能性もあります。

 

 

ブラック企業に勤める人からすれば、自分の給料がガマン料でも足りないくらいの劣悪な環境で働く人もいるのかもしれません。

 

 


3. 我慢して働くかは自分次第

 

 

日本で働くためには、それ相応の忍耐力が必要です。

 

 

それは間違いない事実。

 

 

仕事以外のムダなストレスが発生しやすい環境だし、職場の人間関係も海外のようにサバサバしていません。何をするにしても年功序列だし。

 

 

都内の満員電車ひとつとっても、それに耐えられる外国人はあまりいないでしょう。それほど強い忍耐力が求められます。

 

 

しかし、そのような環境にあなたが従うかどうかは、まったく別の話。

 

 

わたくしコダモンは、4年半勤めた日系の大手企業が嫌になって辞めました。

 

 

そこはブラック企業でもなんでも無く、はたから見れば優良企業だったカイシャです。

 

 

それでも、入社当時から「何かが違う…」という違和感が常にあり、ゴリゴリの日本式で働き続けているうちに、いつしか日増しにモチベーションが下がっていきました。

 

 

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なんとか頑張って続けてみたけど、学ぶものよりもストレスの方が大きくなり、ついには毎朝のカイシャへの足取りが重くなっていった。

 

 

日曜日の夜になると、「明日からまたカイシャだよ…」と憂鬱な気分になり、ため息も増えた。

 

 

「仕事に慣れればもっと楽になるかもしれない」

 

 

「このまま仕事を続けていればいつか楽しくなるかもしれない」

 

 

そう思いながら4年半だけ付き合ってみたけど…。いつまで経ってもカイシャはカイシャなので、さっさと辞めました。

 

 

自分は忍耐のある強い人間だと思っていたけど、それ以上に健全な思考が頭のどこかにありました。それは、長い海外経験の中で培った欧米的な思考です。…自分がハーフだから…かもしれません。

 

 

そのため、日本のカイシャの中にある「当たり前なストレス」はグローバルスタンダードから見ればありえない事だと常に意識していたし、少なからず嫌悪感を抱いていたのです。

 

 

仕事も大変だったけど、それと同じくらいに社内の付き合いとか人間関係がウザかった。カイシャの飲み会に貴重な時間を割いて、ダメ上司のおかげで何度も疲弊した。

 

 

今でこそ笑い飛ばせますが、当時は楽しくない辛い日々を送っていました。

 

 

でも…。そんな環境に4年半も身を置いていたのは自分が決めたこと。辞めるまでのタイミングも、全部自分のさじ加減でどうとでもなること。

 

 

自分がその日系の大手企業に勤めていたのは、数ある「お金を稼ぐ方法」の中の1つにすぎないのです。

 

 

どうせサラリーマンを続けるなら、自分を最大限に活かせるより良い環境で働きたい。そう思って、行動に移した。ただそれだけ。

 

 


4. 本当に辛いなら転職する

 

 

そんなこんなで、転職しました。

 

 

転職先は、ドイツの外資系企業。そこではワークライフバランスがとても充実しています。

 

 

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ドイツハーフが転職した理由に対して「お前はまだまだ甘い!」という人生の先輩方の意見があることは、百も承知。

 

 

「仕事が生きがい」みたいな事を言っている人は、それでいいんじゃないですか? まったく理解はできませんけど。

 

 

世の中には、他に選択肢がないと勘違いしながらいつまでもいつまでも会社と仕事で消耗しきっている人がたくさんいます。

 

 

自分なんかより過酷な環境で頑張っている人もたくさんいるし、毎日夜中まで残業して休日出勤もして…心身を擦り減らしている人もいるでしょう。

 

 

 

 

けれど、みんな自分の意思でそこに勤めているわけです。

 

 

 

 

「仕事を辞めたら食っていけない…」

 

 

「転職に失敗したら家族を養えない…」

 

 

そのような理由で今の辛い仕事を続けている人もたくさんいるでしょうけど、そのまま健康に支障をきたしたら仕事ができなくなるし、家族を養うどころか自分が再起不能になってしまう可能性だってあるのです。

 

 

 

それでも辛い仕事を続ける意味って、いったいどこにあるの?

 

 

 

自分が潰れてしまっても、「ガマン料」に価値があるとでも思ってるの…?

 

 

 

わたくしコダモンは、自分の中での健全な限界を見極めてさっさと転職しました。それがはたから見たら“甘ちゃん“でも、それでいい。

 

 

自分の事は自分が1番よく知っているし、心の病とかになってからでは全てが手遅れ。

 

 

「仕事が辛いのは当たり前だ!」

 

 

「仕事が辛いのはお前だけじゃない!」

 

 

そのような思考停止な意見を、鵜呑みにしてはダメ。絶対。

 

 

日本では何かと「転職が悪」のように言われますが、そもそもカイシャの中には自分一人ではどう頑張っても打破できない状況がたくさんあるので、さっさと見極める事が大切です。

 

 

そのためにも、あなたの中の限界をしっかり認識している必要がある。

 

 

本当に辛くなったら、自分の限界を感じたら…。

 

 

そのカイシャ、辞めていいのです。

 

 

 

コダモン