国家公務員が月200時間残業? 安定どころかヤバい現実

倒産やクビがない公務員って安定だし魅力的。だけど、残業がヤバいなら話は別です。


国家公務員が月200時間残業!?

 

 

コダモンです。

 

 

Yahoo!のトップニュースにもなっていた、この記事:

 

 

「国家公務員の現実は…35歳で年収750万円、残業は月200時間」

(出典: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180709-00010001-flash-peo, 2018年7月22日時点)

 

 

パッと読んだ感じ、ヤバそうな内容。

 

 

月の残業200時間って…。過労死ラインといわれる月80時間の残業を、かるーく2倍以上超えています。

 

 

この記事で対象になっているのは、国家公務員です。国の行政機関に勤める人達。公務員の中でもちょっとエリートなイメージですかね。一般職と特別職などに別れているみたいですが、ザックリとまとめると「公の仕事」に関わる人達です。

 

 

国家の運営に関連する業務が、国家公務員のお仕事。

 

 

国の業務に従事する人たちです。

 

 

日本という国の行き先を左右する立場にいる人たちが月200時間残業って…大丈夫なのコレ?

  

  


国家公務員とは?

 

 

国家公務員と聞いてまずパッと思いつくのは、外交官とか税務職員とか。

 

 

数が少ないところでは、裁判官とかも対象ですし、一般職と呼ばれる中では国会議員とかもそうですね。

 

 

某国会の某中継で居眠りしている某議員達もそうです (笑)

 

 

そして、そんな公務員たちの内訳は、下の図にわかりやすくまとまっています:

 

(出典: 人事院、国家公務員の紹介;http://www.jinji.go.jp/saiyo/syokai/syokai.htm, 2018 年7月22日現在)

 

 

地方公務員より少なく、割合的には公務員の18%ほど。ここから見て読み取れる通り、「国家公務員」の対象になる人数は…。

 

 

ざっと58万人。けっこう多い…。

 

 

国家の今と将来を支える、国家公務員。その大事な人員が組織するところには、想像以上に大勢の人が絡んでいますが…。

 

 

いずれにせよ、そんな職場の月の残業が200時間って相当ヤバいです。

 

 


国の業務は大事だけど…

 

 

「国会対応の課長補佐クラスは連日徹夜が続く」(金融庁)

 

 

「繁忙期の週あたり残業時間は40時間」(国土交通省)

 

 

これらは、前述の記事の抜粋です。

 

 

どうやら、これがエリートと呼ばれる官僚たちの実態のようです。「国会答弁の作成」などの仕事を中心にその準備に追われたりと、民間企業以上にキツイ環境で働く人も多いみたいです。

 

 

国会議員が颯爽と国会のテレビ中継で答弁をしている背景には、職員たちの涙ぐましい努力があるのですね。

 

 

帰らずに職場で寝る人も、普通にいるのだとか。

 

 

わたくしコダモンはドイツの大学を卒業した後に、日系の一部上場企業である大手企業に4年半勤めていましたが、当時の課長職の上司も頻繁にカイシャに寝泊まりしていました。それと同じような事が「お国のための仕事」でも起きているとは…ちょっと衝撃です。

 

 

相当な仕事量から来ている不可避な残業のようですね。

 

 

国の運営に関する業務ということで、そのプレッシャーも高いと想像します。

 

 

記事の中では、現役官僚が実際にコメントしているようです。最終的な真偽のほどは定かではなりませんが、おそらくその実態は、やはり記事のタイトル通り月200時間の残業などが普通に行われているのだと想像する。

 

 

こういう記事を読むと、職種が何であれ「日本での残業は避けては通れない道」なのだという事を改めて思い知らされます。

 

 

日本の大手企業に勤めていた当時も残業は当たり前でした。中には始発で帰宅してシャワーだけ浴びてまた出社する上司もいた。ツワモノ揃いの部署でした。

 

 

ワークライフバランスなんて一つも無かったです。

 

 

海外にかれこれ10年以上滞在していますが、ドイツで会社員をしている今では考えられないくらいヤバいストレスが日本にはありました。日本で会社員をした事は人生における良い経験にはなりましたが、もうこりごりです。

 

 

話を公務員に戻します。

 

 

わたくしコダモンは、ドイツの大学を卒業して就職活動を始めたのですが、当時は「領事館とか大使館に就職できたらカッコイイなぁ…」と漠然と思っていた時期がありました。あくまで憧れ程度で、そのまま民間企業に就職しました。

 

 

それ以外は、公の仕事に関するテーマとはまったく無縁。

    

 

ちょっと話がズレましたが、「国家公務員」と「残業」です。国民の期待と資源をもって、国家の将来を担うポジションにいる人達。

 

 

そして、そこには「過労」があってはいけないと思います。

 

 

「激務だけどそれなりの報酬がある…」と言われるようですが、タイトルにもある「35歳で年収750万円」は、決してべらぼうに高いとも思いません。

 

 

そもそも、月の残業200時間に見合う報酬など存在しないでしょう。

 

 

過労死レベルの2倍以上の残業なんてしてたら、本当にいつか心身に支障をきたして再起不能になるかもしれないのです。いくらお金を積まれてもそんな働き方はダメ、絶対。

 

 

国の業務が大事なのはもちろん理解できますが…身体が持つはずがない。

 

 

「働き方改革」などを推し進める立場にいるのだから、まずは自分たちの職場の働き方を見直すべきです。

 

 


公務員の求人に興味があったけど…

 

 

この記事を書いている時に、ちょうど国家公務員の求人を見かけました。

 

 

「ドイツ語」と「求人」で、なんとなーく検索している時に、ひっかかった案件です。

 

 

その募集要項も、なかなか興味深い内容。自分はドイツ在住なので応募こそしませんでしたが、「中途でも国家公務員になれる」という事すら知らなかったので、なかなか新鮮でした。

 

 

その内容は…。

 

 

正社員で公務員・職員

 

 

仕事内容は「国の利益守るお仕事」

 

 

中でも1番気になったのは、「対象となる方」のところ。

 

 

「海外勤務経験、英語などの語学力がある方、またはそれ以外の言語の高い語学力を有する方」とあり。そして、「民間企業出身の方で外交分野に関心のある方」とあったのです。

 

 

うーん。

 

 

ついつい「自分に合ってる!」と思ってしまった。ドイツ語能力も対象になっていたし。

 

 

最終的にはスルーしましたが (笑)

 

 

……。

 

 

やっぱり、今の時代になっても「公務員」と聞くと「安定した収入」「安泰の社会的地位」などを連想します。

 

 

ましてや、「国家公務員」になれるのならばなおさらでしょう。

 

 

しかし…。そんな職業も「過労」という残酷なテーマと隣り合わせなのですね。月200時間残業という、途方もない労働環境が存在する組織体制になってしまっているのです。

 

 

日本の働き方の闇が、民間企業以外の職場でもハッキリと存在します。

 

 

そして…そこまで心身を酷使して得る「年収750万円」に、果たしてどれほどの価値が残っているでしょうか。

 

 

仕事が終わったら帰宅して寝るだけ

 

 

休暇も余暇もまったく無い

 

 

過労とストレスで息つくヒマもない…

 

 

そんな事の繰り返しては、いつか潰れます。「公の仕事」という『やりがい』がモチベーションにあったとしても…あまりにも辛い。

 

 

日本の「働き方」の現実は、公的機関であれ民間企業であれ、まだまだ改善の余地が多過ぎる。

 

 

日本のカイシャを4年半で辞めたハーフですが、当時の月の残業は多くても40時間程度だった記憶があります。勤めていた企業はブラックでも何でもないし、有給休暇もある程度取得できていた。ストレスまみれではありましたが、はたから見たら比較的『楽』な職場だったのかもしれません。

 

 

でも…。

 

 

 

それでもカイシャを辞めた

 

 

 

日本の働き方にウンザリしたからです。

 

 

それでも、そんな当時の自分の環境とは比べものにならないほど過酷な今回の記事の内容。そして、月200時間の残業という途方もない数字。

 

 

国の舵取りを担う職業だからこそ、健全な労働環境で健全な判断ができるように働いて欲しいものです。

 

 

コダモン

 

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