日本は「外国人労働者がいないとやっていけない」?

働き手不足が深刻な日本。労働力の確保に躍起になるのはいいけど、外国人を受け入れる準備できてないでしょ?

「外国人」はどんどん増えてる

 

 

コダモンです。

 

 

6月も中旬になった現在、日本は梅雨真っ只中ですね。

 

 

今年も半分以上が過ぎてしまいました。ブログの更新頻度は相変わらずアレですが、細々と続けているこのサイト、「ハーフがカイシャに就職してみた」。引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

 

さてさて、ハーフで日本生まれ・日本育ちである、わたくしコダモン。

 

 

子供の頃から「外国人扱い」には慣れていて、見た目が完全に日本人離れしていることもあり、「日本における外国人」というテーマには敏感です。

 

 

高校生まで日本で暮らしていましたが、当時は外国人なんてほとんどいませんでした。

 

 

小さな町工場にベトナム系の人が何人かひっそりと働いていたり、学校などに招待制度で短期間講師として来日した欧米人が数人がいるだけ。

 

 

……あっ、ちなみにコレは地元のド田舎の話です。

 

 

夕方の5時には、人々を家路につかせるチャイムが町中に響き渡る。山に囲まれた、非常にのんびりしたところです。両親の片方がドイツ人だったコダモン家は、かなり有名な存在でした(笑)

 

 

そんな田舎では、そもそも外国人に出くわすことすら少なかった。

 

 

当時から都内に繰り出すことは度々あったのですが、それでも「外国人」と言えば「旅行客」というイメージでしたね。東京の街を地図片手に歩き回る欧米人たち。あの時は、まだアジア系の人たちは少なかった気がする。

 

 

それが今となっては、かなり変わりましたよね。

 

 

在留外国人の数はおよそ240万人

 

 

中国と韓国が圧倒的に多いみたいですけど、それでもコダモンが昔日本に暮らしていた当時に比べると、ざっと100万人ほど増えています。

 

 

(出展: 法務省プレスリリース, http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00065.html, 2018年6月17日現在)

 

 

昔は、都内を歩いていても比較的目立った存在だったコダモンも、今となっては「その他大勢」。外国人…本当に増えましたよね。

 

 

来日する旅行客は毎年のように過去最高を更新しているみたいですし。最近では色んな国の人を、いたる所で、当たり前のように見かけます。

 

 

そんな「外国人」たち。彼らの存在は、日常生活をも通り越して、もはや身近な存在になりつつあるのです。

 

 

外国人と移民事情

 

 

外国人が増えることで、「治安が悪くなった」だとか、とりあえず「不安」が先行する人も多いみたいですね。

 

 

ちなみにですが、来日外国人に限定して言えば、その「犯罪数」は逆に減っています

 

 

(出典: 来日外国人犯罪の検挙状況[平成26年], https://www.npa.go.jp/sosikihanzai/kokusaisousa/kokusai/H26_rainichi.pdf, 2018年6月17日現在)

 

 

外国人旅行客が飛躍的に増加している事を考えれば、「治安が悪くなった」というのは、そもそも間違い。検挙数の推移と比較すれば、まったく逆の結果となっていますね。

 

 

「外国人!? コワイ!!」という人もまだまだいると思いますが…。

 

 

在留であれ来日であれ、その多くの外国人たちは、基本的にはポジティブな結果をもたらしているのが現状です。

 

 

真っ先に思いつくポジティブな効果は、やっぱり経済効果。海外からの旅行客増加による増収は、言わずもがな。

 

 

観光に関してだけ言えば、某内閣は「成長戦略の大きな柱の一つであり、地方創生の切り札」などと言い切っているぐらいですから。

 

 

何はともあれ、外国人が増えている事は「良い傾向」だと思っています。コダモン的にも。

 

 

町を歩いていても、もうジロジロ見られることも無いし……(笑)

 

 

冗談はさておき、今の日本は既に相当数の「移民」を受け入れていること、みなさんはご存知ですか?

 

 

日本はあまり「移民」というテーマと関わりが無さそうなイメージがありますよね。

 

 

でも、日本には既に年間30万人以上の移民が来ています。

 

 

ピンと来ない人も多いと思いますが、例えばドイツなどでは既に政策の中でも重要テーマとして扱われています。移民の受け入れが世界で最も多いのもドイツ。

 

 

(出典: 西日本新聞, https://www.nishinippon.co.jp/feature/photo/show/292963/, 2018年6月17日現在)

 

 

現在ドイツで暮らしているのですが、外国人が当然のようにそこら中に暮らしています。もはや「外国人」という単語が死語。

 

 

外交手腕に長けているメルケル首相のもと、受け入れられた移民たちですが、ドイツ国内では不信感も生まれています。

 

 

「移民が社会に溶け込み、 社会が彼ら/彼女らを受け入れる状況を生み出す」

 

 

首相は当時このように豪語しましたが……。移民たちが社会に溶け込むまでには相当な時間と費用を要するため、いたるとこで問題が発生しているのが現状です。

 

 

話を日本に戻します。

 

 

前述の通り、日本は既に多くの外国人を受け入れています。そして、その目的は当然のことながら、急速な少子高齢化による人口の減少と、将来的な働き手不足。

 

 

日本人が「こんな仕事やってられない!!」というような条件の業務や、人が集まらないような職務。それらは、日本の経済をまわす為にも、誰かに担ってもらう必要があるのです。

 

 

そこでターゲットとなるのが、外国人労働者なり移民。

 

 

将来的に日本が少子高齢社会となった際に、彼らが必要なのです。

 

 

外国人を受け入れないと高齢社会を乗り切れない

 

 

外国人労働者は、必要な存在というよりも、もはや必須。

 

 

仮に外国人がいなくなると、ゆくゆくは税収がまったく追いつかなくなり、日本はジリ貧になってしまうのです。

 

 

そのため、「日本人以外」の働き手がいないと、10年20年先の日本社会は、そもそも成立しないかもしれない。

 

 

そこまで急務な移民と外国人労働者の受け入れ、ですが……。

 

 

現状はいろいろとキビしいです。

 

 

例えば、移民が増えると、当然のことながら彼らのコミュニティができあがり、日本人がグループで行動するように、彼らもグループになる傾向が生まれます。

 

 

そうなると真っ先に思いつくのが、民族や宗教の違いから来る争い。

 

 

……あまりピンと来ないかもしれませんね。

 

 

日本は(実質)無宗教だし、この辺りの感覚がノホホンとしています。

 

 

しかし、これがかなり深刻な問題。

 

 

世界一移民の受け入れが多いドイツを例に見ると…。

 

 

移民を大量に受け入れてしまったドイツでも、「宗教の自由」や「中立」を重んじつつ、外国人をドイツに馴染ませることに四苦八苦です。

 

 

一方では、ドイツにおける移民の「権利と自由」を保証しなければならない。

 

 

しかし、もう一方で移民達に「働き手」になってもらわないと意味が無いのです。そのためにも、彼らにはドイツ語を学んでもらい、ドイツの社会・歴史・文化も理解してもらう必要があるのです。そして、ゆくゆくは優秀な労働力となって欲しいのが本音。

 

 

しかし、これの実現が難しい。

 

 

移民政策を急ぐ中で、システムの構築や費用の捻出など、多くの問題も抱えているのが現状です。

 

 

そして、民族と宗教の混同にはトラブルは付きもの。

 

 

例えば、ムスリムの女性が被るスカーフ(及び、目だけが見えるブルカなど)を禁止する動きとか。学校や公共施設などでの本人確認などの基本的な問題から、更には、テロなどのセキュリティ上の問題などに起因しているのですが……。それはある意味「欧米的な考え方」なだけで、イスラムの移民たちにとってはただの正装なのです。

 

 

うーん……。

 

 

比較的「外国人の流入」が古く、経験豊かなドイツですらこの状況。

 

 

日本の外国人受け入れ態勢は、どうなるでしょうか……。

 

 

工場やコンビニはとっくに外国人ナシでは成り立たない

 

 

ここまで長々と語りましたが、日本への外国人のさらなる流入は、至極当然の結果となります。

 

 

経済と福利厚生などの面からも、その必要性は明確です。

 

 

 

「工場やコンビニ『外国人がいないとやっていけない』のが現実」

(出典: ライブドアニュース, http://news.livedoor.com/article/detail/14776078/, 2018年6月17日現在)

 

 

こんな記事を最近見かけましたが……。「そりゃそうだろが!」って感じですね。

 

 

日本には「外国人技能実習制度」というモノがあります。表面上は、技能や技術の開発途上国等への移転を目的とした、「人づくり」に協力することを目的にしてた制度。

 

 

しかし、実情は東南アジアなどの若い男女を低賃金労働力として搾取してきました。そして、そんな現場は未だに多く存在します。

 

 

これが、恐らく近い将来変わるでしょう。

 

 

なぜなら、今までとは違い、これからは外国人労働者の労力が必須となるからです。

 

 

「イヤならクビだよ。国に帰るか…?」といった文句は、自分の首をしめる結果を招きます。次の働き手が見つかる確証は無いからです。

 

 

外国人労働者も、労働基準監査書に申し出るような時代になっていますしね。

 

 

彼らの賃金をいつまでも抑え続けることは、もう難しいでしょう。

 

 

コンビニも然り。ひと昔前までは、日本の大学生のバイト先として定番だったコンビニ。昨今は様々な国の労働者を見かけますが、比較的日本語能力に長けた中国出身の人材などは既にコンビニ業界には集まらないという話すら聞きます。

 

 

うーん…。ちょっと納得。

 

 

今現在の外国人労働は「低賃金労働者」のレッテルを貼られていますが、その環境も今後劇的に変わるのではないかな…と思います。

 

 

低コスト化の波におされ、製造業などのいたるところでIoTや自動化が進む中、「人」が関わる部分にも彼らが進出して来ます。

 

 

そして…。さらにその先の段階として、高度人材の流入があります。これからの社会では、(在留)外国人がカイシャにもどんどん採用されていくことでしょう。サラリーマンやOLになる外国人たち。

 

 

その変化に対応するためにも、今後の課題として「働き方改革」からの「移民受け入れ政策」が挙げられます。

 

 

日本はドイツと違い島国ということもあり、移民の流入の程度には差異があります。しかし、「備えあれば憂いなし」でしょう。

 

 

「外国人労働者」が身近な存在になる日に備えるべきです。

 

 

あとは単純に、日本のみなさんの意識改革。

 

 

あなたの隣に座って「外国人」が働く日がもうすぐ来ます

 

 

これを脅しと捉えるか、挑戦と捉えるのか。はたまたチャンスと見るか? 

 

 

これからの日本の多様化に、注目しています。

 

 

コダモン