日本テレビの水卜アナが6月に"正月休み"!?

テレビ業界もカイシャの縮図。社員が有給休暇を取るのに「正月休み」などという名目が必要なのが闇です。

「正月休み」が6月だった事実よりもっと深い闇

 

 

コダモンです。

 

 

「日本テレビの水卜麻美アナウンサーが21日、レギュラー出演している同局『スッキリ』を欠席。5月にも関わらず“正月休み”で1週間休むことになった。」

(出典: https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/水卜アナ“正月休み”でスッキリ欠席-加藤浩次苦笑「もう6月なのに」/ar-AAxzfIx#page=2, 2018年5月21日)

 

 

いろんなサイトでもトップニュースに掲載されていたこの記事。

 

 

目にした方も多いのではと思います。

 

 

人気アナウンサーという事で、報道が誇張された部分もあるのかも。

 

 

日本生まれ日本育ちながら、人生の半分が海外生活だった、わたくしコダモン。この記事を読んで、「……ん?」と違和感を覚えました。

 

 

笑い話のネタになっている雰囲気もありますが……。コレ、日本のカイシャの闇の部分が垣間見得ているのは気のせいでしょうか?

 

 

有給休暇の取得に理由は必要ないよ

 

 

報道の中では……

 

 

6月に「正月休み」を取った事

 

 

この部分がハイライトされ、「いくら何でも遅すぎるだろっ!」というツッコミとともに、どちらかというと笑い話にされています。

 

 

番組MCの加藤浩次さんも、「もう6月になろうとしてますよ!」というコメント。スッキリという情報番組の中での一幕だったようです。

 

 

「正月に取るはずだった有給休暇」が諸事情により6月までズレ込んだ事には、同情というか、さすがにちょっと「遅い!」とツッコミたくはなります。

 

 

しかし、ここで注目すべき箇所はちょっと違う。

 

 

会社員が有給休暇を取るのに理由なんかいらない

 

 

コレが、全国放送でないがしろにされてしまった……。

 

 

真っ先にそう思ってしまったんですよね。非常に残念。

 

 

ゴリゴリの日系企業に4年半勤めていたコダモンは、部署内でも「周りに迷惑がかかるから……」と言って、まったく有給休暇を消化しない状況を何度も見てきました。

 

 

「私が休んだら〇〇さんに迷惑がかかる…」

 

 

「1週間も休んだら〇〇の案件がヤバい…」

 

 

こんな事情が頭をよぎり、誰もがみんな周りに合わせるように「休暇シーズン」にしか休めない。自分もたくさん経験してきました。

 

 

本来ならば、上司がしっかりと部署内の代替えシステムを構築して、誰がいつ休んでも調整がきくようなマネジメントをしなければいけないはずです。

 

 

しかし……。一部上場の大手だったそのカイシャでは、「有給休暇が40日くらい溜まってる計算になるなー」などと自慢げに豪語する上司もおり、そもそも休み辛い環境が自然とできあがっていました。

 

 

有給休暇の取得のハードルが無駄に高い、日本のカイシャ。

 

 

ただでさえ、「なんて言い訳しよう……」などと、必要がないのに関わらず、わざわざ試行錯誤させます。上司から「何で休むの?」などとツッコまれる事もあるため、休暇申請に二の足を踏むような風潮があるのです。

 

 

そして、それはテレビ業界という分野でも、どうやら同じようです。

 

 

全国へと放送されることにより、「世間体を気にしている」という事も言えますが、それこそ日本のカイシャの「集団意識」と「周りに合わせる働き方」が反映されているのと同じこと。

 

 

たった1週間の休みなのに、今年に入ってから働きづくめで休暇へ行けず、いざ有給休暇取得となると、「正月休みなんです!」と理由をつけて正当化しなければいけない。

 

 

「致し方なく有給とらせていただいています」感がスゴイ

 

 

なんというか……闇の部分が伝わって来ました。

 

 

ちなみに、有給休暇を取得する条件自体はカンタンで、6ヶ月以上勤務した人で一定の出勤率があれば、誰でも取得可能です。日数に差はあるものの、全ての正社員に与えられているようなものですね。

 

 

コダモンは、ドイツへ転職してからというもの、ワークライフバランスのパラダイスのような環境で、年間を通しての「有給取得予定」を提出しています。

 

 

年間取得日数30日の有給休暇は、余すところなく消化されてるよ。

 

 

日本のカイシャで経験した実態とは大違い。

 

(合わせて読みたい)

 

 

何はともあれ、水卜アナには同情します。

 

 

好きで働いている。そして、休みも後倒しにするほど「仕事が楽しい」のかもしれません。実際のところは、本人にしかわからない。

 

 

しかし…。この報道を目にしたコダモンは、身を粉にして働いてたカイシャ時代の同僚たちの姿を思い出しました。

 

 

そのカイシャの縮図が、日本のどの業界にも未だに存在しているのだなーと。「働き方改革」を率先して報道しているテレビ業界も、もう少し余裕のある働き方ができればいいのに。

 

 

そして、その大前提として、年間を通して唯一リフレッシュできる有給休暇の取得には、理由も何も必要ないと思うのです。

 

 

「この遅すぎるお正月休みに、ネットも『遅すぎるだろ』『働き過ぎ』と突っ込み投稿が相次いでいた。」

 

 

そりゃそうなんだけどね……。

 

 

「働きすぎ(笑)」というレベルで済ませれてしまうところにも、日本の「カイシャ精神」みたいなモノを感じました。

 

 

コダモン