新入社員(新卒)でもカイシャと職場が嫌になったら辞めればいい

「カイシャはとりあえず3年続けろ!」なんてよく聞くけど、何の根拠もないよ。本当に無理だったらカイシャは辞めて良い。


カイシャにしがみつく必要はない

 

 

コダモンです。

 

 

今年も、日本のカイシャにはたくさんの新入社員(新卒者)たちが入社。

 

 

それぞれ、期待と不安の入り混じった気持ちでの入社だったことでしょう。

 

 

「就職活動」という、新卒一括採用をベースとしている鬼門をなんとかくぐり抜けて、ようやく入社へと至った若者達。

 

 

ドイツハーフとして、海外で大学を卒業したコダモンは、日系の一部上場企業へ中途採用で入社。いわゆる「就職活動」は経験していませんが、日本のカイシャにほぼ新人として入社した経歴を持ちます。

 

 

そのため、入社前〜入社後という時期の、気持ちの変化もよくわかる。

 

 

勤めていた先は決してブラックでは無かったにしろ、入社後の新人研修で既に消耗しました。

 

 

ドイツで暮らしていた事実も重なり、凱旋帰国でいきなり「カイシャという組織」を経験したら、カルチャーショックどころか、マジでひきました。

 

 

社訓の唱和とか。

 

 

(何コレ。戦時…?)

 

 

なにはともあれ、コダモンは「カイシャ」を知っています。

 

 

そのため、とても良くわかるのです。

 

 

入社後もうすぐ1ヶ月が経とうとするこの時期……。

 

 

 

「もう、カイシャ辞めたい。」

 

 

 

そのように思っている人が、たくさんいることを。 

 

 


そのカイシャは『辞めてもいい』

 

 

まず、結論から。

 

 

あなたが今のカイシャでパワハラやセクハラ、残業代の未払いなど労働基準法に違反するようなことを経験していたら……。

 

 

 

明日にでも退職届を出してください

 

 

 

後先考えなくていいんです。

 

 

そこまでヤバいカイシャに入ってしまったら、すぐに辞める。

 

 

このようなケースは、辞めることが間違った選択にはならないのです。明らかな違法行為など、『誰がどう見てもブラックな職場』を退職した場合は、その後の転職活動で不利になることはない。

 

 

仮にあなたが…。

 

 

「前職では教育の域を超えたパワハラを受けていました。それが退職理由です」

 

 

と、転職活動時に面接で伝えたとしましょう。

 

 

その時に……。

 

 

「そうですか…。ただ、入社後1ヶ月だったんですよね? ウチでもすぐに辞めてしまう可能生があるっていうことですか……。」

 

 

こんな返答が面接官からあったとしたら、『そのカイシャもヤバい』ということがわかるだけです。

 

 

結局何が言いたいのかと言うと……。

 

 

「カイシャをどうしても辞めたい。でも入社後1ヶ月しか経ってないし…」

 

 

このような考え方を捨ててください。ということ。

 

 

国が定める基準を超える違法な労働・長時間の残業

 

 

上司や先輩などによるセクハラ・パワハラ

 

 

手当が出ない・サービス残業を強いられている

 

 

これらを経験してしまったら、それは迷うことなくカイシャを辞める立派な理由です。

 

 

「まだ入社したばかりだろう」

 

 

「まだ何も成し遂げていないないのに、もったいない」

 

 

「今退職して就職先が見つかるわけがない」

 

 

このような周りの大人の声には、耳を貸さない。

 

 

とりあえず辞めて、そこから考えればいいのです。

 

 

新卒者の若者たちは、先輩たちである『大人の社会人』が勝手に決めたルールや慣例、しきたりに対して何の免疫もありません。入社したばかりのカイシャに不信感や不満を感じても、それが常識だと受け入れてしまうのです。

 

 

本当に嫌なことがあっても、周りや上司に相談もできずに思いつめてしまう。

 

 

 

しかし、それが原因で心の病になってしまったり、心身がズタボロな状態になってしまってはどうにもなりません。

 

 

とりあえず今の過酷な状況から逃げ出すこと。それは決して恥ずかしいことではありません。

 

 

今後の長い人生を、真っ黒なカイシャに捧げる必要はありません。「本当にヤバい」と感じたら、すぐさまハンドブレーキをひいてください。

 

 

そして、それは「辞める」という決断で間違いありません。

 

 


新入社員の離職率は高くなっている

 

 

事実、今の日本の会社員の現状として……。

 

 

 

業界全体の約30%の新卒たちが3年以内で辞める

 

 

 

そういうデータがあります。

 

 

厚生労働省が正式に発表している数字です。

 

 

 

ちなみにドイツでは、「最初の職場は3年で辞めろ」なんていう事も言われています。

 

 

「大卒で最初の職場に就いたら、およそ3年で仕事の基礎と自分の専門分野のノウハウを吸収できる。だから、そこから最初のキャリアアップを3年以内にしなさい」という事です。

 

 

そのため、日本の新卒のおよそ3人に1人が3年以内にカイシャを辞めるという事実はいたって普通のこと。

 

 

むしろ、未だにブラック企業が多数のさばっている日本の現状では、もっと離職者が多くても良いのでは…? と思いま。

 

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結局のところ、『辞める理由がハッキリしていれば』いつでもカイシャは辞めて良い。

 

 

ドイツハーフの、わたくしコダモン。ドイツの大学卒業後に都内の一部上場企業に中途採用で入社しました。そして…。入社して数ヶ月後に、そのカイシャが自分に合わないと判断した。

 

 

決してブラックでは無かったけれど…。ドイツハーフにとっては、日本の会社の残業、飲み会、休日出勤、取れない有給休暇など、全てが衝撃の連続でした。なんだかんだズルズルと4年半も勤めていましたが…。

 

 

 

当時はいつでも辞めてやろうと思って働いていました。

 

 

そして、頃合いを見計らって実際にスパッと辞めた。

 

 

その決断をする場合は、『それ相応の理由があれば』新卒だろうが、入社後3ヶ月だろうが、勤続4年だろうが…… 関係ない。

 

 

入社後の期間は全く考慮しなくていいのです。

 

 

重要なのは、辞める理由です。

 

 


なんでもかんでも辞めてはダメ

 

 

パワハラを例に見てみましょう。

 

 

未だに定義が曖昧なところも多いパワハラ問題ですが、具体的な例を見ながら考えてみます。

 

 

まず、昨今の新卒者たちは長く続かないとのレッテルが貼られやすいみたいです。

 

 

コダモンが当時勤めていたカイシャの人事も、たくさんボヤいていました。

 

 

「ゆとり世代はすぐカイシャを辞める」

 

 

「最近の新入社員は甘えている」

 

 

「昔の新卒たちに比べて最近のは根性がなくなった」

 

 

オッサン世代の、こんなコトバが飛び交っているカイシャは、少なくありません。

 

 

しかし、『誰がどう見ても辞めるに値しない理由』でさっさと辞めていってしまうケースもあるみたいですね。

 

 

コレはちょっといただけません。

 

 

汗水流して必死に就職活動して入社したカイシャなのだから、基本的にはまずいったん続けてみるのが良いです。

 

 

日本の社会人を経験しながら業務の中に学びを見つけることは、どのカイシャにも必ずあります。

 

 

人間関係などがめんどうな場合も多いですが、入社した企業の配属先でとりあえず一通り経験してから進退を考えるというのが1番スマートな選択です。

 

 

転職活動をする場合に『ある程度の実務経験』があった方が、自分の自信にもつながるからです。

 

 

そのため、何でもかんでも辞めてはダメ。

 

 

特に理由もなく時期尚早に辞めてしまった場合は、転職時に絶対にマイナスになります。

 

 

 

例えば、次のような例です。 

 

 

「あなたのカイシャは9時が始業時間。

 

 

新卒で年齢も一番下のあなたは、始業と同時に各デスクの電気を点けるのが、暗黙のルールとして決まっています。

 

 

そして、もちろん出社時間も周りより早い。部長がカイシャに来る前にデスクに座っているのがベスト。

 

 

お昼休みも、仕事が残っていれば、取ることができない。

 

 

そして、部署の飲み会がある日などは残業もできないため、デスクにかじりついて仕事をします。もちろん、飲み会を断るなんてもってのほか」

 

 

……。このような状況で、次のようなことを上司に言われたとしましょう……。

 

 

 

「最近毎日8:45くらいに出社しているな。この間は電気も点け忘れていたし…。たるんでいるんじゃないのか?」

 

 

 

「昼休み取るのはいいが、例の案件の納期は今日だろう? そんなんで18時までに提出できるのか?」

 

 

 

「部長も出席するんだ。そんなメンツの飲み会を断るなんて聞いたことないぞ?」

 

 

 

……。あくまで例ですが、こんなことを言われたからといって、

 

 

 

カイシャを辞めてしまってはダメ

 

 

 

この程度のやり取りは、パワハラにもなりません。

 

 

そもそも、日本のカイシャって基本的にめんどうです。煩雑なルールのもと仕事をしなければいけないのが、日系企業の特徴。

 

 

 

みんな『なるべくミスをしないように』ビクビクしながら働いているし、周りばかりを気にして働いている。集団行動が基本となっています。学校と同じですね。

 

 

その為、そのような日本の企業組織で「やる気が削がれる経験」をするのも、みんな一緒。

 

 

いろいろと面倒なのがカイシャなのです。

 

 

年功序列の1番下に位置する新入社員がその影響を1番大きく受ける。そして、この事実は残念ながら変えられません。

 

 

そのため、それを理由に転職してしまってはダメ

 

 

当の本人である新卒にとっては『辛い経験』でも、周りの先輩社会人からすれば日常茶飯事の出来事だったりします。

 

 

カイシャ特有のルールやしきたりは、どの時代も常に存在します。そして、その色に染まりきった上司たちも必ずいます。人間関係の摩擦も、当然のように生まれる。

 

 

新卒の若者たちと団塊世代との意識格差は、カイシャの中に常に存在しているのです。

 

 

古い人たちは、終身雇用の名残をひきずりながら働いています。カイシャに新卒で入社してから「おれは転職しない」と決断して、もう既に勤続ウン10年…。

 

 

そのような人たちが上司なので、柔軟な思考を持った今の若い世代とはまったく合いません。

 

 

『カイシャの人間たち』を変えることは、できないのです。

 

 

そのため、カイシャでの人間関係が理由で辞めたい場合は、次の転職先にも同じ状況が待っているかもしれないという事だけ覚えておいてください。

 

 

 

ちなみに…。

 

 

前述の例ですが、『辞めても良いパターン』はこうなります:

 

 

 

「お前の出社時間はそもそも8:00だろう!? 部長からのクレームが俺に来るんだよ。電気つけるくらいの仕事もできないアホなのか??」

 

 

 

「バカヤロウ! 何を昼休み取ろうとしてるんだ!? 例の案件の納期に資料を提出できなかったらクビだぞ!」

 

 

 

「お前ごときが飲みの誘いを断るな! 昇進できるかどうかは俺が決めるんだぞ!?」

 

 

 

……。こんな上司を持ったら、さっさと辞めましょう。

 

 


カイシャを経験するも、辞めるも全部良い経験

 

 

ドイツで10何年も暮らして来たハーフにとって、日本のカイシャはけっこう衝撃でした。

 

 

「ダメでもともと」と思って入社した日本のカイシャには4年半で見切りをつけて、さっさと転職しました。

 

 

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その、カイシャに属していた4年半……。

 

 

 

ずーっと辞めたかった

 

 

 

楽しい思い出より、苦い思い出。

 

 

残業もして、休日に出張もして、どうでもいい飲み会にたくさん参加して……。

 

 

とっても非効率的な組織体制で人間関係もめんどうだった。しかし同時に、日本の社会人を経験することでたくさんの知識経験を身につけることもできました。

 

 

日本のカイシャに4年半在籍した経験は、まったく後悔していません。

 

 

なぜなら、外資系企業に転職した今……。

 

 

 

何が本当に「ダメ」なのかを判断できる

 

 

 

そのスキルが身についたからです。

 

 

日本のカイシャで経験したビジネスマナーや社内の仕組み、上下関係や顧客対応の丁寧さなど…。その全てが、良い意味で自分のベースとなった。

 

 

そして、海外で外資系企業でグローバルに働いている今、『日本と海外の働き方』を比較しながら仕事をマネジメントできるになったのです。

 

 

『外国人の適当な働き方』が見えるのも、日本で日本の勤勉な働き方を経験できたから。

 

 

『海外企業のワークライフバランス』の本当のありがたみがわかるのも、日本で日本の長時間労働を実際に経験してきたからなのです。

 

 

要するに…。

 

 

制度がとても良く整っている日本のカイシャを経験したことで、海外の適当な制度を疑問に思える

 

 

「育成」の部分がないがしろにされやすい海外ビジネスで、日本の丁寧な仕事の仕方を基準にできる

 

 

これがとっても大事なことなのです。

 

 

当時の『毎日が嫌で嫌で仕方なかったカイシャ』を4年半経験したからこそ、今の自分があると言えます。

 

 

……。

 

 

カイシャに新卒として入社して、もうすぐ1ヶ月になる人へ向けるメッセージです。

 

 

「明日もカイシャだよ…もうイヤだなぁ……」と思ったら、その理由を冷静に振り返って見ましょう。

 

 

意外と、どうにでもなることが多いです。

 

 

わたくしコダモンの場合、実際にそうでした。

 

 

 

休日に出張した時も

 

 

 

ウザい上司がストレスだった時も

 

 

 

行きたくない飲み会に駆り出された時も

 

 

 

それでも、明日はまた来る (笑)

 

 

カイシャはいつでも辞めていい。

 

 

あなたのカイシャや上司に違法行為を感じたなら、入社4年目だろうが1週間だろうが、スパっと辞めること。

 

 

でも逆に、もし単純に『やる気がない』場合は、その原因を落ち着いて振り返ってみてください。

 

 

ドイツハーフのカイシャでの4年半は…。捨てたもんでも無かった。

 

 

転職1年目の現在、自分が経験した日系大手での4年半は、グローバルビジネスの様々なシーンにしっかりと反映されています。

 

 

転職後の自分がもっとイキイキできるように、今のカイシャで『もうちょっとだけ頑張ってみる』のはアリかもしれませんね。

 

 

 

コダモン