「憎まれない有給の取り方」という考えがそもそもおかしくない?

有給取得率47.1%と残念な日本

 

 

みなさん、こんにちは。

コダモンです。

 

 

「達人に学ぶ 憎まれない有休の取り方 W杯休暇もアリ?」

 

 

というテーマの記事の中で、気になった一文がありました:

 

 

「日本の年間休日は、海外と比べてそれほど少なくありません。ただ、大きな違いは、有給休暇の割合が少なく、祝日の割合が多いこと。有給休暇を取得する人の割合が少ないために、祝日が増えたとも言われています」(原文ママ)

 

 

確かに、祝日の数はどこの国もあまり相違ないのかも。

 

ただ、日本のケースではっきりしているのは、

 

 

「有給休暇の取得する割合が極端に少ない」こと

 

 

好きな時に休めない?

 

 

記事の中では、こう続きます:

 

「好きな時に休めなければ、『南の国でバカンス』なんて夢のまた夢。とはいえ、あれこれ知恵をしぼり、周囲に嫌われずに休暇を取っている人は少なくない。」

 

 

日本のカイシャでの典型例ですね。

 

 

「好きな時に休めない」が前提とされています。

 

 

有給休暇は、一定の出勤日数をクリアしていれば誰にでも取得と行使をする権利があります。

 

それでも、「周囲に嫌われない」ことを意識する必要があるのが、日本のカイシャ。

 

 

休暇時の代理システムが確立していない部署の多い日本のカイシャでは、「周りに申し訳ないから」と有給休暇を取れない人がわんさかいます。

 

 

自分が休んだら、誰かが仕事を請け負う必要があります。

 

それは、欧州でも同じです。

 

それでも、日本と海外で決定的に違うのが、

 

 

欧州では企業側が社員がしっかり長期休暇を取れる体制づくりをしていること

 

 

日本では、「1人や2人抜けたことで顧客対応が回らなくなる」働き方をしている部署が多いです。1人欠けるだけで仕事が止まってしまう事が、仕事量の兼ね合いから想定されるのです。

 

 

そして、就業時間の問題。

 

 

日本では、各々が毎日毎日残業している仕事量を、休暇時に同僚にカンタンに請け負わせることができません。そこに、引け目が発生するのですね。

 

その点欧州では、週40時間勤務が当たり前。まず前提が違います。

 

 

さらに、「長期休暇」に対する理解度の問題。

 

 

欧米企業におけるビジネスでは、顧客サイドにも「担当者が休暇で不在」ということに対する一定の理解があります。

 

 

欧州では社内外で、「長期休暇が年内に数回発生して当然」という認識がしっかり根付いているのです。

 

 

このような環境の違いが、有給休暇の取得率の違いに直結しているのですね。

 

 

コダモンの所属していた大手日系のカイシャでは、「有給休暇が50日分たまっている」などと誇らしげに語る上司がいました。

 

 

「働くこと、苦労することに価値がある」と言わんばかりに、カイシャに自分が「頑張る姿勢」を見せているのです。

 

 

そして、それを実際そのまま評価するのが、今の日本の現状ですね。

 

 

「長期休暇で気持ちも身体もリフレッシュして、仕事にはげむ」という欧米式の考えにも、目を向けて欲しいものです。

 

 

コダモン

 

 

出展:

・https://dot.asahi.com/aera/2014070200104.html (2017年6月11日時点)