道端で泥酔する会社員とストレス大国事情を描写した外国人監督の映画「サラリーマン」

コスタリカ人の監督が手がけた映画「サラリーマン」は、海外に「ストレス大国ニッポン」をしっかりとお届けする内容になりそう。

「日本のサラリーマン」が外国人にとっては本当に「異質」な件

 

 

コダモンです。

 

 

このブログ:「ハーフが『カイシャ』に就職してみた」。

 

 

ドイツハーフのわたくしコダモンが、日系の1部上場大手企業に4年半勤めたお話を紹介している内容のブログとなっています。

 

 

残業や上司との付き合いから、社内の暗黙のルールなどにいたるまで。日本のカイシャ特有の慣行を実際の経験に基づいて、これまでたくさんの記事に反映させました。

 

 

そして、悲喜こもごもな経験をメインに……

 

 

 

「ここがありえないよ日本のカイシャ」

 

 

 

というメッセージを、ハーフである特権(?)を活かしながら、海外エキスパートの視点からどしどしと発信してきた。

 

 

こうした内容を扱ってきたので、必然的に「日本のサラリーマン」というテーマ全般に対して敏感になりました。そして、外資系の企業へ転職した現在でも、日本の労働事情に対する関心(というか心配)は変わりません。

 

 

本当にありえないような働き方を目の当たりにしてきたサラリーマン生活。

 

 

「上司が帰るまで帰宅しない」

 

 

「周りが休まないから休めない」

 

 

「終電で帰って始発で出社」

 

 

……。

 

 

ワークライフバランスなんて言葉が存在すらしない環境と、それを当たり前と捉えながら毎日ひたすら働く同僚たちに囲まれながら、流れに身を任せるように4年半耐え抜いてきました。

 

 

そこで経験した「ザ・日本のカイシャ」を、これからも伝えていくのがコダモンの役割なのかな……と。

 

 

「海外の健全な働き方」から遠く離れたところで頑張る日本のサラリーマンたちと、そこで日々行われている「ありえない働き方」。

 

 

それが、今回取り上げる記事にも反映されています:

 

 

コスタリカ人の女性監督による映画「サラリーマン」

(出典: TIMELINE - タイムライン, https://www.facebook.com/TimelineNews.tv/videos/2414209992137727/ [2017年11月19日現在]

 

 

まだその予告編のまとめしか見れていないのですが…

 

 

なかなか衝撃的な内容になっています。

 

 

気になる映画の概要と製作者の声

 

 

2012年に初来日して以来、「日本のサラリーマン」に衝撃を受けたという、ドキュメンタリー映画製作者のAllegra Pachecoさん。

 

 

「映画監督のPachecoは、オフィスで1日をスタートさせた人(サラリーマン)がどのようにして道端で寝ている状況へと行き着いてしまうのかが、不思議でしょうがなかった」(Pacheco wanted to know, how someone can start their day at the office and end up sleeping in the street. 出典:同上、訳:コダモン)

 

 

この興味心から、彼女は仕事終わりのサラリーマンを見つけてはインタビューし、最終的に街や駅などあちこちで泥酔・焦燥しきって寝てしまう彼らを追うことにしたのです。

 

 

そして行き着いた先が、「ストレス大国ニッポン」の所以ともなる、日本の働き方の異質さ。

 

 

その末端に位置するサラリーマンたちに密着することで、外国人である彼女が、日本のサラリーマン文化に物申しているのです。

 

 

極限の超過労働という文化

A culture of extreme overwork 

 

 

こう表現される、日本の労働環境とその異常な実態。

 

 

その「ありえない働き方」が、今回の映画でドキュメンタリーとして海外からも注目されたのですね。

 

 

こうしてスタートした、ノンフィクション映画「サラリーマン」。

 

 

日本人にとっても、ある意味斬新な内容になっているとのではないでしょうか?

 

 

例えばこんなシーン:

 

 

駅の階段でベロベロになって寝ているサラリーマン

 

 

コレ、「よく見る光景」と思っていませんか?

 

 

「別段特別でも無いじゃないか」…と。

 

 

でも、海外の人達からしたら……

 

 

到底あり得ない光景です。

 

 

「スーツを着たまま、しかも仕事帰りに、なぜ家にもいないで道傍で寝ているの……??」と。

 

 

 

最初は、ただ「カイシャに出社しただけの人」。

 

 

それなのに、仕事の延長でスーツ姿のまま最終的に「泥酔して道の上で寝ている人」に。

 

 

何をどう間違えたらビジネスマンがそんな状況に陥ってしまうのか?

 

 

世界的に見たら、理解しがたい衝撃の光景なのです。

 

 

日本の会社員たちが焦燥しきっている理由は、どれもこれも「サラリーマン」から連想される様々な要素の積み重ねです。

 

 

お金・労働・生活・我慢・スーツ・パソコン・残業・満員電車・上司・奴隷……。

 

 

「カイシャ」と「仕事」が絶対的なベースのサラリーマン。

 

 

「個」と「家族」が最優先な海外の人たちからすれば、その盲目的な働き方が理解できないのも当然ですね。

 

 

専門家から見ても「働き方改革」に意義のある内容

 

 

映画の紹介の中で解説者としても現れる、とある日本の大学教授。映画でサラリーマン達が外国人の女性監督にインタビューされるワンシーンを見て:

 

 

「外の世界との繋がりがなくて、「えっ? 俺? 俺??」って言ってる感じとか…長いあいだあの中(カイシャの中)に閉じ込められてきたので、生身でいきなり話しかけられた時に普通の話ができないじゃないですか?…」

 

 

と語っています。

 

 

コレ、非常に分かり易い。けど、なんとなく生生しい解説……。

 

 

コスタリカ人女性の監督さんに道端でインタビューされるサラリーマンたちの反応と状況を見て、皮肉を交えつつコメントしたのですね。

 

 

 

「カイシャ」という小さな世界が全てのサラリーマン

 

 

 

その事実にも、深く切り込む内容になっている映画です。

 

 

映画の断片たちから、「今現在の自分」が見えてしまうような会社員のみなさんも大勢いることでしょう……。

 

 

最後に、大事なことなのでもう一回。

 

 

この映画は:

 

 

海外では想像すらできない日本のサラリーマン事情

 

 

を題材にしています。

 

 

カイシャに勤める人も、そうでない人も。

 

 

あなたがその映像を目にして感じ取る「何か」が、「日本の働き方」に影響を及ぼすかもしれません。

 

 

それが「日本の働き方改革」につながるような結果であるように。そんな願いを込めて作成されている映画です。

 

 

映画「サラリーマン」:気になったあなたへ

 

 

映画のトレーラーはコチラ:http://www.salarymanfilm.com/

 

 

2017年11月19日現在、映画の完成へ向けて募金活動もクラウドファンディングも行なっているそうなので、下記リンクからそちらへのアクセスも可能です。

 

https://igg.me/at/salaryman/x