残業197時間なブラック企業が社名を公表されるのは当然

残業197時間の運輸会社『社名公表』への疑問」という残念な記事。ブラック企業はどんどん公表すべきでしょう……!? えっ、違うの??

ブラック企業というテーマは擁護しちゃダメ

 

 

コダモンです。

 

 

最近はブラック企業に関する記事が増えていますね。

 

 

労働基準に違反するようなカイシャを、社名を公表することで牽制する事例も着々と増えています。

 

 

非常に良い傾向

 

 

ようやく、日本のカイシャの闇の部分がスポットライトを浴び始めています。

 

 

一部上場企業などのいわゆる大手にしかテコ入れが入っていない印象はありますが、少なくとも日本のカイシャ事情は良い方向へ向かっているのかなーと。

 

 

社名も公表される柔軟な世の中になり、どのカイシャも「次は我が身…」とガクガクブルブルなのではないでしょうか?

 

 

これまで野放しになっていたブラック企業も、迂闊に超過労働を押し付けられない状況へと変化しています。

 

 

ようやくグローバルスタンダードに追いつき始めた日本のカイシャ。

 

 

誰がどの角度から見てもポジティブな変化

 

 

……のはず。

 

 

しかし、それに水を差すような記事を見つけてしまったのです……。

 

 

「月197時間残業」という途方もない数字が存在する闇

 

 

残業197時間の運輸会社『社名公表』への疑問

 

 

というタイトルの記事。

(出展: 東洋経済オンライン: http://toyokeizai.net/articles/-/187571?page=2, 2017年9月9日)

 

 

もうこの時点でヤバい。

 

 

月の残業が197時間を超えているのに疑問を投げかけています

 

 

いやいや、それにしても残業197時間って……。

 

 

ちなみに、この数字。

 

 

月の通常勤務の労働時間の倍以上なんですよね。

 

 

週40時間が基本だとしたら、通常はだいたい月160時間労働です。

 

 

残業が197時間ということは、単純計算で社員2人分の仕事を1人に押し付けていることになります。

 

 

はぁー……。

 

 

こんなに仕事させて。効率が上がるわけないし、体がもつはずないですよね?

 

 

さらに付け加えますと、

 

 

過労死ラインといわれる月の残業80時間を倍以上超えています

 

 

もう、ヤバすぎるくらい真っ黒ですね。はい。

 

 

しかし、こんな事例に対して何の「疑問の余地」があるのでしょうか……。

 

 

では、もうちょっと詳しく記事の中身を見ていきます。

  

 

ブラック企業には情状酌量の余地ナシ

 

 

まず断っておきたいのが、この記事:

 

 

ブラック企業と批判するに終始するのではなく、(中略) 経営や労働環境を厳しくしている構造問題が何なのかということを明らかにし、どうすればそれを改善していけるのかということに着眼し、建設的な議論や政策につなげていくことが望ましい。

 

 

としています。

 

 

一応、働き方改革を提言するような内容でまとめているんです。

 

 

……ですが、

 

 

「ブラック企業」にポジティブ感を出す記事は百害あって一利ナシ

 

 

だと思うのですよ。

 

 

真っ黒けなカイシャに対して、情状酌量の余地は与える必要ないでしょう。

 

 

しかも、今回取り扱う事例は月197時間残業という途方もない数字。

 

 

月197 時間も残業させているようなカイシャは公表されて当然

 

 

そこに、疑問を呈する余地はありません。

 

 

さらに記事はこう書きます:

 

 

数字上のデータを総括すると、厳しい競争の中、経営の舵取りに苦労しているという姿が浮かび上がってくる

 

 

……。

 

 

「そりゃそうだろが(笑)」

 

 

従業員に月197時間も残業させるカイシャの経営が上手くいっているハズない。

 

 

それどころか、社員に1人に「2人分以上の仕事量」を押し付けて、なんとか利益を出そうとしているような状態です。

 

 

もう「経営の舵取り」云々のレベルの話じゃないんですよ。コレ。

 

 

それなのに、ブラック企業を擁護するかのような内容のこの記事……。

 

 

さらに、こう続きます:

 

 

会社として努力をしていなかったわけではないが、経営環境の厳しさから、労働基準法を守り切れなかった、という側面があったのかもしれない

 

 

「そりゃそうだろが。」(2回目)

 

 

月197時間も残業させていたんですよ。このカイシャは。

 

 

いやー……。

 

 

何故このような記述ができるのか、不思議でしょうがないです。

 

 

労働基準法の違反どころか、過労死のケースがあってもおかしくないようなレベルの話をしているのに。

 

 

それなのに、「…という側面があったのかもしれないなどと……、

 

 

やんわりと「致し方なかった感」を出すのはヤメて欲しい

 

 

いや、本当に。

 

 

当事者(被害者)の方々がこの記事を読んだら、さぞかしやるせない気持ちでしょう。

 

 

ブラック企業を擁護することは百害あって一利ナシ

 

 

何が最終的なメッセージなのか、全く不明なこの記事。

 

 

「ブラック企業にも事情があるんだよ」にしか聞こえない

 

 

時代の逆行く内容ですね。

 

 

ことブラック企業に関しては……、

 

 

擁護的な記事はいらない

 

 

ホコリが出尽すまで叩き続けるべきです。 

 

 

そして、まだまだダメなカイシャがゴマンとのさばっている現在の環境

 

 

その社名もどんどん公表すべき。

 

 

それなのにこの記事……こんなことも書いちゃってます:

 

 

今回社名が公表されたことで、いっそう新規採用が難しくなったり、新たな退職者が出たりして、既存社員1人当たりの負荷がさらに高まり、労働環境が逆に悪化してしまうおそれがありうる

 

 

いやいや……。

 

 

「そんなことは知りません」

 

 

従業員に月197時間も残業させるようなカイシャは、もう新規採用しないでいただきたい。

 

 

どれだけ社員を搾取し続ければいいのでしょうか。

 

 

新たな退職者が……って、月197時間残業をさせているようなカイシャに対して何を言ってるのでしょう??

 

 

そもそも今回の対象は上場企業。良い数字も悪い数字も公表されて当然なのだから。

 

 

……。

 

 

このような記事がトップニュースで取り上げられるようでは、日本の労働環境は改善どころか、今後は後退すら懸念されますね。

 

 

ブラック企業は、「いつかバレるかもしれない…」としっかり念頭に置きながら、意図的に社員を搾取しています。

  

 

確実に日本のカイシャの闇を体現する、「労働」というテーマ。

 

 

未だに世界に「ストレス大国」の異名を海外にも轟かせている日本。

 

 

ただでさえグローバルスタンダードから置いてけぼりなのに……。

 

 

今回のような記事は世界から笑われます

 

 

欧米などの海外から遅れながらようやく「働き方改革」が始まろうとしている日本。

 

 

そこに水を差すような報道は、

 

 

まさに、百害あって一利ナシなのです。

 

 

 

コダモン