海外の職場実態! 会社での服装は??

日本の会社で「スーツが当たり前!」を叩き込まれていたら、海外に駐在した時に衝撃を受けた。



 

 

コダモンです。(@_kodamon)

 

 

最近、こんな記事を見かけました:

 

 

「クールビズの季節も『就活黒スーツ』は異常だ」

(出典: 東洋経済 http://toyokeizai.net/articles/-/182938, 2017年8月6日現在)

 

 

毎年かなりの猛暑となる、日本の夏。湿気も高くジメジメで、汗をかいたらジャケット下のシャツが肌にベターっとくっつく。

 

 

カジュアルでさえ日本の夏はけっこう大変なのに、アレは本当に大変です。

 

 

酷暑などは、できれば半袖のシャツで顧客訪問したい日もあるほど、サラリーマンの服装は夏がしんどいです。

 

 

それなのに…。

 

 

日本のカイシャの3社に1社しか学生にクールビズを推奨していないという、衝撃の事実が掲載されていました。

 

 

クールビズについては正直よくわかりませんが、真っ黒なリクルートスーツを夏に着るのは地獄です。(リクルートスーツを着たことはないけど、見てればそのツラさはわかる)

 

 

汗だくでの就活行脚…みんなお気の毒。

 

 

記事の中の学生コメントには、こんなものもありました:

 

「クールビズ推奨と書いてあったため、ネクタイをせずに選考に参加したところ、次の選考ではネクタイをしてくるようにと面接官に言われた」

 

 

 

 

全く融通の利かない、古い考えのままの日本の会社はまだまだたくさん存在します。そして、「社会人はスーツが常識!」そう思っている人も多いです。

 

 

では、海外の会社員はどのような服装で出勤しているのでしょうか?

 

 


1. 同じ会社でも日本を出れば服装は自由!

 

 

ドイツハーフで、日本とドイツの両方で社会人経験のある、わたくしコダモン。

 

 

日本で日系の一部上場企業に、4年半勤めていました。当時は、都内に本社をかまえるその会社で「ニホンの社会人」をせっせとやっていました。

 

 

そして、そこで働いていた人は100%スーツ姿でした。カジュアルな服装や、ラフな格好をした人は1人もいなかったです。オフィスで見かける同僚も上司も、みんなスーツ。

 

 

いわゆるクールビズがOKだったのでネクタイは無着用でしたが、周りはみーんなワイシャツに革靴というスタイル。

 

 

まぁ、どこのオフィスでもよく見る光景ですね。なんの面白みもない、ただただ周りに合わせたスタイルです。

 

 

 

 

わたくしコダモンは、ドイツの大学を卒業して海外の自由な空気を吸っていたのですが、郷に入れば郷に従えということで…日本で社会人をするようになってからは、しっかり周りに合わせてスーツで出勤していました。

 

 

その後、ドイツに出向して駐在員として働いたのですが……。

 

 

ドイツでは千差万別な服装とスタイルが横行していた

 

 

ポロシャツで出勤する人もいれば、Tシャツにジーンズ姿でオフィスに来る人もいました。靴も、スニーカーを履いて出社する同僚が多かったです。

  

ドイツ人は内勤であれば各自が各々の裁量で服装を決め、営業などの外勤であっても顧客訪問などに合わせて臨機応変に正装します。それ以外はカジュアルで過ごし、とてもリーズナブルです。ビジネスのシチュエーションに合わせて服装を変えるのです。

 

 

ドイツでは、普段はいつもカジュアルな服装の同僚が、たまにパリッとしたスーツ姿で出勤してくると…「おっ、今日はお客さんのところに行くの?」という会話が生まれるのです。

 

 

自分のスケジュールと照らし合わせながら、オフィス勤務の時は各自が仕事のしやすい格好で出社します。こうすることで、業務における効率も上がるのです。

 

 


2. ドイツの職場で見たオドロキの服装

 

 

ちなみに、わたくしコダモンがドイツのオフィスで経験した『ラフな格好ベスト1』があります。

 

 

その服装を見た時、ビックリして思わず二度見したほどです。

 

 

それは、なんと…。

 

 

アロハシャツに短パンとビーチサンダルでした。

 

 

本当にツワモノがいたものです。

 

 

確かにその日は夏の暑い日だったのですが…廊下ですれ違った時には、思わず自分の目を疑いましたね。

 

 

その彼はほぼ『内勤』とも呼べるエンジニアだったのですが…さすがに後日、上司から服装を改めるように注意されたそうな。

 

 

本当に、国と文化が変わればそこでの習慣や考え方というものも違ってきます。

 

 

それでも、同じ社会人、同じサラリーマンということを考えると、日本では考えられないほどの多様性と柔軟性です。

 

 

ドイツ人は学生の頃からとにかく『個』を伸ばす教育を受けます。ドイツに集団行動はなく、学業の成績も仕事の失敗も全て自己責任という厳しい環境です。職場で求められるのは『結果』だけであり、その『過程』の一部である服装などは重要ではないのです。

 

 

無精ヒゲを生やして出勤する人もいます。ドイツの職場では「個人の判断」が尊重され、優先されるのです。

 

 

事業部長クラスの人間も、ポロシャツで出勤している時がありました。「今日はお客に会わないから」「楽な格好で働きたいから」そのような、ある意味当然の理由で、ドイツ人は職場での服装を決めます。

 

 

成果主義が当然とされ、個人主義のスタンスで物事を判断する必要がある、欧州のシビアなビジネスの現場。そのような環境で、社員に求められるのはアウトプットという形での企業への貢献です。

 

 

社内の服装などの小さなことにこだわらないのです。

 

 

社員の仕事の効率を下げるような意味不明なルールもないし、あからさまに不適切な格好でなければ、誰も服装についてとやかく言わない。

 

 

『クールビズ』なんてコトバも、そもそもドイツには存在しないのです。

 

 


3. 外資系企業もやっぱり服装が自由だった

 

 

駐在員も経験しましたが、その日本の会社はいつしかお腹いっぱいになり、4年半で辞めてました。

 

 

その後は、ドイツで外資系企業に転職したのですが…。

 

 

そこでも服装は基本的に自由でした。

 

 

内勤でバックオフィスのような部署などは、スニーカーにデニム、Tシャツというラフな格好の人も多いです。

 

 

そして、そのシャツの袖からはタトゥーが丸見え。それでも、それをとやかく言う上司もいないし、それが海外では当たり前なのです。

 

 

ドイツに本社を構えるその外資系企業では、ホワイトカラーの従業員であってもスーツ以外のカジュアルな服装で出社する人がたくさんいます。

 

 

ネクタイを締めてスーツで出勤しているのは、事業部長クラスの偉い人のみ。ビジネス会食やトップ同士の打ち合わせなどが頻繁にある人たちです。

 

 

それ以外の社員の服装は、本当に千差万別。これがドイツの現場です。

 

 

そんなドイツ企業の『日本の支社』の職場はというと…日系企業よりは自由な社風といったところです。

 

 

首都圏にオフィスがあるのですが、そこで働く日本人の社員さんたちもスーツ以外の人がチラホラ見受けられます。ドイツからの駐在員もいるそのオフィスでは、やはり少しだけ『ドイツの雰囲気』があります。外資系企業の特権かもしれませんね。

 

 

その社風が社員の服装にも反映されていて、エンジニアなどはポロシャツで出勤していました。

 

 

ドイツからビデオ会議に参加すると、画面の向こう側にいる日本の同僚たちは、けっこうカジュアルな服装だったりします。デニムやスニーカーの人もいました。

 

 

しかし、そこはやっぱり日本。

 

 

日本人の人事がたまーに目を光らせており…。もさもさ生えたヒゲなどの「度を過ぎた外見」やサンダルなどのラフ過ぎる格好には、NGが出るみたいです。

 

 

それでも、「スーツ出勤がマスト!」という多くの日系企業よりは、外資系企業という事で自己判断に任せる形で勤務時の服装を決められるようです。

 

  


4. 周りに合わせて『型にはまる』のはやめる!

 

 

真夏でも汗だくでスーツを着ている、日本の会社員たち。

 

 

そして、ただでさえ大変な就職活動を、暑っ苦しいリクルートスーツを着ながら頑張る就活生たち。

 

 

そんな学生に対して、「服装は自主性に任せている」とは言いつつも…。

 

 

実際にクールビズで就活をする学生は少ないというのが現状のようです。

 

就活生にはまだまだ「ジャケットやネクタイを着用しないことで選考に不利になるのでは…」という不安があります。会社側がクールビズを推奨していても、集団行動のルールと社会人の思考停止なマナーが妨げになるのです。

 

 

入社前からしっかりと日本のカイシャ色に染められていく学生達。

 

 

『服装』などという、ドイツ人からすればどうでもいい些細な事でも、日本では企業が就活生に対してどこまで許容してくれるのかもわからず…みんな四苦八苦。

 

 

それでも、これからのグローバル社会は日本人にも『個の力』が求められます。

 

 

海外勢と渡り合うためにも、周りに合わせることは百害あって一利なしです。

 

 

日本の企業組織というものは、年功序列のシステムのもとに「社員が辞めない事」を前提に運営されています。同じ会社に何十年も勤めて、大きな失敗をしないように気を配りながら、みんな周りに合わせる働き方をしています。

 

 

でも、それではダメ。

 

 

 
・「面接にクールビズはOK?」
 
・「ノーネクタイでも選考に影響はないの?」
 
・「カジュアルOKの説明会って…本当に私服で行っていいの?」
 

 

 

そのような細かいことをいちいち気にするのは、やめましょう。企業が指定する格好で行けばいいのです。

 

 

社会人の大事なスタートを、クールビズやらリクルートスーツやらのどうでもいいことで型にはまろうとしないこと。『自分』が思った通りに行動すればいい。

 

 

日本は欧米のスタイルを学びつつ、「就活黒スーツの異常さ」にいつか気づいて欲しいものです。

 

 

コダモン

 

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