「給料と昇進」よりも「家族と趣味」でリッチに

「年収380万円でも勝ち組」は無理がある? お金があれば幸せとは限りません。

年収380万円でも勝ち組

 

 

コダモンです。

 

 

「『昇給が8年ない』低収入のサラリーマン、断捨離で物欲だけでなく昇進欲まで捨てた諦めの境地」

 (出典: https://nikkan-spa.jp/1337207, 2017年6月3日時点)

 

 

とあるサラリーマン男性のインタビュー記事を目にしました。

 

 

『低収入』と言われているその人の年収は、380万円。

 

 

昇給がずーっと無く、年収も8年間変わっていないのだとか。

 

 

年収380万円といえば、日本の平均年収と言われる422万円よりも低い。大手企業であれば、新卒入社で既に同じくらいの年収の人もいるのではないでしょうか。



単身であれば、手取り額はおよそ300万円前後になります。

 

 

しかし、この記事でクローズアップされている、この男性は…。

 

 

既婚で子供が2人いる

 

 

コレは…さすがに無理があるのでは?

 

 

しかも、奥さんは専業主婦。男性が稼ぐ380万円が4人家族を養うための収入の全てという事になります。

    


さらに、住宅ローンもあるのだとか。

 

 

住宅ローンの月々の支払いは賃貸よりも高額になるケースがあるので、「年収380ではキツくないか…?」というのが率直な印象。

 

 

参考までに、厚生労働省の統計調査を見ると…。東京(1位)の平均年収:582万円

(出典: https://careerpark.jp/4882, 2017年6月3日時点)

 

 

そして…。

 

 

一般企業での新卒社員の平均年収:200〜230万円前後

(同上)

 

 

このように見ると、年収380万円という数字が世帯収入としては決して高くない事がわかります。

 

     

高年収の人たちを『勝ち組』などと言いますが、会社員は低収入でも幸せなのでしょうか?

     

 

収入が上がったら激務でボロボロ?

 

 

「サラリーマン」とは、その名の通り「給料のために働く人」。

 

 

出世や転職で年収増を目指すのが、サラリーマンの本懐です。

 

 

一昔前の日本なら、終身雇用の制度と年功序列の組織において勤続年数を重ねるだけで昇給・昇級ができていました。入社した会社に勤め続けて、エスカレーター式に給与を上げて、最後にたんまり退職金をもらう。それが理想とされていました。

 

 

そのために残業もたくさんして、通勤や職場のストレスを耐え続ける。典型的な日本の会社員像ですが、その対価は給料です。どれだけ会社に心身を搾取されても、もらえる金額は基本的には同じ。



どれだけ長く仕事をしても、会社に束縛されても、毎月の給料はほぼ同じ。そのため、『お金が伴わないサラリーマン』は、非常に割に合わないという事になります。

 


自分の限られた稼働時間の中では、こなせる仕事量にも限界がある。どうせストレスまみれで働かされるならば、給与は高いに越した事はありません。

 

 

ところが、日本の会社では管理職になった途端に残業手当もつかなくなり、組織からは『エンドレスで残業ができる人』とみなされます。

 

 

わたくしコダモンが勤めていた日系企業の上司たちも、毎日遅くまで残業してました。

 


中には会社に寝泊まりする人もいたし、休日にも仕事をする上司もいました。


 

毎日激務だから会社以外の余暇を作れずに、家族サービスもままらない。たまの休みでも「仕事のメールばかり気になってリラックスできない」…と。

 

 

まさに社畜のような状態ですね。

 


そんな上司たちは良い給料で働いていたはずです。前述の年収380万円などではなく、その倍くらいはもらっていたでしょう。

 


でも、その働き方はストレスまみれ。毎日社内のムダ会議に追われて、定時以降にようやく自分の仕事に取り掛かるような状態です。

 


いくらたくさんお金をもらってもそれを使うヒマもないし、ストレスまみれの毎日で心身に余裕がない。



今回読んだ記事の中では、このような状態の人を『高収入プア』と呼んでいました。

 

 

要するに…。

 

 

「収入は高いけど人生がまったく豊かではない」

 

 

このような人たちを総称して、高収入プアと言っていたのです。たくさんお金をもらっているけど、仕事以外に何もできないから、知らないのうちに『プアな (貧しい) 人生』を送ってしまっている。

 

 

「年収1千万で大手商社勤務!」そう言えば聞こえは良いけれど、仮に毎日朝から晩まで休み無く働いていたら、私生活の充実に目を向ける余裕はないのです。

 

 

趣味の時間も、家族との時間も作れない。ストレスのせいで心にまったくゆとりが無い、まさにプアな状態です。

 

 

幸福を見出すために高収入を目指したけど、ふと足を止めて周りを見たら、誰も付いて来ていない。

 


これでは本末転倒です。

 

 

「世帯年収400万円でもリッチ」と断言する人

 

 

以下、冒頭の記事からの抜粋です:

 

 

「大手レンタルビデオチェーンの店長職で、年収380万円の横田さん。30年の住宅ローン、専業主婦の妻、子供2人と“重荷”が多いが、『現在は心身ともにかなり身軽ですよ』と明るく話す。『妻のすすめもあり、引っ越しごとに断捨離をしていったのが大きい。新居購入時には、僕の荷物なんてトランク一つ分くらい。現代はパソコン一台さえあれば生きていけますからね(笑)』スモールサイズの生活を心掛けているため、横田さんは『昇給が8年ない』状態と明るく話す。諦めの境地ではあるが、長年の現場勤務で『上手な手の抜き方』を熟知しており、趣味にも時間を費やせるようになったと話す。」(原文ママ)

 

これ、どう思いますか?

 

 

わたくしコダモンは、「とても逞しい」と率直に思いました。そして、「なんか幸せそうだなぁ…」とも。

 

 

この男性が、冒頭で紹介した『年収380万円の人』なのですが、最初は正直なところ「380万円じゃあキツイだろう…」と思っていました。

 

 

でも、そんな彼は『勝ち組』なのです。

 

 

年収が380万円でも側にいてくれる奥さんの存在

 

 

2人の子供に恵まれた家庭

 

 

ローンで購入した新居という『我が城』

 

 

この男性は、自分と家族が幸せになるための働き方を実践しています。そして、お金だけでは手に入れられない本当に大切なモノを既に持っている。



世帯年収が380万円でも、良き理解者である奥さんを持ち、2人の子供に恵まれている。そこには明るい家庭があります。

 

 

そんな彼は低収入ではあるけれど、最低限のお金をもって幸せに暮らしている。その人生は『リッチ (豊か)』だと言えます。

 


高収入プアと対極にいるのが、まさしくこの男性です。

 

 

ちなみに、わたくしコダモンが日本で働いていた期間はやはりストレスまみれでした。別に高収入でも無かったので、ただのプアだったことになります。

 

 

(合わせて読みたい)

 

 

当時はムダ残業もたくさんしたし、行きたくもない飲み会に何度も駆り出されました。

 

 

自分の時間もロクに持てず、周りの同僚や上司にならうように「頑張って働く姿勢」を見せていた。

 

 

そして、それは間違っていました。

 

 

なぜなら幸せじゃなかったから。


 

例の年収380万円の男性は、『上手に手を抜いて働く』ことで「趣味にも時間を費やせるようになった」そうです。

 

 

これは、実はとっても大事なこと。

 


日本の職場はとにかく集団行動なので、みんなが同じように苦労して働いて、みんなが残業することを『良し』とします。

 

 

そして、そのような働き方はとても息苦しい。少なくとも自分にとってはストレスでしかありませんでした。

 


そのような環境でも幸せになるためには、

1人1人が自分自身の『人生における優先順位』を見つける必要があります。

 

 

物質的な欲求は必要最低限と捉えて『家族と自分が幸せになるためだけの収入』を得ること

自分の趣味と家族サービスに費やす時間を作るために『仕事を上手にコントロールする』こと

     

年収が380万円でも、仕事を最低限のストレスでこなして、仕事以外の時間を家族と自分のためにしっかり確保する。

 

 

低収入でもワークライフバランスがしっかり維持されている

 

 

そういう事なのです。

 

 

奥さんと子供2人に囲まれながら、マイホームで幸せに暮らす男性。

 

 

そんな彼は…。

 

 

年収380万円でも立派な『勝ち組』です。

 

その反面、高収入でも日々ビジネスに追われる「高収入プア」たち。

 

 

激務と余暇のないストレス三昧の働き方で、家族と自分の趣味にも時間を費やせない。ワーカホリックのような人たち。

  

 

彼らの懐には、お金は十分にある。

 

 

でも、そこまで頑張って稼いだお金の使い道は?

 

 

…。

 

 

稼いだ「お金」で幸福にするはずの家族や趣味活動などに時間を費やすこともできず、ワークライフバランスを崩壊させる働き方。

 

 

それで本当に幸せなのだろうか。

 

 

昇進や昇級の重要性を、自分なりに考え直すことは大事です。

 

 

コダモンは、「何かを犠牲にしなければいけない働き方」はもうしません。

 

 

自分は何の為にお金を稼ぐのか?

 

 

自分のキャリアに固執し、周りを見渡せば、いつのまにか自分1人だけ。

 

 

そうならないためにも、その「お金」で自分はどう幸せになりたいのか? をじっくり考えることは、とても大事。

 

 

「低収入でもリッチ」と断言できる人たち。

 

 

高収入プアの対極にいる彼ら/彼女らは、今日もまた幸せな家庭、幸せな自己実現のために、働いています。

 

 

「年収380万円でも勝ち組」

 

 

自分と周りの大切な人を知らないうちに不幸にしていた、日本でのサラリーマン時代。そんな自分を思い出して、ちょっとだけ悲しくなりました。

 

 

日々の業務と社内の人間関係で消耗してしまう、日本のカイシャ生活。

 

 

そこには、ワークライフバランスが必ず必要です。

 

 

 

コダモン