外国人労働者を残すも返すも日本人次第

居酒屋やコンビニ、職場でも。外国人労働者は存在して当たり前。彼らは「現地慣れ」しようと日々頑張っているのです。

外国人労働が共存する日本社会

 

 

コダモンです。

                                  

        

「日本で働く外国人」について、みなさんはどんなイメージを持ちますか?

 

 

都内居酒屋やコンビニでは、当たり前のように「外国人店員」を見かけるようになりました。

 

 

日本生まれで日本育ちな、わたくしコダモン。幼少~青年期は、都内へ出ることも頻繁にあったため、街中で外国人をよく見かけました。

 

 

最近は、もっぱら日本への出張などでしか東京へ行く機会はないのですが…。

 

 

「外国人」を日常で見かける回数が格段に増えた

 

 

本当に増えた。

 

 

そして、それに伴って…。ドイツハーフである自分がチラチラ見られることもなくなった(笑)

 

 

顔面が完全に「外国人」なので、昔はどこへ行っても注目されていました。

 

 

しかし、そんなハーフの存在は、良い意味で日本の社会の中で薄れつつあります。

 

 

何はともあれ…。

 

 

今のご時世、少子高齢化社会ということもあり、日本は空前の「働き手不足」です。

 

 

ひと昔前までは大学生のバイト先として当たり前だったコンビニも、もう外国人の労働力なくしては成り立たない。

 

  

ちなみにですが、わたくしコダモン。高校卒業後は、大学に通うために、もう一つの母国であるドイツへ渡りました。その時に渡欧してから、10年以上海外で暮らしてきた。

 

  

欧州だけではなく、中国でも2年ほどの長期滞在経験があります。

 

 

そんな風に、比較的恵まれた環境で「グローバル」をたくさん経験してきたこともあり…。

  

 

  「海外」は常々身近なものだった  

  

 

大学の同級生は、みんなドイツ人かそれ以外の国の留学生たち。

 

 

日本人とつるむこともなく、ひたすらグローバルな環境に身を置いて来ました。

 

 

高校生までは、日本でクレしていました。その時も…。家に帰ったら、両親の片方が外国人。

 

 

家庭内は、「半分外国」です。会話の半分がドイツ語だったり、家庭料理が欧州スタイルだったり。

 

 

礼儀作法も、一年を通しての行事なども、何でもダブル。

 

 

日本的な考え方もするし、欧米人の視点で物事を捉えて行動することもできる。

 

 

このように、2つの文化的背景をもって教育されてきたことが、今の自分の全てを形成しています。

  

 

そしてこの経験が…。

  

  

海外生活と異文化コミュニケーションに非常に役に立った

  

  

海外生活していた時も、また、社会人として日系の一部上場企業に4年半勤めていた時も…。

 

 

いつでも、その国の文化や考え方を考慮しながら、「グローバルコミュニケーション」ができたのです。

 

 

コトバで会話するだけでなく、その国の人の礼儀作法や社会のルールを知りながら、意思疎通ができること。

 

 

海外に行くたびに毎回カルチャーショックを受けているようでは、順応するだけでも時間と労力がかかるので…。この「グローバルコミュニケーション」のスキルは、今現在の仕事の中でも非常役に立っています。

 

 

「ハーフである」という事は、海外への順応性を幼少期から自然と促進させてくれたのです。

 

  

…と、長らく語りましたが、これらはあくまで「ハーフである場合」の話です。

 

 

自分のように、成長する過程で、既に「海外」に触れる機会があるというのは、珍しいケースだと思います。

 

 

それでも、現在進行形の事実として…。

 

 

日本に流入してくる外国人、そして日本で働く外国人の数は、増えています。

  

 

海外から日本へやって来る彼らは、どのように「日本という外国」を捉えて、どうやってそこに順応していくのでしょうか?

 

 

日本の「外国人」を知ってみる

 

 

「コンビニの中国人店員が『カチンときたこと』 レジから眺めた日本」

(出典: http://news.line.me/articles/oa-rp53487/3c2bc2747b85, 2017年6月2日時点)

  

  

こんなタイトルの記事をみつけました。

 

 

「コンビニの中国人店員」というのも、実際はあまり見かけなくなった気がする…。昨今は、アジア圏でも様々な国の人が、レジの向こう側から対応してくれています。

 

  

何はともあれ、記事の中では…。「万引きが多すぎる」や、「男性が女性と割り勘するのが考えられない」など、日本でコンビニ店員として働く中国人店員が、祖国ではありえない仰天エピソードを紹介しています。

  

 

…と、ここまでは、とりわけ特別な内容では無い。

 

 

ですが、そんな記事の中に、このような1文を見つけたのです:

  

  

「いい思い出の方が多い」

  

  

以下、抜粋です:

  

 

楊さんは、アルバイトをはじめたばかりの頃、お客に励まされたことを覚えているそうです。

 

 

「緊張して計算を間違ってしまいました。お客さんも気付いたと思います。でも、私の名札を見て外国人だと分かると、文句を言わずに『頑張ってね』と言ってくれました。その後、渡したお釣りが500円、足りなかったと分かりました。申し訳ないと思ったと同時に、感動しました」(原文ママ)

 

 

 

なるほどー…。

 

 

これはイイ話。

 

 

半分外国人のハーフとして、他人事ながら、このような気遣いを単純に嬉しく思います。

  

 

母国でない外国で、その国の言語を学びながら、切磋琢磨する外国人たち。

 

 

彼らには、現地人のサポートが必要不可欠なのです

  

 

「その国を好きになれる事」は、単純ながら、非常に難しい事。

  

 

母国から一人離れ、友達もいないような環境で、生計を立てるために頑張る外国人たち。

 

 

彼らの中には学生もいるでしょうし、祖国への仕送りのために日々頑張ってアルバイトをしている人もいることでしょう。

 

 

国際結婚をして、パート的な働き方として、コンビニのレジに立つ人もいるかもしれません。

 

 

……。

 

 

一部上場の日系企業に就職してみた、わたくしコダモン。

 

 

そのカイシャでは、外国人の同僚を腫れモノのように扱う人もいました。

 

 

あからさまに無視したり。

 

 

部署内の行事などに招待してあげなかったり。

 

 

「外国人」を、チームや組織の中に積極的に取り込もうとしない。4年半のカイシャ経験で、いたたまれない光景を何度も見てきました。

  

 

自分は、ハーフで見た目も外国人。日本語が母国語だけれども、海外的思考も持ち合わせている。

 

 

そのため、外国人の同僚から悩み相談を受けたりしていました。

 

 

それでも…。精神的にもまいってしまって、祖国へ帰っていっていく人もいた。

 

 

このような事が容易に起こってしまう原因は、たくさんあると思います。

 

 

その中でも単純ながら明確なのが…。

 

  

日本人(現地人)に「海外経験が無い」から

 

 

これが遠因にっているケースが多いと思っています。

 

 

「海外」は基本的に未知の世界であり、あくまで「旅行」で行くだけの場所。「外国人」と知り合うこともないし、興味も無い。そのように思っている人が、これまでの経験上、多いです。

 

 

このように「海外経験が無い」人が多いために…。

 

 

外国人に対して「理解度を示せない」

  

 

こういうことが発生するのです。

 

 

「外国人」をコワがったり、拒否したり、はたまた無視したり。ヒドいケースでは、外国人労働者を下に見て嫌がらせをする人もいるみたいです。

 

 

 

しかし、そのような行動を起こす前に…。やっぱり一度考えて欲しいのです。

 

 

仮にみなさんが外国に行き、現地の言葉で働かなければならなかったら…?

 

 

自分が見知らぬ海外で働くことになったら?

 

 

想像してみてください。

 

 

おそらく、生活するだけでも精一杯。サバイバルです。

 

 

慣れないコトバに四苦八苦しながら、頑張って現地に馴染もうとするでしょう。

 

 

それにも関わらず、異国の地で邪魔者扱いされては、ひとたまりもないと思いませんか? 

 

 

…。

 

 

「邪魔者」とは大げさな表現かもしれませんが…。外国人に対して居酒屋やコンビニで悪態をつく人も、何度も目撃しました。

 

 

記事の中でも、こんな場面が紹介されています:

 

 

「おそらく一日の仕事のストレスがたまっていたのでしょう。タバコの煙を同僚の顔に吹きかけたお客さんがいました。同僚も外国人だったので『最悪だ』と思いました」(原文ママ)

  

 

これはよろしくない…。

 

 

うーん…。

 

 

コンビニの仕事などは、日常レベルの接客業です。

 

 

来店する人やその態度も千差万別な中で、慣れない言葉で接客することは、カンタンではありません。

 

 

そんな中で、前述の楊さんのように、お客さんに励まされることがどれだけモチベーションにつながる事か。

 

 

…。

 

 

何も、わざわざ外国人に声をかけてあげたりしなくても、良いのです。

  

 

現地人(日本人)であるあなたが寛容さを持って接してあげること

 

 

それだけで、大きなサポートになっているのです。

  

 

4人の中国人店員に対するインタビューを紹介している、今回の記事。

  

 

「文化の違いを経験したり、時に、戸惑う場面に出くわしたりしつつも4人は『いい思い出の方が多い』と言ってくれました。」(原文ママ)

  

 

そう締めくくられているところに日本の良さを垣間見れて、ドイツハーフとしても、とても嬉しかったです。

 

  

海外経験のない人、海外と何も接点がない人も。「外国人」が日本を好きになれかどうかは、あなたの寛容さにあるということを、是非頭の片隅に置いてみてください。

  

 

 

コダモン