男性の育休取得率が3%はいいけどドイツは34%なわけよ

ワークライフバランス大国のドイツでは、男性の育休取得率は34%。「3%になった」と喜ぶ日本はヤバいよ。

ドイツ男性の育休取得率は34,2%

 

 

コダモンです。

 

 

フジテレビ系FNNニュースで見た、男性の育休取得率に関する記事。

 

 

それによると…。

 

 

男性の「育休」取得率が3%台となったことがわかった

 

 

そのようなのです。

 

 

目標にはまだほど遠いとしながらも、前年比0,51%増だったそうな。

 

 

その微増は嬉しいことだけど…。

 

 

この育休取得率、グローバルスタンダードからはちゃんと外れてますけど?

 

 

男性の育休取得率3%で喜ぶ日本

 

 

ちなみにこの、「男性の育休取得率」。

 

 

ドイツだと34,2%です。(2014年時点)

(出典: http://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/wirtschaftspolitik/vaeter-nehmen-haeufiger-elternzeit-aber-nur-kurz-14299462.html, 2017年5月31日時点)

 

 

桁が違う…。

 

 

ドイツ男性の育休取得率は、州によって違いもあります。また、その取得期間にも、バラつきがある。それでも比較にならないくらいの数字です。

 

 

これは、母親と父親が同時に育休を取得するというケースも含み、その場合父親達は最低期間の2ヶ月だけ取得する人が多いらしい。それを含めての34%。

 

 

いずれにせよ、出産と同時に仕事を休んで育児に携わる男性が多いのです。

 

 

それにひきかえ日本は…。

 

 

「2020年までに男性の育休取得率を13%に」という政府の目標があるようですが、その実現すらも危うい状況。

 

 

男性が休めばいいという単純な話ではありませんが…。

 

 

この「育休」というテーマは、その国の社会とカイシャに置けるフレキシビリティさをしっかり反映していると思うのです。

 

 

「休むこと」が難しい日本のカイシャ

 

 

日系の一部上場企業に4年半勤めていた、わたくしコダモン。

 

 

そこでは、しっかり「日本のサラリーマン」を経験してきました。

 

 

社内を見渡すと…。

 

 

定時で帰宅する人は皆無

 

 

「周りが迷惑するから」誰も有給休暇を取らない

 

 

そのような働き方で、1年を通してロクにリフレッシュもできないまま、誰もがストレスの中ひたすら働いていました。

 

 

有給休暇を取るときも、「すみません…。お休みをいただきます…」みたいな超低姿勢で、あたかも悪いコトでもするかのような申請の仕方です。

 

 

そのため、日本のカイシャでは…。

 

 

そもそも休むことが難しい

 

 

膨大な仕事量で、有給休暇すらマトモに取れていない。

 

 

育児休暇をとりやすい環境づくりが、まだまだ不足していると言えますね。

 

 

そして、「男性が育休を取る」ということに対する理解度も、まだまだのようです。

 

 

休むことで社内イジメにあうケースもあるのだとか…。

 

 

そんな環境で、「育休をいただきます」とは言いづらいのでしょう。

 

 

ドイツはみんなスグ休む

 

 

現在ドイツで転職してドイツ企業に勤めています。

 

 

そこで日常的に目にする光景は、まさにワークライフバランスの天国。

 

 

家族の誕生日に仕事を早く切り上げて帰宅したり

 

 

長期休暇を取得して3週間くらい休んだり

 

 

ちょっと体調が悪い時でもどんどん病欠したり

 

 

そのような働き方が、いたるところで行われています。

 

 

つい先日も、直属の上司のドイツ人が、「今日は娘の誕生日だから帰るわ」と言って、金曜日の15時にさっさと帰宅していきました。

 

 

社内の人間関係はとてもフラットだし、社外の顧客側にも、「休むこと」に対するある一定の理解度があるのです。

 

 

そのようなリベラルな労働環境であるため、男性が育休で長期離脱することは、まったく驚くことではない。

 

 

実際、「あの同僚最近見ないなー」と思っていたら、実は育児休暇で3ヶ月離脱している最中だった…。というケースがありました。

 

 

仕事における「休みやすさ」は、日本とは雲泥の差です。

 

 

…。

 

 

日本のカイシャにいた当時、勤めていた企業は大手だったのですが、男性社員が育児休暇を取ったという話は、聞いたことがありませんでした。

 

 

仕事における納期のプレッシャーや煩雑な人間関係など、伝統的なカイシャ組織における働き方には、生半可ではないストレスがあります。

 

 

その中で、「育休なんて取ったら周りに迷惑がかかる…」と言って、休みたくても休まない選択肢を選ぶサラリーマンが大半だと思います。

 

 

それでも…。

 

 

厚生労働省が「イクメンプロジェクト」なるものを発足させるなど、その取り組みは続いています。

 

 

日本のサラリーマンが休みやすくなる環境。それがいつか現実になれば、日本もグローバルの仲間入りです。

 

 

 

コダモン