会社の飲み会を断ったら人生終了!?

「カイシャの飲み会を断ったら人生詰む」みたいな記事があって心底ひいた。

飲み会拒否で「人生」は詰むのか?

 

 

コダモンです。

 

  

日系企業に勤めるうえで、切っても切れないテーマなのが「飲み会」

 

 

日本でサラリーマンをしていた4年半。飲み会に関しては、いろいろと悲喜こもごもな経験をしてきました…。

 

 

そんな中、カイシャならではの議論が掲載された、おもしろい記事を発見しました。

 

 

そのタイトルはズバリ:

 

  

「会社の飲み会拒否で"人生"は詰むのか?」

 

 

ほほーう…。

 

 

カイシャで「飲み会」に誘われた時に断ったら、人生が終了するのか?

 

 

うーん。

 

 

コレはさすがに大げさ(笑い)

 

 

いや、笑えないのか…。

 

 

上司の誘いを断ると、人事評価や昇進/昇級に影響するのか? 

 

  

上司は、部下の人事評価を酒席の観察も元にするのか? 

 

  

「飲み会」にまつわる話は、いくらでも出てきます。

 

 

飲み会を断りたくても断れない、日本のカイシャ生活。

 

 

「カイシャの飲み会拒否で“人生“は詰むのか?」

 

 

……。詰むのか??

 

 

「飲み会」は本当にそんな大事か?

 

 

まず、ドイツハーフのコダモンからすると、日本のカイシャで経験した「飲み会」は、疑問だらけでした。

 

 

部署に配属になったら歓迎会で飲み会

 

 

誰かが異動になったら送迎会で飲み会

 

 

出向者が帰国してきたら「おかえり」で飲み会

 

 

などなどなど…。

 

 

どんだけ飲み会が好きなんだ(笑)

 

 

これらは“正式な飲み会“ですが、この他にも部署内の飲み会がたくさん。

 

 

「今日ちょっと飲みに行かない?」というようなドッキリな誘いは少なかったですが、それでも月に最低1~2回は、まったく予定していなかった飲み会に駆り出されました。

 

 

友達ならまだしも、カイシャの人間と……。テンションは上がりません。

 

 

カイシャの人間との飲み会が非常に多い

 

 

これは、実際に4年半を日系の大手で過ごして経験してきました。

 

 

そして、その経験は決してポジティブではありませんでした…。

 

 

「行きたくもない飲み会」だらけなカイシャ生活

 

 

まず断っておきたいのですが、コダモンは「カイシャの飲み会否定派」です。

 

 

そもそも、カイシャの飲み会で楽しい経験なんて、ほぼ無かった。

 

 

気の合う者同士だけで居酒屋に行けばいいんですよ。飲み会は。そんで楽しく飲めばいい。そう思っています。

 

 

「カイシャの人間と行くくらいなら、気の合った友達と飲みに行きたい!」というのが、大方の会社員のホンネではないでしょうか。

 

 

ちなみにですが、日本のカイシャがお腹いっぱいになって、4年半でサッサと辞めた、わたくしコダモン。現在はドイツでドイツ企業に勤めています。

 

 

ワークライフバランスのパラダイスのような環境で、のんびりサラリーマンを続けています。

 

 

そしてそこでは、「カイシャの飲み会」は皆無です。

 

 

チームイベントが、年に2~3回あるくらい。

 

 

それ以外は、各自が好き勝手にやっています。

 

 

そう…。日本で経験したような、半ば強制的な飲み会は、そもそも存在しないのです。

 

 

日本はと言うと、あたかも参加して当然かのように、飲み会の通知があり、参加費が徴収されます。

 

 

 「歓送迎会や忘年会は参加して当然!」

 

 

そう思っている人も多いかと思いますが、「当然」ではナイはず。

 

 

飲み会は「カイシャの外の出来事」であって、そこに業務的な拘束はできません。飲み会を業務命令にはできないのです。

 

 

業務終了後の時間の使い方は、自分の自由。

 

 

各々のスケジュールが合わなければ、そりゃあ断る人もいるでしょう。

 

 

しかし…。悲しいかな、そこは集団行動が美徳とされる、日系のカイシャ。

 

 

お世話になった人への礼儀!

 

 

上司の面目を潰すことになる!

 

 

交流を深めるチャンス!

 

 

そんな理由がいくらでも羅列され、「参加しないのは不届き者」というレッテルを貼られます。

 

 

「最近の若いヤツは飲み会を断って…礼儀を知らん!」

 

 

「今年の新入社員は飲み会に参加しないヤツがいる…社会人失格だな!」

 

 

こういう事を平然と言ってのける団塊世代のオッサンたちが、まだまだのさばっているのが日本のカイシャ。そのため、社内の意識、ひいては自分が所属する部署の中での意識として、「飲み会の参加は必須」みたいな風潮が出来上がっています。

 

 

そして、そこに追い打ちをかけるように存在するのが、飲み会のルール。

 

 

これが超面倒くさい

 

 

女性社員や新入社員は、さも当たり前のように上司のお酌や料理取り分け、さらには片づけや注文のタイミングなどにまで気を配らなければなりません。

 

 

 

楽しいはずがない

 

 

もう完全に仕事の延長です。

 

 

いったい誰が好き好んで行くんだ……??

 

 

最終的に、年功序列がモノを言うのがカイシャ組織。

 

 

仕事終わりの飲みの場は、本来ならば「リラックスするべき場所」のはずです。しかし、カイシャという組織の縮図は、社外でもしっかりと体現されるのです。

 

 

そこまで大変な思いをしてまで…誰が率先して「参加したい!」と思うでしょうね。

 

 

コダモンは中途入社でしたが、部署内で1番年が下、というだけで、幹事を任されたりました。

 

 

それらを経験した事も、今となっては良い思い出ですが…当時は、「なんでこんなどうでもいい事に時間を割かなければいけないんだ?」と、はなはだ疑問でした。

 

 

「飲み会」は鉄則?煩雑な社内ルール

 

 

では、記事の中身も見ていきましょう。

 

 

そこには、おもしろい事例がゴロゴロ載っています。

 

 

例えばコレ:

  

  

部署での飲み会参加は「鉄則」

  

  

とある大手銀行の人事担当者のコトバらしいです。

  

 

「部・課長から誘われたらよほどの事情がない限り、昔も今も参加は必須です。参加しないと部長から『彼はどうしたのかね』と必ず聞かれますし、一種の“おつとめ”みたいなものです。日頃部下と話す機会のない上役にとっては情報収集の場でもあり、酒の席での話題には目を光らせています。部下の発言や態度はけっこうチェックしていますし、人事評価には業績評価以外に行動評価がありますが、酒席での観察も入っているのは間違いないでしょう」(原文ママ) 

 

  

コレは……なかなか(笑)

 

 

酒席は完全に仕事の場と化しています。

 

  

そして、別の角度からとらえると…。どれだけ仕事で優秀な成績を残しても、飲み会を断っていたら、キャリアアップの見通しはほぼ無いと言っているのです。

 

 

うーん。

 

 

真偽のほどはわかりませんが、完全に「飲み会=仕事」の図式が成り立っている。

 

  

人事担当が「鉄則」とまで言い切れるなら、残業などよりタチが悪い。完全に上司の気分次第の、追加業務です。

 

  

そしてコレ:  

  

 

"飲みニケーション"

    

 

コダモンの嫌いなコトバです……。飲みニケーション。

 

  

なんか哀愁さえ感じます。

 

  

「上層部が秘かに推進している事業計画や取引先企業の役員人事、得意先の担当者とのゴルフの誘いなど有形無形の有益な情報が得られるのも日本企業独特の“飲みニケーション”のメリットだろう。」(原文ママ) 

 

 

 …要するに、酒の席でしか引き出せない情報もあるから、活用しろって事ですね。

 

 

うーん。

 

 

しちめんどくせぇ(笑)

 

 

もう完全に業務の一環です。そして、そんな場を楽しめるわけがない。

 

 

リラックスどころか、常にマナーに気を配りながら、「日本式」に上司のご機嫌を取るのが飲み会なのか…。

 

 

記事の中では、「上手な飲み会の断り方」や、「社内と上司を敵に回さない配慮」なども、テーマにあります。

 

 

もう…。なんかこう…。悲しいですよね。

 

 

そこまでガッチガチにしばられて、誰が好き好んで飲み会に参加するんだ……?

 

 

 

大多数が「カイシャの飲み会に参加したくない」のは明確です。

 

  

「飲み会の断り方」を考慮させるほどにまで、根強く日本のサラリーマン界に浸透している、この「飲み会の文化」。

 

 

「飲み会を断ったら人生詰む」とは大げさに言ったものですが……。

 

 

カイシャの色に染まりきった上司によっては、昇進/昇給の基準にとらえる事があるのかも?

  

 

そうなると、カイシャに尽力している人は、「詰んだ」と思うのかもしれませんね。

  

 

しかしながら、コミュニケーションを取るのであればお酒は必要ないし。

 

 

わざわざ終業後の貴重な時間を割いてまで飲みに行って、それでようやく仕事が回るような環境は…。グローバルスタンダードから見ても、ちょっとありえません。

 

 

飲み会を断ったら「人生が詰む」のか??

 

 

まずは結論:

 

 

もちろん人生詰みません

 

 

というか、正直何回も断ってきました。カイシャの飲み会。

 

 

そして、断ったからと言って、詰むような事はなかった。

 

  

カイシャ時代の4年半では、歓送迎会の時など、必要最低限な飲み会にだけ参加していました。

 

 

好きな上司の飲みの誘いはOKしても、それ以外はやんわり断ったり。

 

 

……。

 

 

一番気になるところの、「飲み会を断ったら昇給昇進に影響するか?」ですが…。

 

 

4年半で平均以上の昇給昇進をさせてもらいました

 

  

飲み会を断ってても、おとがめなし。(?)

 

 

この部分では、もしかしたらハーフの特権がいかされてたのかも。

 

 

「コダモンの奴、また飲みの誘い断ったのか?」

 

 

「まぁまぁ、あいつは日本人じゃないからさ…」

 

 

みたいな(笑)

 

 

それだったら有難いけど、カイシャでの4年半はしっかり日本人してました。日系の一部上場企業で、社内に蔓延する古いしきたりと慣行にも、比較的従順だった。

 

 

まぁ、そのおかげで「カイシャのヤバさ」を心底経験して、サッサと外資系に転職もしたのだけど…。

 

 

ちょっと話がズレましたが、飲み会が自分の評価に影響をしていたとは思えません。

 

 

当時の感覚的には、65%くらいの飲み会に参加して、残りは全て何らかの理由をつけて断っていました。

 

 

それでも、人事に何か悪い評価が行っていたという話は無く、行動指標の観点やチームワークなどで評価点を下げられたこともありません。

 

   

細かいことは神のみぞ知るですが……。

 

 

業種などによっても「飲み会」の重要性とその位置づけは変わるのだと思いますが、コダモン的結論は、飲み会は人事の評価には影響しない、です。

 

 

ましてや、飲み会で人生が詰むはずない。 

 

 

いやー…。

 

 

みんなもうちょっとラクにカイシャ生活を送りましょうよ。

 

 

ただでさえ煩雑なカイシャ生活。

 

 

行きたくもない「飲み会」の回数は、極力減らしたいものです。

 

 

  

コダモン

  

  

記事出典:

・http://president.jp/articles/-/22052 (President Online, 2017年5月13日時点)