日本で外国人は働きやすい?

外国人にとって日本は魅力的な国だし人気な旅行先だけど、労働となるとまったく別。

日本に外国人労働者は来たくない??

 

 

コダモンです。

 

 

東洋経済オンラインにおもしろい記事があったので、2回に渡って考察していきたいと思います。

 

 

その記事の題名はズバリ:

 

 

「なぜ日本には外国人労働者が殺到しないのか」

 

 

目にしただけで、ちょっとワクワク。

 

 

日本のカイシャに4年半在籍してきたハーフとして、このテーマは見逃せない……!

 

 

さて。

 

 

なぜ日本には外国人労働者が殺到しないのか。

 

 

なぜ外国人労働が集まらないんでしょうね。

 

 

うーん……いや、そもそも本当に集まってないのか??

 

 

日本は給料も高めだし住みやすい国なのに。

 

 

「日本で就労できる」条件が揃っていれば、みんな日本で働きたいんじゃないのか……?

 

 

日本における外国人労働者事情。

 

 

みなさんは、気にした事ありますか?

  

 

厚生労働省の「外国人雇用状況」の届出状況まとめによると、平成27年10月末時点での外国人労働者数は約91万人。

 

 

届出義務化以来、過去最高を更新したそうです。

 

 

というか、厚生労働省はこんなデータも公表しているんですね。

チェックチェック…。

 

 

国籍別では、中国が最も多く外国人労働者全体の35.5%。次いでベトナム、フィリピンと続きます。アジアの国々が大半を占めている形です。

 

 

ちなみにこの外国人労働者数……。

 

 

日本の総人口のおよそ0,7%

 

 

とのことです。

 

 

…どうですかね、この数字?

 

 

パッと見たところ、多いと感じますか?

少なく感じる人もいるかもしれません。

 

 

ちなみに、参考までにドイツの数字を見てみますか。

 

 

コダモンのもう一つの母国のドイツ。

 

 

そこではなんと……。

 

 

総人口の約9,7%が外国人

 

 

日本とは桁違いの割合です。10倍以上の差。

 

 

このように見ただけでも、日本には外国人労働者が殺到していないことは明確ですね。

 

 

うーむ…。

 

 

ちなみに、EU加盟国でもあるドイツやその他の国では、他の加盟国での居住や就労の自由が認められていたりします。その為、単純比較ができないのも事実。

 

 

しかし、それを踏まえても、差が大きい。

 

 

銀行口座の開設が外国人だと難しかったりと、労働以外のハードルが高いのも日本の特徴のようですね。

 

 

 

外国人が活躍できない日本の労働事情

 

 

衣食住も踏まえて、外国人労働者が実際に日本で「労働」をしていくためには、まだまだその基盤づくりが足りていない。

 

 

そして、そこには国民感情的な要素も絡み、なかなか外国人労働者の採用・受け入れとはいかないようです。

 

 

しかし……。

 

 

そもそも、その「外国人」たちは日本に来てくれるのか?

 

 

コダモンは、日系の一部上場企業で4年半勤めてきました。そこは、一応グローバル企業だった。でも、中身は完全に日本式で運営されているカイシャ。

 

 

半分外国人として、そんな「ザ・日本のカイシャ」で働いてみた。

 

 

「外国人慣れ」がまだまだな日本の社会とカイシャ

 

 

そのカイシャでも、わざわざ「外国人枠」がありました。

 

 

それに比べ、「外国人」がご近所や学校にも存在して当たり前なのが、欧米諸国。

 

 

ちなみにドイツで通算10年以上暮らしいますが、そこは外国人だらけ。お医者さんも弁護士も、大学教授も清掃のおばちゃんも。「ドイツ人ではない労働者」は、国のいたるところに存在します。

 

 

ドイツでは「外国人」という単語すらあまり聞かない。

 

 

コダモンはハーフという性質上、日本では「一見外国人」という微妙なカテゴリーに入ります。

 

 

同時に、日本と海外をちょうど半分ずつくらい経験している。

日本の方が長いけど。

 

 

そして、日本のカイシャに4年半勤めたみた。

 

 

日本に外国人労働者が殺到しない理由は、想像がつきます……。

 

 

 

 

ちょっと脱線しましたが、話を「労働」に戻します。

 

 

日本では「働き手不足」が深刻化しているようですね。

 

 

2017 年5月時点の話題ですが、某有名運送会社を引き合いに出され、ドライバーが足りていなくサービスの維持が難しい実態などが紹介されています。

 

 

少子化も進む中、「どこから働き手を補うのか?」という事が議論されることになり、ひいては単純に「外国人労働者が必要になる」という流れになります。

 

 

そりゃそうですよね、少子化で「労働の選択」が容易になる一方、不人気な職種やキツイ職業、いわゆる低賃金労働などに人は集まらなくなるでしょう。

 

 

では、今後それらの穴を埋めるのは……??

 

 

……。

 

 

日本では、すでにコンビニなど身の回りで外国人労働者を見かける機会が増えました。日本の多くの学生がコンビニでバイトしていた時代などはとっくに過ぎ去り、海外からの留学生などのバイト先となりつつあります。

 

 

ちなみにこの部分は、日本が飲食店の店員や建設作業員のような単純労働をする外国人には就労ビザを給付していない、という背景も絡んできます。深刻化する人手不足に対して、あまり具体的な対策が考慮されていない事実。しかし、ここではあえて触れません。

 

 

外国人に来てもらうこと自体が容易ではない

 

 

この点に関し、コダモンの経験から語ります。 

 

 

まず前述の通り、既にしっかり数字に表れている。同じ先進国でも、ドイツと比べて日本の外国人労働者の数は、10分の1以下です。

 

 

この差はいったいどこから来るのか……?

 

 

そんな疑問の前に。

日本では、まず次のテーマを真剣に議論する必要があると思います:

 

 

「そもそも外国人労働者は日本に来てくれるのか?」

 

 

そして、コダモン的な結論を出すなら……

 

 

今のままでは確実に難しい

 

 

だって、カイシャは実際かなり煩雑でしたから(笑)

 

 

日本生まれ日本育ちのハーフでも「忍耐」の連続だった、日本のカイシャでの4年半。

 

 

職務内容とは全く関係ないところで感じるストレス……。

 

 

大学からドイツで暮らしていたコダモンにとって、幾多の未知との遭遇が日本のカイシャにはありました。

 

 

そして、マジで色々な学びがあった。

 

(合わせて読みたい)

 

 

 

なにはともあれ、そこで実際に「日本の労働環境」とその実態を、サラリーマンというベースで経験しています。

 

 

一応グローバルな環境に身を置いてきた、ドイツとのハーフ。そのコダモンが日本のカイシャを見てきて断言できることはいくつかあります。

 

 

まず、あなたの職場や部署に、「外国人」がポンっと入ってきた事を、単純に想像してみてください。

 

 

「コミュニケーションは大丈夫かな…」

 

 

「この人、ウチの部署に馴染めるのかな…」

 

 

「どのくらい関わればいいのかな…」

 

 

とりあえず、「心配」が先行しませんか?

 

 

コダモンは日本語が母国語な「見た目外国人」です。社内では目立つ存在でも、「日本語がしゃべれるから」という特別な扱いを受けていたと思います。

 

 

東京に本社を置くそのカイシャには、外国人の同僚も何人かいました。しかし、彼らに対する反応は、みな一様に腫れ物に触れるかのよう。

 

 

コトバの壁以上に、「外国人を受け入れる体制」がまったく整っていないのです。

 

 

英語もまともにしゃべれない古株の部長のもと、ちょこんとデスクに座る外国人。

 

 

彼らは……。 

 

 

「ルールだから」という、外国人には通用しない理由で、日本語で行われる難しい会議にも半ば強制参加させられたり。

 

 

終業のチャイムと同時に帰っていると、同僚たちに「コイツまたか…」というような冷たい視線を投げかけられたり。

 

 

周りに合わせることを良しとする組織体制で、四苦八苦。

 

 

グローバル企業とは名ばかりのその一部上場企業は……。

 

 

まったく外国人慣れしていなかった

 

 

グローバルになろうとして、海外からエキスパートをどんどん雇うも、末端の部署レベルでは、受け入れるシステムがまったく出来上がっていない。

 

 

挙げ句の果てに、外国人の扱いに困ってしまう上司たち。

 

 

現在のグローバル化が進む社会とビジネスの中で、「外国人慣れしていない」などという事は、あってはいけません。

 

 

外国人労働者が云々などと述べる前に、そもそも受け入れる側に準備ができていなくては、成り立ちません。

 

 

これは個人レベルでの話でもあり……。

 

 

カイシャ及び国レベルの話でもあります

 

 

「外国人」と聞いて、「どうしよう…」と真っ先に思ってしまう人が多い日本。

 

 

その積み重ねが……

 

 

そもそも外国人労働者は日本に来ない

 

 

その事実へと、つながっていきます。

 

Part 2へ続く

 

 

 

出典:

・http://toyokeizai.net/articles/-/166473 (東洋経済オンライン - 2017.05.08.時点)

・http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000110224.html (厚生労働省HP - 2017.05.08.時点)

・https://statistik.arbeitsagentur.de/Statistikdaten/Detail/201605/analyse/analyse-d-arbeitsmarkt-auslaender/analyse-d-arbeitsmarkt-auslaender-d-0-201605-pdf.pdf (Bundesagentur für Arbeit 2017.05.08.時点)