ハーフがカイシャに就職してみた_第7話〜入社編(part1)〜

ハーフが「カイシャ」に就職した話。ドイツから就職活動してみた。

入社編part1 - ドイツから仕事を探してみた

 

 

コダモンです。

 

 

ハーフであるコダモンが、日本で日系大手のカイシャに就職してみた話。

 

 

第7話:〜入社編〜 日本の「カイシャ」に入社してみた。

 

 


 

 

グローバルな体験を、たくさんさせてもらった、ドイツでの大学生活。

 

 

そのハードルの高さから、卒業までの道のりはかなり険しかったです。

 

 

それでも、なんとか頑張って、ありがたいことに比較的良い成績で修士課程を修了。

 

 

日本の大学生に比べたら、相当の回り道もしました…。通算で2年間も中国に行ったり、単位とは関係ない部分で実務経験を積んだり。

 

 

しかし、それが本当に大事だったのだと、社会人になってから実感しています。当時の貴重な経験が、今では唯一無二の武器となっている。

 

 

また、長いこと大学生活をしていたからといって、就職自体には別段何の支障もなかった。まぁ、別に遊び呆けて長く在籍していたわけではないですから(笑)  

 

 

そんなこんなで、欧州の大学を無事卒業。

 

 

そして、これからは「仕事探し」がはじまります。

  

  

当時は、まずどこの国で働くべきか悩みました。  

  

 

大学在学中に、ドイツや中国などで海外生活を長期経験してきた、わたくしコダモン。

  

  

「就職する」という事は、「まず国はどこにしようか?」という悩みからのスタートでした。

  

  

一見贅沢な悩みようにも見えますが、ドイツと日本のハーフというころもあり…。自分の生活の基盤を一つにしぼるという事が、当たり前のようで、難しかったりします。母国が2つあるというのは、気持ちがブレる原因になりやすい。

 

 

そして、最初の仕事は「自分の好きな環境で働きたい!」という強い思いもありました。

  

  

ただ…。実際に働くことを考えると、どこでも好きな国に行けるわけではないのですよね。

  

  

 国によっては、その給与形態も全く違うし、そもそも就労ビザなどのテーマが絡む場合もあります。

  

  

世界中をターゲットにしていた、キリがない。そのため、最終的に候補に残ったのは、やっぱりドイツ or 日本。

  

  

「2つの母国語を仕事で活かそう」

  

  

これがモチベーションでした。 せっかくハーフに育ったわけだし。

 

 

日本生まれ日本育ちだけど、第二の母国のドイツでは大学生活含め長年の滞在経験がある。そのため…。どっちの国も、居心地は良かったのです。

  

  

ただし、2つの国の違いは月とスッポン。

 

 

ドイツで学んだ、「フラットな社会」、「ワークライフバランス」と「個人主義」。 

 

 

これらは、他人にあまり興味のないドイツ人と、その社会と組織に存在する成果主義が背景にあります。 

 

 

そして、日本の「年功序列」、「息苦しい働き方」と「集団意識」。

 

  

これはもはや説明不要…。日本の縦社会は、学校で体育会系にビシバシしごかれていた時から知っています。

  

 

ドイツを去るということは、「自由気ままな日常生活」からおさらばするということ。 そして、最初から「個のスキル」で戦って行かなければいけない、ということです。

  

  

逆に、日本へ帰国するということは、「年功序列とルールを重んじる」必要があるということ。そして、ある程度は組織の中で「育成してもらえる」ということです。

  

  

さらに、世界で1番美味しい日本食をたらふく食べられるということ。(これ大事) 

  

  

うーん……。悩みます。  

  

 

日常生活だけを考えれば、本当にどちらの国も一長一短。1つに選ぶことは難しいです。

  

  

しかし…。今回ばかり少し勝手が違う。

 

 

というより、生半可な理由でドイツから移住はできない。

  

  

なにしろ、これからはその国で「働く」のです。

 

 

そして、どこかしらの「企業と組織に属す」ことになる。

 

 

…。

  

  

「就職」と「サラリーマン」の2文字が頭にチラつく

  

   

日本には、"ヤバいカイシャ"が存在する恐怖を知っています。

 

 

(合わせて読みたい)

 

 

ここは慎重に考えなくてはなりません……!!

 

就職先はドイツか日本か?

 

 

 ハーフである、わたくしコダモン。 

 

 

最終的に、どこの国で働くのであれ……。

 

 

「グローバルな企業」で働くのは大前提

 

 

という考えがありました。まぁ、カンタンに言うと、「大きいカイシャで働きたい」ということです。

 

 

世界中に拠点を持ち、グローバルな人材が必要とされる組織。そして、「ドイツ語」と「日本語」のスキルが重宝されるようなところ。そんな就職先を模索していました。

 

  

就職先の見極めは、こだわっていたらキリがありません。

 

 

そんな中、自分にとって大事だったのは…。「どの国の文化を背負って組織されている企業か」という部分。

 

 

せっかくハーフで母国も2つあるので…。日本、またはドイツをルーツにもつ企業に勤めたかったのです。

 

  

自分の1番の強みである、ドイツと日本のハーフであるということ。また、両方の国の言葉を話せること。そして、それらを高く評価してくれる企業。

 

 

ここを目指しました。

 

 

そんなこんなで…。ヘッドハンティングされたり、仲介を通して募集案件をもらったり。ピンポイントで攻めること数週間。

 

 

いくつかのオファーをゲットしつつ。お断りも入れつつ…… 。

 

 

最終的に、2社が選択肢に残りました。

 

 

卒業してからゆっくりと重い腰を上げて、ここまで来るのにだいたい2か月半かかりました。履歴書作成〜内定の1歩手前まで、およそ2ヶ月の道のりだったでしょうか。

 

 

候補に残ったのは、ドイツと日本の企業。

  

 

ちなみにですが、この時点では、まだドイツ在住です。ドイツで大学を卒業したばかりだったので、「ドイツからの就職活動」でした。

  

  

日本の企業には、仲介を通してメールと電話で対応してもらっていました。もう1つのドイツ企業とは、面接などもさっさと済ませていた。

  

  

しかし…。この時の「就職活動」が日本じゃなくて、本当に良かった。

 

 

(合わせて読みたい)

 

 

ちなみにコダモンの場合、ドイツの大学在学中に実務経験を積んでいたので…… 。

  

  

いわゆる中途採用の枠だった

  

  

日本では「キャリア採用」とも言うみたいですね。 ドイツでは、新卒であっても即戦力が求められるため、誰もが当然のごとくキャリア採用枠になります。

  

  

とにかく、日本のカイシャに対して「新卒」という枠組みから外れていたのは、嬉しかった。

  

  

……。

  

  

なにはともあれ、最終的に候補に残った2つのカイシャたち。

  

  

その中に、ガッツリ日系企業の大手のカイシャが1社残っていたのは、もう既に運命的な何かだったのかもしれません……。

  

  

そのカイシャは…。

  

  

「あなたのこれまでのグローバルな経験を、是非弊社でいかして欲しい!」

  

  

と、かなりのラブコールをくれました。

  

  

そして、その中身も悪くない。「ドイツ語を活かした製品の拡販」というのは、こちらからすると願ったりかなったりな職務内容です。営業には興味があったし。

  

  

「うーん……」

  

  

実は、この時点では、もう一社の「ドイツ系企業」に非常に興味がありました。 「ドイツの会社」に対する憧れと安心感があったし、これまでのドイツでの生活の延長がそこにあるからです。

 

 

そして何より…。「日系企業」を選んだ場合にドイツでの慣れた生活を手放すこと。そこに、ためらいがありました。

  

  

ただ、もう一方の日系企業とは、何かの縁があったようで…… 。

  

  

まさかの一時帰国と「面接日程」が丸かぶり

  

  

偶然というか、なんというか。

  

  

もともと、年に1回日本へ帰国しようとしていたタイミングで、そのカイシャとの役員面接の日程が提示されてきたのです。

 

 

日本では珍しいくらい、やることが早かったそのカイシャ。

  

  

通常は中途採用枠に対しても、何回が面接が重ねられるようですが…。そのカイシャは、コダモンの職務経歴書をかなり気に入ってくれたらしく、通常より少ない面接回数で合否を決めてくれようとしているのです。

  

  

「……どうしよう」

  

  

断る理由が無いのですが、内心は複雑です。

 

  

本当にこのまま日系のカイシャに入社していいのか……?

    

 

このような一抹の不安が、頭をよぎります。

 

 

「日本の本社で一定の経験を積んだ後、是非欧州のビジネス促進を!」

  

  

そんな事まで言ってくれた、その日本のカイシャ。 東京に本社を置き、グローバルに事業を展開している。とても良いカイシャに見えます。

  

  

こちらが提示した基本条件にも、基本的にはマッチできるとのこと。また、今後のビジョンという観点からは、ほぼ相思相愛です。

  

  

ただし、「日本のカイシャ」……。

  

  

悩むこと数日。

  

  

とうとう決めました。

 

 


日本の「カイシャ」に入社してみた

 

 

ドイツで働くことの利点は重々理解していましたが…。

 

 

自分の生まれ育った国、日本で働いてみようと決意しました。

 

 

「日本のカイシャ」に対する先入観は捨てて自分の目で確かめよう!

  

  

このように思ったからです。

 

 

今回の就職活動にあたり、色々とネットで検索しました。

 

 

そこでたくさん目にした、日本のカイシャに対する書き込みやら批評たち。

 

 

ブラック企業から、年功序列のパワハラまがいな社内ルール。飲み会や残業、過労死にいたるストレスまで……。

 

 

心配事は絶えなかったのですが、自分がこれまでドイツで培った経験もあるので、「何とかなるだろう」と高をくくっていました。

   

 

後から思えばナイーブな考え方ですが、「自分が働いてみれば、日本のカイシャでも変わるのではないか?」…。当時はそんな思いもありました。

 

 

そして……。

 

   

  

 

「月20時間分のみなし残業代含む」という契約内容に違和感を覚えても。

 

  

 

  

 

「定時で帰宅できないこともある」という面接官のコトバがひっかかっても。

 

  

 

  

 

「日本のカイシャ組織をまず学んでください」という役員のコトバに疑念を抱いていても。

 

 

……。

 

  

「なんとかなるだろう!」と思っていました

 

 

そして、入社を決意。

 

 

……。

 

 

こうして、コダモンの「カイシャ生活」がスタートしていきます。

 

 

高校卒業後、単身ドイツにわたり、長期を海外で過ごしてきた人生。そこに、いったんピリオドが打たれたのです。

 

 

「ハーフが『カイシャ』に就職してみた」の入社編。

   

 

まだまだスタートしたばかりです…。