「カイシャ」に尽くすことの無意味

プライベートの充実に全力を注ぐドイツ人に学ぶ健康的な「働き方」。

プライベートの充実に目を向ける

 

 

コダモンです。 

 

 

日系の大手上場企業に4年半勤めて、さっさと辞めてきました。

 

 

ドイツハーフが、ゴリゴリの日系のカイシャを辞めた理由。

 

 

それは、後にも先にも「カイシャに拘束される時間の長さ」です。

 

 

「ワーク」だけが先行して、「ライフ」が充実していない。

 

 

カイシャ生活の中に、ワークライフバランスは全くありませんでした。

 

 

納期に追われながら働く、目まぐるしい日々の仕事と残業。

 

 

プライベートを充実させる余裕がない

 

 

「カイシャ」が生活の中心になってしまっていたのです。

 

 

休日にも頭をよぎる、「カイシャ」と「仕事」。

 

 

周りの同僚たちは、誰もが申し合わせたように残業を繰り返し、中には当たり前のように休日出勤をしている人もいます。

 

 

そんな彼らに合わせるように「カイシャ…カイシャ…カイシャ……」していたら、プライベートな時間すら楽しめなくなっていたのです。

 

 

そして、それに気付くのが遅過ぎた。

 

 

今でも後悔しています。

 

 

カイシャに見出す価値

 

 

「カイシャの中に自己の価値を見出す」

 

 

これに関して、否定はしません。 

 

 

人生の価値観は各々違いますし、もちろん誰もがそれを尊重すべきです。

 

 

しかし、4年半のカイシャ生活を経験してみて、言えることが1つあります。

 

 

カイシャというものは:

 

 

何かを犠牲にしてまで「しがみつく」モノじゃない

 

 

ということ。

 

 

カイシャの中に価値を見出そうとする人たち。彼らがよく言うのが……

 

 

「生きがい」や「やりがい」

 

 

この「生きがい」や「やりがい」という感情。

 

 

コレ、誰がどう頑張っても一方通行の感情なんですよ。

 

 

なぜかというと……。

 

 

カイシャはあなたの「生きがい」や「やりがい」なんて知らないから

 

 

所詮はサラリーマンという組織の歯車。カイシャがその気になれば、変わりはいくらでもいます。過労になるまで頑張っても、壊れた歯車はお金をかけて取り替えられる。

 

 

……コワイ。

 

 

「カイシャが生きがいだ!」と言って頑張るのは自由ですが、その恩恵は単純に「お金」です。

 

 

カイシャに「信頼関係」なんかを期待するのも個々の自由ですが…。

 

 

お金で対価を払ってもらっているだけの関係に、「信頼」は絶対に危険。

 

 

そもそも、カイシャは大勢の社員の中の一人になんて、別段気にかけません。

 

 

「自分は重要なポジションにいるし…」

 

 

「もう勤続10年以上だから…」

 

 

そんなものは、あわや自己満足の領域。カイシャはいくらでも代わりを見つけてきます。

 

 

日本の過去の産物として、「やりがい」をもって上司にゴマをすっているだけで、終身雇用につながっていたような時代があったのかもしれません。

 

 

しかし、今はご存知のとおりの激動な社会。

 

 

超有名だった某企業が倒産したり、買収されたり。

 

 

そのため、カイシャに価値を見出そうとすればするほど……。

 

 

あなた自身のリスクが高まるのです

 

 

自分自身の価値を、カイシャに見出すことはキケン。

 

 

あなたのプライベート、ひいては人生を「カイシャ」と関連づけることは、百害あって一利なしです。

 

 

カイシャとプライベートを切り離す

 

 

サラリーマンという名が示すとおり、あなたが働く目的は文字どおり「お金」です。

 

 

(ここでは、男女総括して「サラリーマン」と称します)

 

  

各々がスキル・知識・経験を駆使しながらビジネスに携わり、その見返りに賃金をもらう。 

 

  

それ以上でも、以下でもあってはいけません。

 

 

もっと別の言い方をすれば……。

 

 

「カイシャ」と向き合う姿勢はシンプル且つ簡潔であるほど良い

 

 

行きたくもない飲み会とか。

 

 

誘われなければ、楽ですよね?

 

 

コダモンが経験したカイシャの飲み会は、95%が仕事の延長でした。

 

 

言い訳を探しながら、「カイシャからできるだけ距離を置く」ことに専念した時期もありましたが、ダメでした。4年半の間、かなりの時間を浪費してきたことになります。

 

 

カイシャの人間とのムダな付き合いに貴重な時間を割かず、プライベートを完全に切り離す働き方がしたかった……。

 

 

ちなみにそのような働き方のお手本は、欧米に転がっています。

 

 

わたくしコダモンがドイツで経験した、とても健全な働き方。

 

 

参考までに、ちょっと見ていこうと思います。

 

 

ドイツに見る仕事とプライベート

 

 

欧州では、一日8時間勤務。週40時間という勤務形態が多いです。

 

  

コダモンがドイツで駐在員していた時。現地のドイツ人スタッフ達は、出勤時間も退社時間も自由でした。

 

 

週40時間をキッチリこなしていれば、誰も文句を言わないんです。

 

 

例えば、 木曜日までに残業を3時間したから、金曜日は14時に帰宅。こんなことが日常茶飯事です。

 

 

うらやましい……。

 

  

「良い週末を~」と、金曜日の14時に颯爽とオフィスを後にするドイツ人。

 

 

日本人駐在員に囲まれていたコダモンは……。

 

 

ただ指をくわえて見送っていました(泣)

 

 

担当レベルからプロジェクトマネージャなどのポジションまで。誰もがこのようなベースで働くのがドイツ人。

 

 

そしてこれは、顧客側もしかり、です。

 

 

コダモン:「あっ、もしもし。○○の件でお電話したんですが……」

 

 

ドイツ顧客:「あーそれね。今日もう担当者帰っちゃったわ」

 

 

コダモン:「えっ?? では代わりにどなたとお話しすれば……」

 

 

ドイツ顧客:「いいよ、もうオフィス誰もいないし。来週までどうせ何も動かないっしょ。ガチャっ!!」

 

 

コダモン:「ツー、ツー、ツー…」

 

 

こんな会話は、金曜日の16時くらいに、実際に発生します(笑)

 

 

困ったこともありましたが、ドイツではこのような働き方でもしっかり成り立っているのです。

 

 

「オフィスにいない 」=「 仕事は終了」

 

 

これが、しっかり徹底されています。

 

 

18時以降はメールが読めなくなったり、有給休暇中のメールが自動的に削除されるような大企業もたくさんあるのがドイツ。

 

 

プライベートの時間には上司やカイシャも口出し無用

 

 

もはや聖域……。

 

 

残業は野放しにされず、誰もがしっかり定時で帰宅するようにマネジメントがされています。

 

 

これらが成り立つ理由は、

  

 

業務をいかに早く切り上げてプライベートの充実に時間を費やせるか

 

 

という精神から来ています。

 

 

旅行や副業、知人や家族との時間。仕事より大事なものがいくらでもあるのが、ドイツ人。 

  

 

ドイツで「カイシャに人生の価値を見出す」なんて話をしたら……。

 

 

完全に笑い話ですね。

 

 

日本に見るプライベートの無さ

 

 

話を日本に戻します。

 

 

こちらに関しては、あまり突っ込んだ説明は不要ですね。

 

 

「繁忙期の残業上限は100時間未満」などという、ありえないレベルの議論・決議が国を挙げてされているのが日本。

 

(合わせて読みたい)

 

人生を搾取させることに長けているのが、日本のカイシャです。

 

  

コダモンが残業していると……。「おっ、こんな時間まで残ってるかー感心感心」などと声をかえけてくる上司。

 

 

「頑張る姿勢」を評価するのもカイシャです。残業すればするほど、「仕事をしている」と勘違いして褒めてくる。

 

 

カイシャの誰もがこのシステムで評価されてきたので、オフィスに長く残ることを良しとし、定時に帰宅することが最初から頭にありません。

 

 

「プライベートの充実など二の次」と言わんばかりに残業し、休日出勤をするサラリーマンたち。

 

 

そこまでカイシャに傾倒して、最後に何が残るの……?

 

 

本当に引いたカイシャの人間

 

 

とある日のカイシャでの出来事。

 

 

上司と出張していたその日は、帰宅途中の車で渋滞にハマっていました。

 

 

オフィスに戻る必要も無く、カイシャに車を戻したら解散という流れ。

 

 

コダモンは、もちろん即帰宅する予定。「早く渋滞抜けろー」とだけ考えていました。

 

 

20時をまわったあたりでしょうか。その上司が衝撃的な一言を発したのです……。

 

  

「このまま帰社せずに帰るか…いやーでもこんなに早く帰ってもやる事ないなぁ」 

 

 

……。  

 

 

愕然としました

 

 

マジで、耳を疑いました。

 

 

カイシャ以外の時間なんていくらあっても足りないはずなのに。この上司は……

 

 

「カイシャにいないと何をしていいかわからない」

 

 

と、続けて言うのです。

 

 

そして、さらに驚愕の事実が。

 

 

この人……妻子持ちだったのです。 

 

  

もう驚きを通り越して、悪寒がしました。

 

 

早く帰宅すれば、そこには奥さんとお子さんがいるのに。

 

 

家族みんなで食べる晩御飯も、家族団欒の時間も捨てて…。

 

 

奥さんと子供よりも「カイシャ」

 

 

何が悲しくて、そこまでカイシャに残ろうとするのか?

 

 

まったく意味不明。

 

 

もはや、洗脳という以外コトバがみつかりません。

 

 

「このような人間がいるカイシャにはいたくない」

 

 

この時ばかりは、心底そう思ってしまいました。 

 

  

その後、実際に4年半の期間を経てカイシャを辞めたのですが、この時はすでに手遅れ。

 

 

わたくしコダモンも、

 

 

プライベートを充実できない思考になってしまっていたのです

 

 

休日を映画館で過ごしている時に、急に思い出すカイシャの案件。

 

 

友人と楽しく過ごしているのに、休日出勤が気になってなぜか落ち着かない自分。 

 

 

ドイツとのハーフとして入社し、海外経験も長かったのですが、見事にカイシャ色に染められていました。

 

 

そんな自分の状況を打破するために、カイシャを辞めたのです。

 

 

プライベートの充実に全力を注ぐと決めた

 

 

カイシャにしがみつかない自由な働き方。

 

 

これをドイツで体験し、頭の中で準備できていたからこそ、あっさりとカイシャを辞められました。

 

 

ドイツ人は、ワークライフバランスが崩れると……

 

 

より良い条件、より良い生活環境を可能にする企業へカンタンに移っていきます。

 

 

単純に、彼らをお手本にしました。

 

 

残業ほぼ無しで、有給休暇は100%の取得率。それでも、残業まみれの日本のカイシャと同等かそれ以上の結果を残す、ドイツ企業。

 

 

彼らが「グローバルスタンダード」であって、日本は「普通」じゃない。

 

 

ドイツ駐在の2年間で、しっかり学ばせてもらいました。

 

  

ドイツ人がサラリーマンをする目的は……

 

 

家族とプライベートを充実させるための給料と環境を得る事

 

 

ただ、それだけ。

 

 

必要最低限の労力と時間をカイシャに費やし、家族と趣味の時間に全力を注ぐ

 

 

ちゃにみに、わたくしコダモンの現在はと言うと……

 

 

ドイツの企業に転職して、それを実行に移しています。

 

 

サラリーマンが日本のカイシャにしがみつく理由は:

 

 

年功序列でエスカレーター式での昇給・昇級

 

 

各種補助と福利厚生 

 

 

こんなところでしょうか。

  

 

ですが……。

 

 

ソレって本当にそんなに大事ですか? 

 

  

友人とも会えず、付き合いはカイシャの飲み会だけな人

 

 

深夜まで仕事して、帰宅する頃には家族は既に寝静まっている人

 

 

休日ですら家族サービスがままならない人……

 

  

ワークライフバランスは、完全に崩れています。 

  

 

……。

 

 

もっと早く気付くべきだった、プライベートが充実できていなかった現実。

 

 

カイシャに自分の人生を委ねるような働き方は、もうしません。

  

  

カイシャとの関係をコントロールできるのは自分だけ

 

 

これからも仕事とプライベートをしっかり切り離し、家族との時間を大切にしていきます。