ハーフが会社に就職してみた_第2話〜大学編2〜

ハーフが「カイシャ」に入る前の話。ドイツの大学に行く決意をしてみた。

ドイツに行ったワケ

 

 

コダモンです。

 

 

ハーフであるコダモンが、日本で日系大手のカイシャに就職してみた話。

 

 

第2話:〜大学編〜 ドイツへ旅立ってみた。

 

 




ドイツの大学へ行くことは楽しみだった反面、不安もありました。

 

 

これまで18年間暮らしてきた環境と、日本という国とはサヨナラです。

 

 

ハーフと言えど、自分が生まれ育った国からの旅立ちは、悲喜こもごもでした。

 

 

先行きがまったく想像できない事もあり、やっぱり不安が先行した。そして、後ろ髪を引かれる要素はたくさんありました。

 

 

幼馴染や親友との別れ

 

 

住み慣れた町と地元との別れ

 

 

常に支えてくれた家族との別れ

 

 

……。

 

 

本当に「別れ」尽くしで、当時はたくさん泣けました。

 

 

「ドイツへ行っても頑張ってな」

 

 

「次に会う時はビッグになってるかもな!」

 

 

そう言って背中を押してくれた幼馴染と親友たち。

 

 

次にいつ会えるかもわからないと思うと、その度に悲しい気持ちになりました。まだまだ心の準備が整っていなかったのです。

 

 

18歳で初めての独り立ち。しかも、その行き先は海外。自分で進むと決めた道とは言え、くじけそうになる時もありました。

 

     

それでも……。

 

 

「絶対に行こう」と決めていた海外

 

 

そのモチベーションは、たくさんの要素が合わさったものでした。

 

 

「日本以外を知る」ことの大切さ

 

 

日本ではなく、ドイツで大学に通う理由。

 

 

それは「憧れ」のような単純な理由ではありませんでした。

 

 

ハーフとして、自分のもう1つの母国であるドイツのことは、小さいころからよく知っていました。家庭の中で得られる情報も多く、中学生くらいになる時には「ドイツで学生をする事のメリット」をたくさん聞かされていたのです。

     

 

ドイツで大学に通うことが良さそうな理由は、おおまかに次の2通りでした。

 

 

1. 経済的理由

 

 

そして、

 

 

2. 自分のルーツによる理由

 

 

この2つです。

 

 


ドイツへ行く理由その1:「大学が安い!」

 

 

まず最初に、「経済的理由」。

 

 

コレはもう、読んで字のごとくです。

 

 

欧州の大学は、日本の大学に比べて安いのです。

 

 

というか、そもそもコレが1番のモチベーションだったかも(笑)

 

 

大学に通うための学費や、学生寮を利用した居住費など。

 

 

どれも日本とは比較にならないくらい安価

  

 

ドイツの大学の1年間は、前期と後期からなっていたのですが……。

 

 

1学期の学費がなんと500ユーロ未満

 

 

日本円に換算すると、だいたい6万円くらい。

 

 

半年の学費の合計が、たったの6万円です。(教材費含まず)

 

 

しかも、この6万円……。

 

 

バスや電車が載り放題の費用込み

 

 

要するに、学生として使用する公共の交通機関の「交通費込み」で、半年の学費が6万円なのです。

 

 

コレが嘘のような本当の話なのですが……。

 

 

この学費には学生証の更新費が含まれています。そして、ドイツでは学生証が公共の交通手段の「定期券代わり」になるのです。(※ドイツ全土ではなく、あくまで当時の一部の州の話)

 

 

毎学期の更新と学費の振込みよってこの学生証が更新され、自動的に"学生料金"で公共交通機関の利用が可能になる。

 

 

移動範囲は、自分の大学がある州のみなのですが…。

 

 

コレは在学中に本当にたくさんお世話になりました。

 

 

大学生をしながら、週末などは色んな街へ遊びに行きました。なにせ交通費がタダなので (笑)

 

 

このように、ドイツで大学生をする事による経済的な恩恵は、とても大きい。

 

 

そして……。

 

 

入学費もゼロ

 

 

入学料金だけで数十万円がすっ飛んでいく日本とは大違い。

 

 

そのやってできた余剰分を、教材費やその他雑費にあてがうことができた。これは、初めて一人暮らしをする身としてはとても有り難かったです。

 

 

しかも、当時は運良く学生寮に住めていたので…。たしか、その費用がだいたい月々200ユーロ(2万5000円)くらい。

 

 

一人部屋で、しっかりシャワーと台所が付いた部屋で、このお値段です。

 

 

……。

 

 

という諸々の要素が、「経済的理由」。ドイツの大学への進学は、日本に比べて格段に安上がりだったのです。

 

 


ドイツへ行く理由その2:「ドイツも母国!」

 

 

次に、2つ目。「自分のルーツによる理由」です。

 

 

もちろん、こっちの理由がメインです! (笑)

 

 

幼少期からハーフとして2つの文化の中で育ってきたため、異文化に対しては日頃からとても敏感でした。

 

 

帰省した先が「外国」だったり、日本にいながらにして「外国人」だったり。

 

 

「自分は周りと違う」という根本的な部分。また、日本にいながらハーフとして海外を身近に感じられたこと。

 

 

それらが全てうまくつながって「海外を知りたい」というモチベーションになったのです。

 


家庭の中が常に半分外国だったので、将来的に「日本以外を知る事」が自分の成長につながる事は、なんとなく予想していました。

 

 

どうせ半分外国人だし。

 

 

ドイツ語がしゃべれるし。

 

 

「海外に行った方が楽しそうじゃん…!」

 

 

そう思ったのです。

 

 

日本にも、外国語学科が充実している素晴らしい大学が多いのでしょうけど…。当時の自分は、生半可な語学スキル」を身につける気はありませんでした。

 

 

生意気にも聞こえますが…。直接海外に行くのが手っ取り早いと判断しました。

 

 

まぁ、単純と言えば単純。

 

 

それでも、自分が将来社会人になった時のフィールドはおそらくグローバルなのだろうな…と、そう考えていました。

 

 

そのため、高校の途中から「海外」の二文字が頭に浮かんでいたのです。

 

 

「日本以外を知る」ことの大切さ

 

 

ハーフという自分のルーツとバックグランドが、この重要性を身にしみて理解させていてくれました。

 

 

何はともあれ……。

 

 

もう一つの母国、そしてドイツの大学へ行くことを決めたのです。

 

 


欧州の大学から全てが始まった

 

 

“ハーフがカイシャに就職してみた“

 

 

欧州の大学卒業した後に、わたくしコダモンは日本のカイシャに就職しました。このブログを書きはじめたキッカケです。

 

 

そのお話はまだちょっと先になりますが、結論から言うと、ドイツの大学を卒業した事はビジネスライフでとても役に立った。

 

 

周りとの明確な差別化になった「語学スキル」

 

 

10年以上に及ぶ「海外経験」

 

 

そのどれを取っても、社会人となった自分の周りに同じようなバックグラウンドを持つ人材はいなかったです。

 

 

社内を見渡してもグローバルコミュニケーションができる人は皆無でした。

 

 

一部上場の大手企業だったのに……。

 

 

英語が堪能な人は、まぁそれなりにいました。でも、それとコレとはまた違うんですよね。

 

 

その国の文化や常識を汲み取ってコミュニケーションが取れること

 

 

これが、「海外」を経験している人の強みです。

 

 

そして、それらをもたらしてくれたのが、海外での大学生活でした。

 

 

…。

 

 

まだ高校生だった当時。それでもボンヤリと「海外に行きたい…」とイメージ先行で渡欧したコダモン。

 

 

海外に飛び込んだ決断とそこでの経験は、「正しかった」と断言できます。

 

 

そして、今度こそ……。

 

 

「いざ海外へ!!」

 

 

コダモンのストーリーは、まだまだ続きます。